私 結婚できないんじゃなくて、しないんです 最終話

最終話（第10話）　「私が選んだ男！」

結末は、昨年末にキャスト名を聞いた時から想定していたのと同じでしたが（爆）、
桜井君と一緒になってもいいな～と思える内容だったので、みやびがどう選ぶのかドキドキしながら観ることが出来て楽しかったです！
私はあのまま桜井君と結婚しても、上手くいくことはできたと思うのですよね。
でも、やっぱり「頑張って結婚するものではない」というのは分かるし、未だに桜井君にはスッピンを見せていなかったし、十倉と一緒の方が生き生きとして楽しそうだったのは明らかだったから、
十倉エンドが一番ストンと落ちたとは思うので・・・
最後に言い合いで終わるとは思わなかったけど（笑）、二人らしい終わり方で良かったです！
爆笑しちゃいましたｗｗｗ


桜井洋介（徳井義実）が家に来たからお泊りグッズを買いに走るとか、橘みやび（中谷美紀）が可愛すぎるのだけど、気付かないマイペースエベレスト桜井君・・・
でも、みやびが母校でセミナー講師をしているところに駆けつけるとか、やっぱり みやびの事を大切に思っているのは間違いないのですけどね～。

「私は一人でも平気です！必ずプロポーズ、何とかしてみせる！あなたなんかに もう二度と頼らないって伝えてください！必ず幸せになって見せるって！」
不動産会社の人に言ってもねぇ・・・ｗ
焦っているの、バレバレｗｗｗ
そんな弟子の窮地を不動産会社の人に聞いて、ちゃんと駆けつける師匠・十倉誠司（藤木直人）
「仕事が魅力的だから売れ残ったんじゃない。お前に魅力的がないから売れ残ったんだ！」とキレッキレの毒舌なのに、涙する みやび。
まぁ、この時点で みやびの心に十倉がいるのはアリアリだったから、目撃しちゃった桜井君は気になりますよね。
そして、橋本諒太郎（瀬戸康史）のみならず久保幹太（森田甘路）や みやびママ・昭子（夏木マリ）までもが十倉とお似合いだと思っている状態


そんな中、最終回の十倉塾は
男からプロポーズを引き出す方法＝「エージェント理論」
→彼氏とママを面会させて、まずママはムスッとし、お酒の勢いで「あなた、娘の事どう思ってるの？責任とる気あるの？」と桜井君に尋ね、みやびが彼を擁護したら、ママは机を叩いて怒る。その時、少々意味が分からない言葉の方が迫力が出るｗ

この時の３人のコント、面白かったなぁ～！
夏木さんのボケ具合が最高というか、「マグロ？」って面白そうに尋ねたり、「コラーッ！」って絶叫したりｗｗｗ
ディレクターズカットで、ここは長めに見たいです！
でも、せっかく練習したのに、打ち合わせをしていない桜井君の姉・由香里（田中美佐子）がエージェント理論を実践！！
この流れも面白かったです

そしてもう一つの教えは
「ロスタイム理論」
サッカーのロスタイムに怒涛のシュートを放つがごとく、通常ならＮＧワードとされる結婚をあえて会話に放り、粘り強く男を結婚へ導く。
例えば、鼻歌で「てんとう虫のサンバ」を歌うとか、デートの待ち合わせ場所にウエディング服のショーウィンドーがある場所を選ぶとか、デートの最中に区役所に行こうとするとか、あくまでも結婚をギャグっぽく話していたら、男は本音を冗談で上手くコーティングできる女をすごく可愛いと思うし、こんなことを言う女に本当にプロポーズしたらきっと喜ぶだろうなと想像し始める。

そのロスタイム理論に見事に陥落する桜井君！
カフェの受付で「桜井様　２名」と名前を書いた時にプロポーズするとは！！
エベレスト・・・そのタイミングがよく分からん！（爆）
でも、そういう何気ない時にふと結婚を強く意識できたのだから、私はそのまま結婚しちゃっても みやびもきっと幸せになれたと思うのですよね。。。

