emitanの心にうつりゆくもの

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スープカレー 感想

2012-06-30 23:49:54 | 2012春ドラマ
このドラマについては、これまで2回だけブログ内で感想を書いています。
 ・4/19 「スープカレー」と「家族のうた」 第1話 (こちら
 ・5/3 2012春ドラマ 序盤戦 雑感 (こちら
北海道では昨晩最終回の放送がありました。

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あらすじは、こんな感じ?

☆和田真悟(森崎博之)は、札幌駅と直結しているデパートで婦人服の販売員をしており、成績も良い方ではあったが、食堂を営んでいた父親が亡くなってしまい、そのことで母や近所の人たちが落ち込む姿を見て悶々としていた。
ある日、父が残したレシピ集を見つけた真悟は、今までの思いが全て吹っ切れて、「スープカレー屋として、父が残した店を再開させる」と決め、他店で修業を積んだ後、無事開店することとなる。

☆浦田博史(安田顕)は、俳優だがあまり仕事が入って来ず、妻がバリバリ働き、博史は主夫として家事をしていた。
中学生の一人娘・千枝子がいるが、反抗期に差し掛かかっており、口もロクにきいてもらえず、学校もサボっている様子だったので、ある日頬を叩いてしまう。
そんな中、俳優として大きな仕事が入り、主人公の娘役のアイドルをビンタする父役を演じるが、そのドラマの放映後、千枝子の周りでは父に対する評価が高くなってきて、千枝子は戸惑う。
千枝子は、父の出演したドラマを動画サイトで観て、その中のセリフ「お前がどう生きようと、おれは一生お前の味方だ」を聞いて心が動き、父と再び会話をするようになる。

☆三浦雄二(戸次重幸)は、中学生向けの学習塾の講師をしていて、10年位付き合っている彼女・みのりと婚約・同棲しているが、塾の生徒・優菜にドキドキしてしまう。
そんな中、みのりからは子供が欲しいと言われたりして、いろいろな焦りを感じてしまう。
そんな雄二の心の動きに気づいたみのりは、浮気をしているんじゃないかと聞き、動揺した雄二は逃げ出し、バッティングセンターで無心にバットを振りまくる。
150kmの剛速球でホームランを打つことができ、「俺はまだいけるぞ!」大喜びする雄二だったが、次に投げられた球を頭に受けてしまい、救急車で病院へ運ばれる。
生まれて初めてのホームラン…人生でも教員採用試験に落ちるなど、常に兄弟の中で見劣りしていた自分の人生にホームランは無かったと、雄二はみのりに話すと、みのりに「ホームランだと思ってよ、私を」と言われ、今までのモヤモヤが吹っ切れる。

☆平目清(音尾琢真)は、夫婦で冠婚葬祭業を営んでおり、マイホームを建てることが夢だったが、会社の業績があまり良くなく、夢は中々実現しない。
そんな中、友人が「離婚式」をしてほしいと頼んできて、成功報酬300万円で引き受ける。
その成功報酬のお金で、マイホームの頭金にしようとしていたが、離婚式で友人はよりを戻すことになり、頭金となる成功報酬は受け取れないことになった。
恐る恐る妻に打ち明ける清だったが、妻は明るく受け入れ、そして第2子を妊娠していることを告げられる。

☆五十嵐精二(大泉洋)は料理研究家で、色々なスープカレーの作り方を料理番組で教えている。
上記4人のアラフォー男と同級生で、4人からよく相談の電話が入ってくる。
三浦雄二の結婚式に呼ばれた精二は、2次会の席で、スープカレーを用いて次のようなスピーチをする。
「人生はスープカレーのようだ。
 複雑で、それでいて味わい深い。
 その人なりの人生があるように、スープカレーも千差万別。
 スープカレーは、食べてみなければその素晴らしさが分からない。
 そして、人生も歩いてみなければ分からない」

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毎週30分の放送で、全10話。
4人(精二を入れると5人?)の話を毎週少しずつ見せていく、そういうドラマでした。
最終的には、4人とも悩んでいる人生から一歩踏み出すことができた、という結末。

結末は良かったんですけどね~。
毎週少しずつで、しかも前週のおさらいが入りながらだったので、話の進まなさに少しイラッとして、数話まとめて観ると丁度良かったような気もしました

でも、4人が本当に等身大のように見えて良かったです。
実は私、この「TEAM NACS」の方の数人と同窓生なんですよね(向こうは浪人して留年して卒業しているので、年齢は何歳か違うのですが)。
なので、年代もほぼ同じ、学び舎も同じ、舞台の札幌も私が20年近く住んでいた街、ということもあり、かなり親近感を持って観ていました。

大学を卒業して15年近く経ち、振り返ってみると、15年前には想像できなかった現実があって、理想と現実に悩む場面は誰でもあると思います。
そこをどう悩んで前に進んでいくか・・・
それをスープカレーに例えて
 「スープカレーは、食べてみなければその素晴らしさが分からない。
 そして、人生も歩いてみなければ分からない」
ということを伝えたかったんでしょうね。

私も、30代に入って色々と悶々として、3年前に大きな決意をしたなぁ、ということを思い出したり。
そして、今は3年前に考えていた人生とはまた違うことになってはいるけど・・・でもけっこう楽しく過ごしています(笑)
特に5年前辺りは、このドラマの4人のように、すごく悩んで、すごく考えて、時には泣いて・・・だったのですが、まさに歩いてみなければ誰も分からない。
人それぞれに、色んな人生がある。
・・・と、私の中では思いながら観ていました。

今回は全部「男性」の話だったので、男の人だったらまた違う思いを持ちながら観ていたりするんでしょうね。
アラフォー以外の年代の人だったら、どう映ったんだろう?


ということで、トータルでみたら、なかなか良いお話だったと思います。
主題歌も爽やかで、良かったです
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