３７．５℃の涙 第４話

第４話　「再婚家庭の壁!!血の繋がりか、親子の絆か？」

訪問型の病児保育をする「リトルスノー」に、子供のいる親同士で再婚し血の繋がらない兄弟のいる「ステップファミリー」の北原家から二人分の依頼が入る。
母親・真依子（佐藤仁美）は、夫・秀文（阿部翔平）に遠慮して血の繋がらない次男・拓也（加藤瑛斗）にばかり気を遣い、実の息子・翔馬（須田瑛斗）には「我慢しなさい」と厳しく叱ってばかりいた。
病児保育士・関めぐみ（水野美紀）と杉崎桃子（蓮佛美沙子）が保育に行くが、３年前にめぐみはステップファミリーに深入りして事件を起こしていた（母親から厳しくされていた子供の世話を余計にみていた所、「ママ」と呼ばれて懐かれているのを母親が知って激怒し、母親の育児放棄が更に進んで、その子供は児童養護施設に預けられることになってしまった）ため、その事情を知る社長・柳主税（藤木直人）と共同経営者・朝比奈元春（成宮寛貴）は心配する。
翔馬が本当の父親からもらって大切にしていたおもちゃを拓也は壊してしまい、めぐみが拓也を寝かせている間に、桃子が落ち込んでいる翔馬に声を掛けると、翔馬は小さい頃に真依子に読んでもらっていた思い出の絵本を取り出したため、桃子は「恥ずかしくないよ。大きくなったって絵本読んでもらっていいんだよ」と言って、絵本を読んであげる。
翔馬は嬉しくなって、桃子に「ママ…」と声を掛けたところに戻ってきためぐみは居合わせ、めぐみは慌てて絵本を取り上げて「もう大きいんだから、絵本は自分で読んでね」と言ってしまい、翔馬は悲しい顔をして別室に行ってしまう。
帰社した桃子が朝比奈に相談すると、朝比奈は過去のめぐみの一件を話して「誰にでも触れられたくない過去があるよね？みんなそこから抜け出したくて頑張ってる。でも、なかなか抜け出せないもんなんだよね」とつぶやく。
その頃、めぐみは居酒屋・さくらんぼに居合わせた柳に「あの時の事は今でも忘れられません。３年経ってもう乗り越えたと思ってたのに、私全然成長してないんですね。自分に失望しました」と打ち明けると、柳は「失望するのはまだ早いんじゃないのか？リトルスノーは、俺と朝比奈と、そして小雪の３人で作った会社だ。でもこの３年間、様々な試練に遭いながら何とかここまでやってこられたのは、そこに関めぐみが加わったからだ。もう一度自分を信じてみるのも悪くないんじゃないのか？」と声を掛ける。
週末、桃子は小野優美香（トリンドル玲奈）の保育園の行事に駆り出され、篠原健介（速水もこみち）とその息子・健太（横山歩）と話していると、健介の妻・久美子（滝沢沙織）もやってきて健介と久美子はケンカになり、桃子は慌てて健太を連れ出して糸電話を使って遊んでいると、健太は「パパとママ、どうしたら仲直りできる？」と言ってくる。
週が明けて、朝比奈は娘・小春（鈴木梨央）の授業参観に行くが、小春が授業を抜け出して行ったため追いかけていくと、小春は木の柱に彫ってある絵を見せて「パパは知らないでしょ？ママが子供の時描いたんだって。入学式の日、ママと来たの、ここに。『大事な柱なのにって、校長先生に怒られたの。小春も学校であった事、ママに教えてね』これから私が学校であった事、全部ママに教えるって約束したのに」と話すため、朝比奈は「ママはきっと今も見ててくれてるよ、小春の事を全部」と声を掛けると、小春は「パパの言う事なんて信じない。パパは私に嘘をついたから」と言って睨みつける。
北原家から再び依頼があり、めぐみと桃子が再び保育に行くと、拓也は翔馬が大事にしていた絵本を破ってしまい、翔馬は泣きながら家を飛び出してしまう。
追いかけてきた桃子に翔馬が「僕は泣いたらダメなんだ。拓也は本当のママが死んじゃってもっと寂しいんだから。僕はお兄ちゃんだから…」と泣きながら話すため、桃子は「お兄ちゃんだって、泣きたい時は泣いていいんだよ」と声を掛け、糸電話を取り出して「糸電話ってね、秘密のお話が出来るんだよ。だから、今まで誰にも言えなかった事、本当の事を何でも言ってもいいんだよ」」と話すと、翔馬は「僕は寂しかった。ママを拓也に取られちゃったみたいで、ずっと寂しくてたまらなくなったんだ」と話し出す。
すると、めぐみに連れられて真依子がやってきて、めぐみは「翔馬君の話を聞かなきゃいけないのは、あなたじゃない。お母さんです。お願いします、もう一度翔馬君と向き合って、本当の気持ちを聞いてあげてください」と話し、桃子は「母親だからって、いつも子供の気持ちが分かってる訳じゃないと思います。この絵本を翔馬君がどうしてこんなに大事にしてるか分かりますか？お母さんにいつも読んでもらってたからです。お母さんとの幸せな思い出が詰まった絵本だから大事なんです」と話す。
めぐみが「翔馬君の本音を聞くのは怖いかもしれません。でも、怖くても子供の声に耳を傾ける…新しい家族を作った大人には、その責任があると思います。逃げてたら誰かの心が壊れてしまうんです。そうなってからではもう遅いんです。それが出来るのはお母さんだけなんです」と言って糸電話を渡すと、真依子は「ママに話してくれる？」と翔馬に声を掛け、翔馬は「僕、ずっと思ってた。拓也なんかいなきゃいいのにって。だから僕、全然いいお兄ちゃんじゃない。ママ、良いお兄ちゃんになれなくてゴメンナサイ」と言いながら号泣する。
すると真依子は「翔馬は良いお兄ちゃんよ。ゴメンね。寂しい気持ちに気づこうともしなかった」と言って翔馬を抱きしめると、秀文もやってきて「これからはパパが何でも話を聞くからね。ゴメンな、翔馬」と言って抱きしめ、家族４人は笑顔になる。
帰社する時にめぐみは桃子に「（３年前から）ずっと家族とちゃんと向き合う事を避けてきた。どっかで諦めてたの。私はもう以前のようにこの仕事に情熱を傾けることは出来ないだろうって。でも私たちの仕事って、子供と一対一で向き合うから見えてくるものもある。家族じゃないからこそ分かる事を伝えるのも大事なんじゃないかって。久しぶりに思い出した、この仕事が大好きだっていう気持ちを」と話していると、桃子のケータイにアパートの管理人から連絡が入り・・・


