emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

Nのために 第6話

2014-11-24 17:15:33 | 2014秋ドラマ
第6話 「許されぬ愛…罪人たちの悲しい告白」

2014年。杉下希美(榮倉奈々)は、訪ねてきた青景島の元警察官・高野茂(三浦友和)と会い、高野から「本当に偶然なんかな?さざなみが火事になった時も、そう言ったよね。あの時私は君が嘘をついてると思った。未成年やった君たちを追求する事に、ためらいがあった。なんであの時ためらったんか。あとあとこんなに後悔するとは思わんかった。このままにはしておけん」と言われる。
2003年。「野ばら荘」を訪ねてきた野口奈央子(小西真奈美)だったが、希美が不在で雨が降ってきたため、西崎真人(小出恵介)は自分の部屋に奈央子を休ませて、自分は大家・野原兼文(織本順吉)の所へ行く。
その間に奈央子は、西崎の机の上にあった小説「灼熱バード」を読んで、その中身は西崎の実体験が書かれているものだと気づき、部屋に戻ってきた西崎のシャツの袖をめくって火傷の痕を見つけ、「鳥はあなたなんでしょ?籠の中から逃げてきたのね」と声を掛ける。
青景島の高野の元に新宿南署から連絡が入り、高野は慌てて上京し、振り込め詐欺の受け子をして捕まった成瀬慎司(窪田正孝)を迎えに行く。
高野は成瀬に「不起訴で済んで良かったなんて思っとるんやないやろうな。お前はやったらいかんことをやったんよ!」と怒ると、成瀬は「迷惑かけてゴメン…高野さんの他に頼れる人がおらんかった」と言って泣き出す。
2004年。安藤望(賀来賢人)は就職先の寮に住むことになり、引っ越し準備中に西崎から希美の考える「究極の愛」について聞かされるが、安藤が「黙って庇ってやったとか、そんなのただの自己満足だろ。俺だったら黙ってないで一緒に警察行ってやるよ。(刑務所に入ることになったら)待つ。それで出来る限りの事してやる」と話すと、西崎は「全く君の人生は正しくて美しいな」と笑う。
成瀬は大学の先生に「奨学金は働いてお返しします。将来の目標もなく大学に進学しました。これからは将来の事を考えて、全部やり直します」と言って大学を辞め、レストランで働き始める。
希美は、同じ清掃会社のアルバイトをしていた安藤の計らいで、念願だったビルの窓清掃用のゴンドラに乗ることができ、そこからの景色を見て「やっぱり島とは全然景色が違う。ちゃんと私の足元は、世界の果てまで繋がっている。何もない狭い世界で人生を終えなくて済む。そう思うのって生きてくエネルギーだよね」と話し、安藤に感謝する。
野ばら荘に戻った希美は、野原に「これからは食べたいものを食べたい分だけ作ることにした。世界は広いんだなって思ったら、冷蔵庫の隙間くらいどうってことないなって」と話すと、野原は「苦労はね、忘れるのが一番。良かった、良かった」と声を掛け、希美は笑いながら涙を流す。
・・・明るい方に向かっていた。暗い所には戻らない。もっと明るい翳りのない場所へと歩き出していた、はずだった・・・
希美は訪ねてきた奈央子と共にカフェへ行くが、その途中の家具店にあった鏡台の前で青景島での母・早苗(山本未來)や父の愛人・宮本由妃(柴本幸)とのやりとりを思い出してしまい、足が止まってしまう。
その姿を見た奈央子は、希美がその鏡台を欲しいものだと勘違いして、希美と別れた後にその鏡台を購入して希美のアパートに届けさせる。
ある日、希美の不在中に奈央子が野ばら荘を訪ねてきたため、西崎は自分の部屋に奈央子を入れると、奈央子は「あの子(希美)、本当の事は言わないもの。私の主人もそう」と言って西崎の火傷の痕を見ようとし、避ける西崎に「言葉じゃ言えないような気持ちになったことは…ある?言葉にできないほどの気持ちをぶつけられたことは…ある?」と言って服を脱いで自分の体にあるアザを見せ、「私にはある。これは彼の気持ちを受け止めた印なの」と話す。
西崎が「間違ている!逃げられないから言い訳しているだけだ。暴力を愛と言う言葉に置き換えて自分を慰めているだけだ!」と怒ると、奈央子は「あなたはどうして逃げてきたの?あなたを愛してくれたのは誰?」と言いながら西崎の服を脱がせ始め、西崎の古傷にキスをし始める。
・・・白い体に刻まれた醜いアザの数は、愛の証拠などではない。愛の証拠と言う名の火あぶり。それと引き換えに女は鳥に食事を与えた。広い部屋の片隅に置かれた籠の中が鳥の居場所・・・
奈央子の夫・野口貴弘(徳井義実)が進めていたリビアでの油田開発事業が失敗し、奈央子は専務の娘なため貴弘の左遷はないだろうという安藤の読みだったが、社内では「社に大損害を与えた営業部プロジェクト課課長・野口貴弘の妻、奈央子は白昼堂々不倫している」という怪メールが回る。
その頃、奈央子の体の具合が悪いと聞いた希美は奈央子のケータイに電話をかけるが、解約されていて繋がらなかった。
心配した希美と安藤が野口家を訪れると、玄関の外側にチェーンが付けられていることに気づいて驚く。
貴弘と安藤は将棋をし、奈央子は希美に「大したことないの。ただ人ごみに出たくないだけ。気分が良くなったらまた一緒に出掛けようね」と話すが、次第に奈央子は震えが止まらなくなり、貴弘は奈央子を抱きしめて寝室に連れて行き、貴弘は希美と安藤に「気が滅入るかもしれないけど、これからも時々ウチに来て奈央子の話し相手になってやってくれないかな?」と話して玄関を出てチェーンを掛け、二人をマンションの共用スペースに連れて行く。
2014年。希美は安藤に呼び出され、安藤から「逃げないで聞いて。警察には言わなかったこと話すから、杉下も話して。あの日、西崎さんはあの部屋から奈央子さんを連れ出そうとしていたんじゃないの?本当の事を知りたい。10年前の杉下にもう一回会って、これからは一緒にいたい。あの日、渡そうと思ってた。結婚してくれって言うつもりだった」と言ってダイヤモンドの指輪を渡す。
その晩、希美は高野を呼び出して「信じてもらえないかもしれませんが、3年前に胃がんの手術をしました。再発して通院しています。仕事を辞めたのは、体が動くうちに身辺整理しておきたかったんです。西崎さんの出所とは関係ありません。余命宣告受けました。もって1年だそうです。こうして高野さんとお話しできるうちに、私が知っていることを全てお話しします。2004年12月24日、あの日に何があったのか」と話し出す。
・・・残された時間をあなたを守るために使いたい。あなたがこれから幸せであるように。それが人生最後の私の願いだった・・・


