emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

Dr.DMAT 第1話

2014-01-10 14:19:22 | 2014冬ドラマ
第1話 「今そこにある危機!!首都直下型巨大地震へ災害医療の現実と涙…青年の戦いが始まる」

・・・人の命は平等だ。
誰もが誰かの大切な人で、誰もが神に祝福されこの世に生を受け、一度しかない人生を生きている。
人はみな、暗闇に落ちると光を探す。
どんなかすかな光でも、見つけた光を求めて手を伸ばす。
だけど、伸ばされた手を全て掴むことは出来ない。
選ばなきゃならない。
どの手を掴むのか、決めるのは決して神様なんかじゃないんだ・・・

・・・2004年、「瓦礫の下の医療」に直接現場で従事する「災害医療」のスペシャリスト達の組織が東京で作られた。
その組織の名は「DMAT(ディーマット)」と呼ばれている・・・
有栖川総合病院の医師・八雲響(大倉忠義)は、現在外来専門の内科医師として勤務しているが、1年前まではER(救急室)で勤務しており、救急患者として運ばれた妹・春子(瀧本美織)が自分の判断ミスで植物状態に陥ってしまったことから、それ以来一切救急患者・入院患者と関わることをしなくなっていた。
ERから応援要請が入っても「僕が行って助けられる程度の患者なら、他の誰か別の先生でも助かるでしょう」と言い、看護師長・長谷川久美子(麻生祐未)が「ですが、誰でもいいならなおさら先生が適任ではありませんか?」と話しても、断って応援には行かなかった。
幼馴染の看護師・吉岡凜(加藤あい)からは「もっと頑張んなさいよ。一体何のために医者やってるの?」と怒られるが、響は「金と居場所のため。外来屋でちょうどいいの」と言って、夜は春子が入院している病室で寝泊りし続ける。
響は院長・伊勢崎勝一(國村隼)に呼び出され、そこで伊勢崎は「現在我が有栖川総合病院は、都の救命救急病院の中核として日々救急患者の治療に当たっている。だが、ERに搬送されるまでに残念ながら多くの命が失われていることも事実だ。(救急車で救命救急士が)6分で到着したところで、法律で彼らが認められているのは心肺停止状態の疾病者に対する救急処置だけだ。もしそこに医師による医療行為があれば、これまで助からなかった命を少しでも救うことが出来る。病院で患者を待つんじゃない。災害現場に出向く医師、それがDMAT。八雲響、DMATのメンバーに入れ」と話して、災害派遣医療チームDMATの隊員になるよう命じる。
響は断るが、伊勢崎は「妹のことだろ?医者が患者の生死を気に病むのはナンセンス!さまつなトラウマを育てて楽してるんじゃねぇよ。命を選べ。突き詰めればそれがDMATだ。必要なのは判断力。技術は期待してない。質問だが、万が一この病院をクビになったら、君たちはどうするつもりだ?」と話す。
響はDMATの研修を受けに行くが、ヤル気のない態度を見せるため、救急救命センター医長兼DMATチームの中心的な外科医・小曽根達也(佐藤二朗)から怒られ、「災害現場は選択の連続って事。ねぇ、どっちの命を助ける?天才外科医とあなたの平凡な家族なら」と尋ねられるが無言のまま終了する。
すると長谷川から「現場に出るまでにゆっくり答えを見つけておいてください。(2色ボールペンの)赤と黒、同時に書くことは出来ません。理想主義は無責任とも言います」と言われる。
凛は響を呼び出して「本当は不安なんでしょ?怖いの?私はいいと思うよ、今の響には」と話していると、響のPHSに出動の呼び出しが入り、凛は「大丈夫、響ならできる」と響の手を握りしめ、「行って来い!」と背中を叩いて送り出す。
高速道路のトンネル内での多重追突事故現場に到着した響は、多数の怪我人のうち赤のトリアージを付けている怪我人の治療に当たることになるが、黄色いトリアージを付けている女性から「助けて…」と懇願されると、春子の事を思い出して震えが止まらなくなってしまう。
そんな響に東京消防庁のハイパーレスキュー隊隊長・桜庭周作(石黒賢)は「お前は何しに来たんだ!?お前しかいないんだよ!この現場で頼れるのは医者だけなんだ!」と檄を飛ばし、響を奥の怪我人の元へ連れて行って「10秒迷えば一つの命が消えていく。俺たちはそういう戦場で戦ってるんだ」と言い放つ。
バスに乗っていて事故に遭った重症患者が二人おり、二人とも意識障害と片マヒを引き起こしていて脳卒中の疑いがあり、救急車が1台しか直ぐに来れないことから、どちらを先に救急車に乗せるか医師の判断が緊急に必要になる。
桜庭は響に診断を仰ぐが、響は「1人を見殺しにするって事ですよね?選ぶ…殺す…命を…選べないよ…」と言って膝をついてしまう。
しかし長谷川に「先生の判断が答えになるんです。ここにはカルテを回す他の先生はいません」と言われると、響は「またこの手で間違えたくない。誰の命も奪えない…。どっちだ?どっちを先に?…何かあるはず…何かサインが…」とつぶやいて2人の症状を確認し始め、2人の血液検査を急ぐように怒鳴る。
桜庭は時間がないとして手前の患者から運ぼうとするが、響は「断る!俺の仕事を邪魔するな!」と言って強く拒絶し、手前の患者は脳卒中ではなく低血糖で意識障害を起こしていることを見抜き、奥の患者から先に搬送させる。
・・・医者になって初めて分かった。
想像していた以上に医者一人の力はちっぽけで、人を救うのはたやすくないと。
だけど、このちっぽけな力が、時に人の命を奪うのだと。
そうやって生かされ、失われた命に患者は泣き、笑い、運命だと受け入れていく。
それなら俺は、死神かもしれない。
この手で妹を、春子を永遠に眠らせた。
春子、お兄ちゃん怖くて怖くて堪んないんだ。
ホントは今すぐにでも医者を辞めたいくらいだよ。
それでも今ここにいるのは、どうしようもなく期待してしまうからなんだろう。
朝が来るたびにいつも「おはよう、春子」って言いたくて・・・

