goo blog サービス終了のお知らせ 

emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

Dr.DMAT 第8話

2014-02-28 16:36:36 | 2014冬ドラマ
第8話 「裏切りの救命手術」

繁華街でガス爆発事故があり、DMATの出動要請が出たため、有栖川総合病院の外科医・小曽根達也(佐藤二朗)と内科医・八雲響(大倉忠義)らが出動する。
響はホームレス・桑野(竹下宏太郎)を診察し、脳挫傷の疑いがあるため早急に搬送するように話すが、小曽根は院長・伊勢崎勝一(國村隼)からの電話により大手商社・石橋商事の会長・重松(浜田晃)の搬送を優先するよう指示を出す。
納得のいかない響はハイパーレスキュー隊隊長・桜庭周作(石黒賢)に「こんな指示に従うつもりですか?自分の頭で考えてください!」と訴えるが、桜庭は「医者同士の揉め事に巻き込まれるのは迷惑だ」と取り合わない。
病院に戻った響は院長に納得が出来ないと訴えるが、院長が「石橋商事の会長だ。経団連の理事も務めている。政府の有識者会議にも呼ばれる。中東とのパイプを持つ数少ない日本人だそうだ」と話すため、響は「だからって特別扱いしていいんですか?助けられる人から助ける、それがDMATの鉄則ですよね?」と尋ねる。
すると院長は「例外もあるという事だ」と話すため、響が「人の命の重さは同じですよね?」と尋ねると、院長は「本気で言ってるのか?同じなわけないだろ。命の重さは違う、バラバラだ。それが事実であり現実だ。そしてその現実の中で医療に当たるのが我々だ」と話すが、響は納得がいかない。
翌日、響の元を祖父・八雲雷蔵(左とん平)が訪ねてきたため、響は昨日の件について「医療の世界もさ、結局お金ってことかって思っちゃって」と話すと、雷蔵は「お前は何も分かってないな。お前の言う偉い人って何だ?金持ちが偉い人なんて、じいちゃん教えたっけか?」と話す。
響は小曽根に言われて桜庭のいる消防庁の訓練場へ備品の返却とこれまでのお礼を言いに行くと、桜庭はレスキューの訓練現場を見せながら「我々には人命救助の際、命を守る順番がある。まずは自分、次に仲間、そして要救助者。レスキューなら潔く犠牲になれ、そう言われることもある。でもな、我々は自分と仲間を守ることが他人を救うことになるんだ。隊員一人を亡くすことは、その隊員が助けることが出来た多くの命を失う事と同じだからな。だから訓練せずにはいられない」と話す。
桑野が亡くなった事を聞いた響は院長に「どうして重松さんの命の方が重いと判断されたのですか?お金じゃないですよね?」と尋ねると、院長は「昔、人の命は地球よりも重いと言った人がいたが戯言だ。災害が起こればそんな事は言ってられなくなる。一人の犠牲で百人が、町一つが、あるいは国が助かるのであれば、その一人を犠牲にすべき時もある。これは俺の持論だ。正しいかどうかは分からん。DMATというのは国益を守るものだと思ってる。地震、テロ、水害…大災害というものは戦争を除けば一番国にダメージを与えるものだ。助けられる人から助ける、DMATの鉄則は最も多くの患者を助ける最善の方法だ。それは死んでも何ら世間に影響のない俺たち大多数の者には有効だ。だが、例外がいる。一人で百人の生活に影響がある人、千人の人間を助けることが出来る人、そういう人は助けるべき人間だ。重松会長を確実に助けようとしたことが間違いだったとも思わない」と話す。
数日後、地震が起こり、地下水道施設に視察に来ていた次期総理候補の国会議員・一之瀬(国広富之)とその第二秘書・山口(佐野泰臣)が落ちてきた資材の下敷きになってしまう。
DMATの出動要請が入り、響が駆けつけるが、無傷だった第一秘書の森田(デビット伊東)は、山口ではなく一之瀬を先に搬出するよう強く迫る。
しかし響は、山口が脾臓を損傷していて先に搬出する必要があると判断し、山口を先に搬出させる。
その後、一之瀬も搬出されて二人とも助かるが、森田は一之瀬を先にしなかったことに対して院長に抗議に行く。
院長室に呼ばれた響は森田に、一之瀬は足の骨折とコンパートメント症候群で足が腫れて壊死の危険があり、同時にクラッシュ症候群を併発していたことから、搬出よりも先に足の切開と大量の輸液投与が不可欠であったため、先に搬出していたら逆に命の危険性があったと話す。
それでも森田が「結果論ではなく、私は責任問題を!」と話すため、院長は「その程度の責任なら私が取りますよ。もし次に一之瀬さんとあなたに同じ事が起きた時は、迷わず一之瀬さんから助けますからご勘弁ください」と制して、森田を帰す。
院長は響に「今回は運が良かっただけだからな」と話すと、響は「レスキュー隊の皆さんの技術と僕なら、二人とも助けられると冷静に判断しました」と言って退出していき・・・


というような内容でした。

最初の現場の「商社の会長」VS「ホームレスの方」については、何とも言えないなぁ・・・。
私自身は間違えなく「死んでも何ら世間に影響のない俺たち」で、本件のホームレスの方と同じような立ち位置なので、そう処理されたら納得がいく面もあるし、納得いかない面もあるというか・・・。
ここでいう「助けられるべき人間」の人達には、勘違いはしてもらいたくないです。
確かに何百人、何千人の人に影響する人なのかもしれないけど、その命を優先したことに納得がいかない人もいますからね。
あとは、どの辺までが「助けられるべき人間」なのでしょうね?
医者やレスキュー隊員の優先順位が上だというのは分かるけど、その他は「大企業の会長だから」とか「政治家だから」と一律に言われても色んな方がいらっしゃるからなぁ・・・
「影響力を持っている人」についての判断基準をもう少し明確にしていないと、現場に行った隊員は困るのではないかな?

院長が言っていた「一人の犠牲で百人が、町一つが、あるいは国が助かるのであれば、その一人を犠牲にすべき時もある」は、
先日観たNHKドラマ「足尾から来た女」で田中正造氏が言っていたのと逆な事を言っているなと、ふと思い出しました。
まぁ、比較している物が少し違いますが・・・

もう少しこの命の選択については、深く描いてもよかったのでは?と思いました(明確な結論はでなくてもいいので)。

2件目の現場に関しては、
ああいう緊急の現場で「この人は○○だから、先に搬送しないといけない」「この人は××だからすぐに搬送しなくてもいい」と説明できればそんなに問題は大きくならないと思うのだけど・・・。
まぁドラマなので、盛り上げるための演出なのでしょうけど
響が若いってのもあるし、最初の方で響に決断力がないというのをたくさん見せられてきたので、どうも響が「こっちが先!」と言っている判断が正しいのかどうかが分かりづらくて、ドキドキよりはハラハラした終盤でした

響も成長して、少しずつ頼もしくなってきてるっていうことなのかな?
いよいよ妹・春子(瀧本美織)にも動きがある?
美織ちゃんが眠ったまま(回想シーンのみ)で終わるわけではないと思っていたけど、どうなるんでしょうね?

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« S-最後の警官- 第7話 | トップ | 三匹のおっさん~正義の味方... »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。