emitanの心にうつりゆくもの

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37.5℃の涙 第1話

2015-07-10 20:10:33 | 2015夏ドラマ
第1話 「母親失格!?病気の子を置いて仕事に行くのは罪ですか…」

※私は原作を読んでいません。
※あらすじを書き留めながら感想を書きます。

主人公は杉崎桃子(蓮佛美沙子)。
訪問型の病児保育をする「リトルスノー」の新米病児保育士。
病気のため保育園で預かってもらえない子供の家に行き、世話をするのが仕事。
(例えば、熱が37.5℃以上あると保育園では預かってもらえない)
笑顔を作るのが苦手で、以前に勤めていた保育園を1年でクビに。
社長・柳主税(藤木直人)が共同経営者・朝比奈元春(成宮寛貴)に「あんなまともに笑えないような子、俺の反対を押し切ってまで採用したのは何故なんだ?」と尋ねると、朝比奈は「何故か気になるんですよね、あの笑顔が」と話す。
その頃、桃子の実家では、父・誠一郎(石田登星)が脳梗塞で倒れて寝たきりになり、医師である兄・優樹(水上剣星)は母・富美子(浅野温子)に自宅介護になると説明するが、富美子は自分にはできないと拒否する。
すると優樹は「じゃあ、アイツ捜して連れ戻す?」と提案する。


→笑顔が出来ない理由って、小さい頃にお母さんに「嫌な笑い方。やめなさい」って言われたからって事なのかな?
富美子の、上2人の子供と桃子との接し方の違いは、異常でしたよね。
実は、桃子だけ富美子の子じゃないとか?(←ベタですが)
桃子は、何故保育士になろうと思ったのだろう?
自分が親からの愛情を受けずに育ったから、自分は子供に対しては優しく接したい!というような思いがあったからとか?
何故保育士を目指そうと思ったのかが早めに分かった方が、もう少し桃子に感情移入できるかな?なんて思いました。


桃子は、柳からは、
「我々の仕事は病気の子供を預かる事で、家庭の方針やしつけに口を出す事じゃない」
「子供を注意するな、叱るな、自分の価値観を押し付けるな。これが病児保育の三原則だ」
先輩病児保育士・関めぐみ(水野美紀)からは、
「病児保育士が家に来たら、お母さんは出かけてしまう。子供からしたら私たちは悪魔みたいな存在なの。子供と仲良くしようなんて思わない事」
と言われる。

柳「いったい何のために病児保育三原則があると思う?」
朝比奈「ビジネスとしての訪問病児保育のリスクを最小限にするため」
柳「病児保育士へのクレームやトラブルのほとんどが、その家の内情に干渉しすぎた事によって起こる。病児保育士が特定の家庭と深く関わりすぎるとどういう事になるのか、忘れた訳じゃないだろ?リトルスノーを危機にさらす訳にはいかないんだ。アイツの夢を引き継いでいるんだから」


→上段の部分だけ聞くと「??」と思ってしまうけど、下段の柳と朝比奈のやり取りを聞いていると重要な事なのでしょうね。
干渉してトラブルが大きくなって会社自体が病児保育が出来なくなっては、組織運営だけではなく、子供の保育を頼みたい他の多くの親たちが困ってしまう事にもなりますし。
「マニュアル以外の事はしない」というのはサービス業をしていると上から言われる言葉で出てくるけど、一人がマニュアル以外の事をすると次に対応する他の社員に迷惑がかかる、というのがありますからね。
マニュアルだけに拘るのではなく、ある程度柔軟性を持つことも必要かもしれないですけど、その線引きは難しいですから・・・。
朝比奈の奥さんも、この会社の設立に関わっていたのかな?
でも、何かの理由で亡くなっているようで。
それが原因なのか他に過去に何か問題があったのかは分からないけど、それで柳はマニュアル重視に徹するようになったという事なのかしら?


広告代理店のキャリアウーマンでシングルマザーの森聡美(中越典子)は、息子・海翔(林田悠作)が熱を出したと保育園から連絡が入ったため、リトルスノーに連絡。
桃子は初一人出勤として森家へ行くが、室内はとても散らかっていて、聡美は昼ごはんとしてアンパンを置き、「いつも通りで」と桃子に頼んで、慌てて会社に戻る。
桃子は、海翔がなかなか寝てくれず、おっぱいを触らせてくれないと眠れないと言われて困る。
ようやく海翔が寝てくれようとしたが、桃子が「お昼寝している間にお片付けしちゃおうかな。海翔君のお母さん、忙しくてお掃除する時間ないみたいだから」と話すと、海翔は機嫌が悪くなってしまう。
その晩、桃子は柳社長から「海翔君の母親からクレームが入った。クレームは、君が掃除をした事に対してだ。相手の家で手に触れていいのは、必要最小限の物だけ。我々の仕事は病気の子供たちの面倒を見る事で、医療行為や教育を行う事ではない。ましてや家庭の事情に首を突っ込むなんてもってのほかだ!」と怒られる。
翌日、桃子は篠原健介(速水もこみち)の家に行き、その息子・健太(横山歩)の保育を頼まれるが、健太の母が1週間前から家を出て行ってしまっていた事もあり、全然打ち解けてもらえなかった。
帰宅して落ち込んでいる桃子に対して、親友で保育士をしている小野優美香(トリンドル玲奈)は「私は天使みたいだと思うけどな、桃子の仕事。保育園にいると、37.5℃以上の熱を出した子、お家に帰さなくちゃいけないじゃない。子供も親もどっちも可哀想なんだよね。そのどっちもいっぺんに救うのが、病児保育士でしょ?」と言って励ます。