というような内容でした。

今回は、ものすごく衝撃的なシーンの数々で、胸がとても苦しくなりました。。。

(※私は原作を読んでいません。なので、また以下で妄想です

最後に希美が言っていた「あなた」とは、成瀬の事なのでしょうか!?
ということは、成瀬を守るために、希美は再び嘘をつこうとしているのかな?

安藤が貴弘に頼まれて外側からドアチェーンを掛ける前に、既に西崎は中に入っていて、貴弘と西崎が揉み合いになり、奈央子を刺したのに希美が気づいて・・・
という所までは間違っていないと思うのですが、問題はその後ですよね。
どの時点で成瀬が絡んでいるのか?「第二のN作戦」とは!?

「残された人生を成瀬を守るために使いたい」ということだとすれば、成瀬が火の付いた燭台を使って貴弘の頭を殴って殺したという事なのかしら?
そこを西崎が咄嗟の判断で、自分が罪を被るということにした、ということ??
安藤は成瀬が怪しいと思っていて、希美の心の中に成瀬がいるのも知っていて、事件を明らかにすることで希美を苦しみから解放してあげよう(&恋敵・成瀬に刑に服してもらおう)としているということなのかしら??
安藤は、罪を庇う事が愛ではなく、真実を明らかにして罪を償って二人で乗り越えることが愛だと思っているというようなことを西崎に話していましたからね。
希美が真犯人説もまだ捨てきれないけど、最後のナレーション「あなたを守るために」からすると、希美は成瀬を庇っているという事ですよね??


希美は、お母さんの再婚&高い所に上って地平線を見ることができた事によって、やっと明るい方向に歩きはじめていたのに・・・
成瀬も、大学を辞めてレストランに勤めるようになって、やっと明るい表情で空を見上げることができたのに・・・

コック姿の成瀬君の姿、もっと見ーせーろー!!(笑)
高野が身元引受人?として捕まった成瀬を迎えに行った時に「他に頼れる人がおらんかった」と言って泣き出す場面には一緒に涙をし、
コック姿になって生き生きとしている表情を見たらまた涙が出てきてしまった私・・・
やっぱりこのドラマでの窪田正孝君は素晴らしすぎます!!
(そんな窪田君、来週(11/28)の「Aスタジオ」のゲストです!!)


奈央子は貴弘に暴力を受けていたのですね
奈央子は専務の娘でもあるという事なのですが・・・実家の両親にその事を話せていれば良かったのにね。
それとも、実家には言えない貴弘に依存せざるを得なかった何かがあったということなのかな?
家の外からチェーンを掛けられるなんて・・・。
その事は西崎が最初に知り、たぶんこのあと希美も知ることになるのだと思うけど・・・(知らないのは安藤のみ?
親orパートナーから愛と言う名の虐待を受けていた希美と西崎と奈央子・・・
分かり合えるはずの3人だったのに、3人だけ(+成瀬?)で解決しようとして、そこで起きた罪は隠そうとするから、その苦しみを知らない他の人達(高野&安藤)には分かってもらえないでボロを突かれて・・・
なんだかもう「切ない」以外の言葉しか見つかりません。
殺人とか放火は絶対にダメな事なのですが、なんとかこの負の連鎖を断ち切ることができなかったものなのか・・・


1シーン1シーンが全部引き込まれて、今回もとてもグッときました。

一昨日はブログを書く時間がなく、昨日は体調が優れなかったのでブログを書くのを控えていました。
リアルタイムで観ていてすごく引き込まれていたのですが、更新が遅れて申し訳ありません
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
※公式HP(こちら
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