でも、みやびが大急ぎで走って報告に行った場所は、十倉！
満面の笑みで「よくやった！」と言って手を広げて抱きしめあう みやび＆十倉！！
「卒業おめでとう！」の書を書き、「よく頑張った」と声をかけ、「もう会うこともない」と言い捨てる十倉・・・でも涙目
みやびもどんどん元気がなくなって、十倉が日本からいなくなって本当に会えなくなるかもと分かったら涙目

エレベーター前で憎まれ口を叩き合って、捨て台詞を言い合い、
ドアが閉まる間に見せる二人の怒った顔→寂しい顔→十倉の切ない顔→みやびの涙をこらえながらの精いっぱいの笑顔！！
このエレベーターでのやり取りが秀逸で、私はこの場面を観た時に「あぁ、このドラマは二人のこの表情が観れただけでどんな結末になってもいい！」と思ったのですよね。。。
みやび＆十倉が、演じている中谷さんと藤木さんに憑依しているかのごとく、この３か月間のドラマ撮影期間中は本当に濃厚で楽しいものだったのだな～というのがとても伝わったというか、勝手にそこまで想像しちゃうくらい、お二人の表情が素晴らしくて感動しました！！


みやびが由香里に「おかげさまでゴールインできそうです」と話すと、
由香里は「結婚がゴールじゃないよ。結婚式挙げる日がピークじゃダメなのよ、あとは落ちるだけなんだから。理想の結婚生活っていうのは、ピークは最期が理想。人生のエンディング。私も今の旦那に色々不満はあるんだけど、年取ってもうすぐお別れだねって時に『あんなことあったね、こんなこともあったね。あー、一緒にいて良かった』そう話せるために今、頑張ってる。結婚生活は長いから」と話し・・・
みやびがママに結婚の話をすると、
ママは「結婚って、頑張ってするものじゃないわよ。自然とそうなるものよ」と話し・・・
私は結婚して10年ちょっとなのでアレだけど、確かに頑張って結婚した訳じゃなくて、相手を頑張らせた訳でもなくて、でもまぁ結婚する前に今のところのピークはあったような気もするけど（爆）、その後軽い沈みはありながらも緩やかな上り坂を歩いているという感じかな。

みやびも、桜井君とこれからは緩やかに上っていくという選択肢はあっただろうけど、でも十倉を失った喪失感がある状態では・・・ね。
桜井君に「思いがあるのに何も言わないのは後悔する」「もし思い出がなかったら、ただ普通に俺たち知り合ってたら、橘は俺を選ぶか？」と言われて・・・
「そんな顔されたらさ、困るよ俺も。あの人に会って確かめてこいよ。俺みたいにずっと後悔しないように。自分の気持ち、確かめてこい！」と言って送り出す桜井君が切なかったけど、とてもカッコ良かったです！
最後の思い出ソングは、ユーミンの「卒業写真」
桜井君を演じていた徳井君と健太郎君のシンクロ具合も素晴らしくて・・・やっぱり切ないなぁ
桜井君、あんな性格だったら、いつまで経っても独身のままかもね
でも、みやびが あのまま桜井君と結婚したら、いつも何か仕掛けていかないと桜井君の重い腰は上がらないのかも！？とも思ったり


そんなこんなで、みやびは十倉の元へ
十倉は、今まで みやびに指南した時のの書を眺めて、思い出に浸り中！？
「私は結婚できないんじゃない、しないの！
　結婚しなくちゃって、ずっと思ってた。
　大事な恋だから必ず実らせて、絶対成功させてって。
　でも、結婚なんてしてもしなくても、どっちでもいい。
　ただ一緒にいたい、そう気づいたの。
　どうしたらいい？
　私が私らしくいられるのは、あなたと一緒の時だけ。
　無理しなくていい。努力しなくていい。このままでいられるの！
　これって、どうしたらいい？」
みやびが決死の告白をした後の、十倉が迷って何度も吐息を吐くのがもう・・・(//∇//)
でも、散々溜めて言ったのが「教えてやろう。俺は今まで一度もお前を女として見たことがない！」と！！
嘘つけー！あんなに愛おしそうに見ていたのに！！ｗｗｗ
でも、十倉らしい言葉だわ

