ペテロの葬列 第９話

第９話　「第２のバスジャック事件発生！人質はあの人…犯人は誰か!?」

早川多恵（冨士眞奈美）は、バスジャック事件被害者・杉村三郎（小泉孝太郎）と手島雄一郎（ムロツヨシ）と坂本啓（細田善彦）と前野メイ（清水富美加）に、バスジャック事件の犯人で自殺した羽田光昭（偽名：暮木一光／長塚京三）とは小さい頃からの幼馴染だったと話す。
早川の話によると、羽田は木材店の二男坊だったが、小さい時に火事で両親とお兄さんを亡くして大叔父の家に引き取られて、高校を卒業してすぐに東京に出て就職をし、結婚はしなかったようだが、早川とはずっと連絡を取り合って帰郷した時には会う仲だったという。
羽田は32歳の時に先生・御厨尚憲と知り合い、研修を受けて「トレーナー」という資格を得て人を教えるようになり、10年くらい勤めた時に御厨が独立した時についていき、「その前にちょっとした事故…研修に来た生徒がケガをした」と話していたという。
そして、二人は日商フロンティア協会の代表・小羽雅次朗（仲雅美）を教育したが、日商が軌道に乗ったらすぐ二人は引退をしてそれっきりで、バスジャックに御厨は関係ないと早川は話す。
羽田は引退後、あちこちを旅行していた際に川で溺れかけて臨死体験をし、その時に小さい頃に亡くなった両親と兄が出てきて、のちに羽田は「戻って生きなおせって声が聞こえた。家族に顔向けできないようなことをやってきたからだ」と早川に話したという。
羽田はそれ以来、お金を児童養護施設等に寄付するようになり、「人を騙して稼いだお金で買ったものだ」と言って身の回りのものを手放し始め、日商フロンティアに関わったことを悔やみ、「自分の蒔いた種をどうやったら刈ることができるか。自首したって罪に問われるのは、てっぺんの人たちだけでしょう。自分達が加害者だっていう自覚のない人たちに目を覚ましてもらわないことには何も変わらない」と話すようになったという。
そして、三悪人の顔は羽田は知らなく、目的は三人だけじゃないと話していたという。
４人は三郎の運転する車で帰宅するが、早川から話を聞いている時に何度も怒鳴っていた坂本に対して前野は「私、もう啓ちゃんの事が分からない。さよなら」と言って別れる。
三郎と手島は、三悪人の一人・高東憲子が住んでいたマンション近くにある播磨屋酒店の店主（中尾ミエ）を訪ねると、店主は高東を向島の外れのマンションで紫色の杖をついて歩いていたという話を聞いたと話す。
その頃、三郎の妻・菜穂子（国仲涼子）の家に義姉・小夜子（安蘭けい）がやってきて、父・今多嘉親（平幹二朗）が無事にアメリカに着いたと広報部会長秘書室付・橋本真佐彦（高橋一生）から連絡が入ったと伝える。
小夜子は、今回の嘉親の渡米は今多コンツェルンの海外展開の足掛かりであることを話し、海外支社長の話を三郎がしていないかと菜穂子に尋ね、菜穂子が否定すると、小夜子は「杉村さんはパパに言わせると、あんなに人に嫌われない男は珍しいって。すごい才能だって。グループ広報室に置いておくのは勿体ないって」と話す。
そんな中、菜穂子のケータイに橋本から電話が入り、電話に出れない菜穂子の代わりに小夜子が電話に出たため、橋本は動揺する。
間野京子（長谷川京子）は、転居したことを編集長・園田瑛子（室井滋）に報告し、園田から前の夫について聞かれると「離婚して１年くらいして、突然亡くなったんです」と話す。
間野が元常務・森信宏（柴俊夫）の元へ資料を届けに行くことになり、園田は三郎に一緒に行くように話すが、三郎は報告書を仕上げるために休暇を取りたいと話して、間野が一人で森の元へ行くことになる。
・・・同じような環境で子供時代を過ごし、最初から初めて会ったような気がしなかった。
　井出氏の言う通り、僕は間野さんを好きなのだろうか？
　そんなことはあるはずがない。あってはならない。
　言葉の毒というものがある。
　井出氏は、僕に呪いをかけたかったのだ・・・
手島は、高東憲子の目撃証言のあった場所に行って高東を見つけ、高東に暮木一光の事を尋ねるが、高東は「私は本当に知らないんです！私は何をしたっておっしゃるんですか？悪いのは上の人たちです。私は被害者なんです」と怒りながら言って去っていき、悔い改めているようには見えなかった。
・・・実は日商フロンティアの上級会員の中には、葛原に続き自殺者が出ていた。
　その事を僕たちはだんだんと知ることになる。
　羽田光昭というペテロの後ろに、自ら命を絶った人々が列をなす。　
　そのペテロの葬列の中に、御厨尚憲もいるのだろうか・・・
間野は森の家で用事を済ませ、帰宅するためにバスに乗るが、そのバスには坂本が乗っていて、坂本は運転手に包丁を突きつけてバスジャックを始める。
・・・薄い黄色は、裏切り者のユダを表す色だと、どこかで読んだ・・・
・・・束の間の平穏だった。
　再び悪夢が始まったことを、まだ誰も知らない。
　悪は伝染する。
　人の心に深く潜伏し、そして突然姿を現すのだ・・・


というような内容でした。
　
やはりバスジャックをしたのは坂本でしたか…。
大金を手にしたことによって人生が狂ってしまったようですが、何故バスジャックをしようと思ったのだろう？
坂本のお金が誰かに騙し取られて、その騙し取った人を晒し者にするためにバスジャックをした・・・ということなのかな？
そのバスジャックに間野が巻き込まれてしまう・・・というのが、ドラマ的ですが

早川の口から、暮木改め羽田光昭の生い立ちやバスジャック事件に至る経緯について語られたけど・・・
早川は、何だか色んなことを知りすぎているようにも見えましたが
早川も日商フロンティアに関わっていたりして？？（騙す方で）
羽田は悔い改めたということですが、もう亡くなってしまっては・・・ねぇ。
なんとなく、御厨尚憲と羽田光昭は同一人物だという線が私はまだ拭い切れないのですが、どうなのかなぁ？
でも、御厨の話になると早川は血相を変えていたので、御厨はまだ生きていて、早川はまだ「本当の真相」を話していないような気もしますし・・・。
「悪」の大元である御厨は、最終回までにどういう形で登場するのでしょうね。
今多嘉親会長が関わっているとか！？
　※私は原作を読んでいません

早川の話を聞いて思ったのは「だったら、なおさら迫田のおばあさん（島かおり）に1,000万円を送って、他の人質にはもっと少額でも良かったのでは？？」ということなのですが・・・。
早川はバスジャック事件後に被害者の名前と住所をネットで調べてお金を送ったという事だけど、送った金額が人によって違ったのは、早川が何らかの意図をもって差をつけたって事だと思うのだけど・・・。
なんだかモヤモヤ・・・その辺も最終回までに明らかになるのかな？

うーーーん、話の着地点が見えないので、とにかく早くスッキリしたい！！というのが今の本音です
他にも細かい伏線がたくさん散りばめられているけど、最終回までに全て回収しますよね！？
←web拍手です。
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