→「おっぱい」って言われた時の対応とか、それくらいは先輩たちが教えてくれてもいいのにね(まぁ、ドラマですから? 笑)。
掃除もしたらダメなのかぁ・・・私もあの状態なら、少しだけ片付けてしまうかも。
でも、家が散らかっていても、見なかったことにしてそのままにしてくれるというのが、このリトルスノーに頼みやすい事の一つなのかもしれないのかも?
今回の場合は「忙しくてお掃除する時間ないみたいだから」と海翔に話すのもNGワードだったのですね
難しいですね・・・
でも、篠原家で母親の事についてどんどんNGワードを出していったのは、あれは完全にダメだってのは分かりますけど


ある日、リトルスノーに森家から依頼が入り、その日は人手が足りなかったことから、桃子が再び訪問する事になる。
海翔が「お熱出ると、お母さんお仕事行けなくて困るから。僕もうお熱出たくない」と話すのを聞いた桃子は、「お母さんにプレゼント作ろうよ。お母さん、お仕事いつも頑張っているでしょ?だから、ご褒美のメダルを作ろう!」と言って、一緒に折り紙でメダルを作る。
会社では、柳が朝比奈に桃子と交代するように指示をし、朝比奈は森家に向かうが、その間に海翔が高熱を出して倒れ、痙攣を起こしてしまう。
朝比奈から電話が入った桃子はパニックで上手く話す事が出来ず、朝比奈が「海翔君の顔色は?呼吸と脈拍数は?チアノーゼは?落ち着け!深呼吸しろ。君は病児保育士だ!今子供を救えるのは、親でも医者でもない。君だけだ!しっかりしろ!救急車呼ぶから、応急処置を頼む!」と指示すると、桃子は時間経過をみながら痙攣に対する処置をし始め、駆けつけた救急隊員から「応急処置がしっかりとしていましたから大丈夫ですよ」と言われる。
病院で処置を受けた海翔は意識を取り戻し、駆けつけた聡美は「なんだ、元気じゃない。人騒がせなんだから。私、仕事に戻っていいかしら?落ち着いたら海翔を家に連れて帰ってもらっていい?何のために高いお金を払って、お宅にお願いしてると思ってるの?!」と言って病室を出ていく。
すると桃子は聡美を追いかけていき「海翔君より大事な会議なんですか?もっと海翔君を見てあげてください!海翔君言ってました『熱が出るとお母さんが困るから、もう熱を出したくない』って。海翔君はお母さんの事が大好きなんです。傍にいてほしいんです!これじゃあ海翔君が可哀想です!」と言うと、聡美は「あなたに私たち親子の何が分かるって言うの?会社を休んで海翔の傍にいる事は簡単よ。でも、それでクビになったら、あの子どうやって育ててくの?海翔のためにも、今の仕事を失う訳にはいかないの。何も知らないくせに無責任な事言わないで!」と言い捨てて去っていく。
帰社した桃子に柳は「君のしたことはリトルスノーの信用を傷つけただけじゃない。病児保育士という仕事そのものを否定した事になるんだ。君は病児保育士失格だ」と怒る。
そして、めぐみからは「その場の感情に任せてマニュアルを外れて暴走する・・・そういう人は病児保育士に向いてないのよ」と言われる。
翌日、桃子はクビを宣告されるのではと恐る恐る出社すると、聡子と海翔が来ていて、聡子は「ごめんなさい!病気の子供を置いて仕事に行くなんて母親失格・・・いつも周りからそう言われているような気がして辛かったんです。離婚して何とか生きていかなくちゃいけないんだって、いつの間にか意地になって。海翔に寂しい思いをさせているのを気付かないフリをして」と話し出し、海翔から話を聞いたとして折り紙で作ったメダルを出す。
そして聡美は「海翔のあんな笑顔、久しぶりに見た気がした。私はしばらくこの子とそういう時間を持つ喜びを忘れてた。子供を育てていくには、もちろん仕事は大切。でも、海翔のお母さんとしても今日からはもっと頑張れる。海翔がこのメダルくれたから」と話し、聡美と海翔は笑顔で帰っていく。
喜ぶ桃子に柳は「勘違いするな。今回はたまたま運が良かっただけだ。君がしたことが正しかっただなんて思わないでほしい。私は今でも君に病児保育士が勤まるとは思えない。いい気になるな」と言い放つ。