二人の掛け合い・罵り合いは、とても激しいのだけど観ていて微笑ましいというか、やっぱり合ってるな～という説得力があって、
でもそれは、出会って間もなくから信頼関係が自然と醸し出されていて・・・
中谷さんの演技力、そしてそれを受けて立つ直人さんの安定感が抜群で、観ていて本当に楽しかったです！
ご本人たちも楽しそうに見えたのは気のせいかしら！？

まぁ、ハグぐらいはしてもらいたかったような、あわよくば・・・と願望はあったけど、「俺様・十倉」を貫いていたし、
あの二人の掛け合いがこのドラマの名物というか肝だったから、「ああ、ラストは掛け合いで来たか！」と予想を上回った、いい意味で裏切られたラストで、私は大満足でした
その前の、エレベーター前での別れのシーンが秀逸だったので、そこで満足していたのもありますけど

でも、実際は更に収録していたようで・・・
先ほどツイッターのドラマ公式アカウントで
「特に最終回のラストシーンのあと。昨日の放送では未収録だった部分が、DVDには入っています」
とのこと！！
もし放送枠が15分延長だった時のことを考えて、多めにシーンを収録していたのでしょうか！？
いつもだと「ＤＶＤでは更なるラストが」と言われると激怒する私ですが、今回はＤＶＤを既に予約しているので、来月届くのが楽しみです！


全話を通じた感想は、月末に「春ドラマ総括」の記事で書こうと思っていますが・・・
途中で少し中だるみ感はあったものの、勢いのある脚本＆ストーリーで、キャストも皆さんハマっていて、音楽もアップテンポでオシャレで、毎回観ていてとても楽しかったです！
みやび＆桜井君のシーンにキュンキュンし、諒太郎＆梨花の若さを眩しく思ったり・・・
毎回一番トキめいたのは、十倉の魔法の言葉「教えてやろう」でしたが
みやび＆十倉の二人の掛け合い、毎回本当に素晴らしかったなぁ

みやびと一緒に十倉の教えを一生懸命毎週聞いて、頑張るみやびを応援して・・・
この３か月間、週末はとても楽しかったです！！

最初の触れ込み通り、まさにスパルタラブコメディでした！
キャスト＆スタッフの皆様、斬新なドラマをありがとうございました！！
＿＿＿＿＿＿

最後に直人さんについて、少しだけ。

リュックを背負ってセミナー会場に現れた十倉が、ビジュアル的にはさっぱりしていて良かったです！

でも、一番ツボだったのは、上で何度も書いたけどエレベーター前でのシーンかな。
観ていて本当に胸が詰まるくらいに感動しました
ラストの、みやびに告白されて戸惑って吐息を吐くところも素敵でしたし・・・
直人さん、この役に見事にハマっていて、とても素晴らしかったと思います！
久しぶりにＤＶＤを、しかも最終回前にポチッとしたくらいに、私はハマっていました。
ネットでも毎週話題になっていて・・・素敵な作品に関わって、本当に良かったですね。
ありがとうございました！＆お疲れ様でした！！

パリ、バルセロナ、ミラノ、ナポリ、ネパール、上海、香港へ原点回帰の旅に出かけていた十倉。
海外では日本のブランド力（安心、安全、高品質。特に和食）に興味を持っていることが分かり、スクールランチ・給食のデリバリーシステムを世界規模で展開するビジネスを考えているとの事だったけど・・・
続編希望の声もあるようだけど、やるとしたらどんな続編になるのだろう？
ドラマタイトルがアレですからね・・・
でも、中谷さん＆直人さんの掛け合いは、また観てみたいです！
お二人の掛け合い、本当に本当に素晴らしかったです！！
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