救助活動終了後、桜庭は伊勢崎に電話で「まだまだですが、なかなかのお見立てです」と報告し、伊勢崎は病院に戻った長谷川に「あれだけの事故で死者ゼロは上々。君の眼は確かなようだ」と話すと、長谷川は「彼は背負いきれる人間です」と答える。
すると伊勢崎は「アイツはまだ何も背負ってなんかいない。まだ誰も殺していないだろ?」と話し・・・


というような内容でした。

リアルタイムでは「緊急取調室」の方を観てしまったのですが
今朝こちらを録画視聴したら、こちらも良くて、こちらの方が引き込まれたので、こちらの感想の方を先に書くことにしました

まず、主演・響役の大倉くんがとても良かったです!!
俳優・大倉君は、「三毛猫ホームズの推理」と「お天気お姉さん」の若干コミカルな役でしか今まで観たことがなかったのですが、今回のトラウマに悩みながらも医師として頑張っていこうとするという役どころを熱演していて、とても惹きこまれました

この枠のドラマは比較的よく観ているのですが、今までの作品は少し「軽いんじゃないか?」(悪くはないけど、もう少し真面目に描いてほしい)と思う部分があったので、本作もあまり過度の期待は持たずに・・・と思っていたのですが、本作は真面目に真剣に描いてくれそうな気がして、一気に期待が出てきました
私は医療モノはあまり観ないとよく書いていますが、「救命病棟」シリーズを長く観ていたこともあったので、救命救急より更に現場に近いDMATという集団がどういうものなのか興味が出てきたので、じっくりと観ていきたいと思います

小曽根が響に「どっちの命を助ける?天才外科医とあなたの平凡な家族なら」と聞いた時は、なんてことを聞くんだ!?とビックリし、響と同じように腹立ちすら感じたのですが、
答えは「患者のバックグラウンドによって選ぶって事じゃない」って事なのかな?と、終盤のシーンを観て思いました。
2人の意識障害の怪我人を前にした響は、初めは結婚指輪だったりケータイに貼ってあったプリクラシールを見て判断しようとしたけど、「誰の命も奪いたくない」と思い直して冷静に状況を判断していって・・・という過程が、とても良かったです。

院長・伊勢崎や看護師・長谷川、レスキュー隊隊長・桜庭の本心が終盤までよく分からなかったけど、どうやら響の隠れた才能に気づいて育てていこうとしている様子だったのには、ホッとしました。
先月までこの時間は、足を引っ張り合う医師の話を観ていたので(笑)、あのドラマはあれで良かったけど、本作もそういうのなのか?とふとよぎったので(まだ分からないですけどね~)
院長役の國村さんが、足を高く蹴り上げたり、大倉君を投げ飛ばす姿を見て、「そのうち首が回り始めるんじゃないか?(by「スターマン」)と少し思ってしまいましたけど
でも、最後の伊勢崎の「アイツはまだ何も背負ってなんかいない。まだ誰も殺していないだろ?」は少し意味深で、ちょっと怖かったかも・・・どういう事なんだろう??

妹を植物状態にしてしまった時の回想シーンがちょっと多すぎというか、長かったように思ったのですが(それをもう少しコンパクトにして拡大放送にしなくても良かったのでは?)、それ以外は満足の内容でした

「緊急取調室」の感想は、あらすじを書かない感想のみの記事でアップする予定ですが、これから用事があるので夜か明日になるかも、です。
来週、どっちをリアルタイム視聴にするか・・・あっちはかなり濃かった
悩みどころですが、本作がこのままの質でいってくれるのなら、本作の方を引き続き重点的に書いていきたいなぁと思った初回でした

※公式HP(こちら
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