→最後の10分が怒涛の展開で頭が追い付かず、桃子の母&兄のやり取りもブチ込まれていたので、一気にお腹いっぱいになってしまいました。
聡美と海翔との「夜のメダルのやり取り」が感動的だったので、これをもう少し長く描いて初回はメデタシ!って終わり方でもいいのでは?なんて思ったりもしたのですが、
柳の言う通り「たまたま運が良かっただけだ」という感も否めないというか。
私は子供はいないのですが、前に勤めていた職場が男女の区別なく昇進できる所で、そんな中で子供を持ちながら働いている先輩女性達がとても一生懸命に、でも時々葛藤を抱えて働いているのを見てきたので、
桃子からの視点ではなく聡美からの視点で、ずっと観ていました。
だから、桃子が聡美に説教した時は「うわっ・・・それはヒドイよ」って思って観ていたんですよね。
でも、数分後にはいきなり聡美が桃子に「ゴメンナサイ!」と謝ったので、ちょっと置いてきぼり感があって
回想シーンがあったから、ちゃんと聡美の心の変遷は分かりましたけど、なんか観た瞬間の第一印象は唐突に感じたのですよね。。。
本当は、桃子が何回もその家に通って信頼関係がある程度構築された時に発した言葉だったら、もっとスーッと入ったような気がするのですが

聡美の会社で「もっと子育てしやすい仕事があるんじゃないか?」とか、「ウチは課長(聡美)が残業できないんだから(課員が代わりに残業)」とか、「いいなぁ。私も早く子供産んで楽したい」と言ってしまう人たちがいたけど、言葉には出さなくても内心では思っている人は、世の中には少なからずいるのではないかな。。。
そんな人たちが「それじゃいけない」と思ってくれるような内容だったらいいなぁ~と何となく思っていたのですが、どういうメッセージがこのドラマに込められているのでしょうね??


柳を演じる藤木さんファン目線というのも私にはあるので、どうしても桃子寄りに考えることが出来ず、申し訳ありません!
ということで、柳社長が桃子を怒るシーンには「その通り!」と思い、ドラマの中で良いスパイスになっているなぁ~と思いながら観ていました
でも、もっと大きいスパイス(富美子の母)がありそうなので、そんなにスパイスは多くなくてもいいよ、とも思ったり


盛り沢山な初回で、他にも朝比奈家や篠原家がどうなのかも気になりますが、それぞれがゴチャゴチャになるのではなく、少しずつ解決していってほしいな~と願っています!
題材は今までに無いものなので、良いドラマになるといいですね!!

(ドラマ関連で、ツイッターの部分で個人的に残念に思う事があったのですが、ドラマ公式アカウントやドラマ本体とは全く関係ない所でなので、一番下に書きます)
←web拍手です。
※公式HP(こちら
_____________

これより下は、藤木さんファンでツイッターを見ている方しか分からない話題で、それ以外の方は分からない話題だと思いますのでスルーしてください!
私が書かないとモヤモヤするなぁ~と思ったので書いてみました。


ツイッターでドラマ名をタグ検索したら、某企業の代表の方のツイートがちょいちょい引っかかって、ある2文字を別の1~2文字に変えるだけで、あとは名前の後に「さん」を付けるだけで、全然印象が変わるのに残念だな~と思った昨日今日でした。
タグ付きでなければ目にすることはないのですが、今はドラマ名のタグ検索を見ながらドラマを観ている人も多いですからね。
だから、タグ付きでツイートすると、ツイートした人のフォロアー以外の「かなり多数の人」がその人のツイートを見る事になるので、会社名を明示している方の場合は、たった2文字の使い方を誤るだけでも、その会社のイメージを下げる事にもなると思うのです。
「藤木社長」ではなく「柳社長」もしくは「社長」(社長は一人しか出てこないのだから)、「藤木直人」と呼び捨てではなく「藤木直人さん」と書けば、ツイートの印象が全然変わるのにね。
個人が呼び捨てとか役者名でツイートするのは別に気にしないのですが、企業の代表の方がそうしているのに驚いたというか。
ツイート自体は、個人の意見だし「表現の自由」があるから、内容はそれでいいのですが、会社名を出してツイートしている時は、ほんの少しの配慮のなさで企業イメージに大きな影響を生むと思うのですよね。
その会社が相手にする年代の人たちって、結構藤木さんのファンが多い年代なのにな。
ご本人が思っている以上に、昨日今日のその方のツイートを見て残念だな~と思っている人は多いと思います(※これホント。リプとかリツイとかファボが少なくても、フォローしていなくても、その方のツイートを見ている人は多いです。現に私もそう)。
今日のなんて、クレームというよりは親切にも忠告したのにねって、私は思いました。

以上、アラフォー女の一感想&意見というか、グチですねでした
別に批判とかクレームとかじゃないです。
ご本人がそのツイートの微妙なニュアンスに気づけていないのが残念だな、と思っただけです。
まぁ、もうタグ検索しなければ解決ですね

明日のラジオ、明後日のイズム、そして来週の「アナザースカイ」ロンドンな御人を楽しみにしましょうヽ(^o^)丿
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