というような内容でした。

今回は、今までの４話の中では一番私には分かりやすく、観終わってスッキリというのは何ですが、なるほどな・・・と納得が出来る回でした。
北原家の母親が心変わりするのが早すぎでは？と思ったりもしたけど、朝比奈父娘の事も気になるから許す！（←エラそうに言ってスミマセン）
めぐみの過去の事件も分かりましたし。
でも毒母・・・シーンが短くてホッとしたのですが、「予告編にあるシーンが一番最後のシーン」というのは私が一番嫌いなパターンなので・・・だったら来週でいいんじゃない？って思ったり。
というか、予告編のテロップで堂々と「毒母」と書くなんて、これからどんな毒が待っているのでしょうか
まだ中盤戦に入ったばかりだけど、桃子と実家の人たちとの間に明るい未来があるのか・・・経過は詳しく描かなくていいので（爆）、明るく終わる事をひたすら願っています

ステップファミリーという言葉、初めて聞きました
再婚相手の事を優先して、自分の子供に冷たく当たってしまう母親の話は、時々ニュースで耳にした事がありますが・・・
めぐみ＆桃子は、マニュアル外の事はしたけど、母親が気づいていない子供の深刻な事態に気が付いて、それを教えてあげる事によって家庭崩壊を防げて、本当に良かったなぁ～と思いました。
家族の問題ではあるのだけど、家族だけでは解決できない事もやっぱりあるし、話の持って行き方さえ間違えなければ、他人に言われてハッと気づくこともあると思うので。
めぐみの今回の選択は正しかったと思うし、それで柳さんが怒ることはないはず（クレームが来ない状況だから？　笑）
「勘違いするな！」っていう言葉がなくて、少し寂しかったですけど

糸電話って、あんな太い毛糸で聞こえるのだろうか？
そして、たるんでいたけど・・・
そこは、とても気になりました

翔馬役の男の子は、「警部補・杉山真太郎～吉祥寺署事件ファイル」で谷原章介さんの息子役をやっていましたね
拓也役の男の子は、前クールの「医師たちの恋愛事情」で相武紗希ちゃんの息子役でしたね（髪型が特徴的ｗ）。
朝比奈の娘役をしている鈴木梨央ちゃんを筆頭に、このドラマは子役から大人の役者まで、レギュラーキャストから１話ゲストまで、みんなナチュラルな演技を見せてくれているので、観ていてとても安心できます。

ストーリー自体が、もう少し視聴者に共感しやすい構成にしてくれていればいいのに・・・それが残念です。
視聴ターゲットがどこにあるのかが、私には全然分からないので・・・。
私の中では「蓮佛さんと水野美紀さんを、藤木直人さんと成宮君が温かく見守る姿を愛でるドラマ」に今のところなっていますが

来週も観やすい内容でありますように

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最後は、柳社長を演じている直人さんについて、ファン目線になりますが、もう少し書きます。

あの富士額を強調した髪型、もうなくなっちゃったのかな！？
それとも、前髪を下ろしている髪型は夜バージョンで、昼バージョンは富士額とか？（笑）
私、あの富士額バージョンも結構好きなのですが

今回は登場シーンが少なかったのですが、まぁ仕方がないな～と思って観ていました（海外出張、お疲れ様です！！）
めぐみに語りかけるシーンが、とても良かったです
先週に比べてあまりにも短かったので、ツボシーンを書き留めるほどではなかったですけど

予告でもオムライスを食べていましたね～。
１日にオムライス、何回食べたんだろう！？なんて、ドラマの本筋とは関係のない裏の部分が、とても気になりました（笑）
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