7月20日のアフタートークのある日に、音楽劇「魔都夜曲」を観てきました。
一昨年のライブツアーver.11.0の時は上京できたのですが、その頃から体調が少し良くなくて、
去年は体調不良から抜け出せていなく、舞台「尺には尺を」は観に行くことができなかったのですが、
今年は何とか回復してきまして・・・。
FC先行チケット発売の時は、まだ体調面に不安があったのでチケットを取らなかったのですが、
やっぱりできれば行ってみたいな・・・と思い、その後の別の先行発売で1日分だけチケットを購入。
暖かくなるにつれて体調が良くなって(←おばあちゃんみたいw)、本当に良かったです。
でも、旅行後にまた皮膚炎が悪化してしまったのですが
暑い中 歩くのを少しでも避けるため、東急デパートの無料循環バスを利用。
入場して、パンフレットとポーチを買い、DVDを予約
席は、1階下手側のバルコニー席でした。
この席だと、劇中のバンドマンたちは全く見えず、ピアノを弾いている松下君は見えました。
でも、ほとんどの場面を観る事ができたし、キャストの顔もハッキリ見えたので、S席としてはお得な席だったな~と思いました。
休憩の時に、トイレもすぐに行くことができましたし(笑)
さて、感想ですが、ネタバレ入りで書きます。
(ネタバレなしの感想を書くのが難しくて)
これから観劇予定の方は、ここから先は読まずに、観劇後に読んでいただければと思います。
と言っても、たいした感想ではないので、期待しないでください
歌があり、演技があり、生演奏があり、衣装は煌びやかで、キャストは色んな方面で活躍する方々ばかりで・・・
色んな意味で とても豪華で、圧倒され、とても堪能できた舞台でした!
私は、舞台をほとんど観たことがなく、ほぼテレビでしかエンタメを観ていないので、
今までテレビで観ていた役者さんの新たな一面を知ることが出来たり、お名前だけは知っていても観たことがなかった役者さんの演技や歌声をたくさん知ることが出来て、とても感激しました。
村井國夫さんや橋本さとしさんやマイコさんの歌声って、こんなに素敵だったのですね。
橋本さんのセクシーボイスや視線も素敵でしたし、
村井さんがいると壇上に安心感があるように思えましたし、
マイコさんの、清隆が一目ぼれしてしまう事に説得力のある気品のある美しさも素晴らしかったです。
壮一帆さんが、男装は言わずもがな、チャイナドレス姿もとても美しく、輝きがハンパなかったです!
あんなに裾の長いチャイナドレスを颯爽と着こなせる方がいるなんて!
歌声やダンスも観る事ができて、心の中で「ごちそうさまでした!」と思ってしまいました
橋本さんとのダンスシーンでは、ツイッター情報で聞いていた「さとしさんの鼻息でイヤリングが揺れる」という言葉を思い出してしまい、そっちの方で「おお!そのシーンだ!!」って思ってしまいましたが
山西惇さんは、重要な役どころを2役演じられていましたが、全く違う人物に見えて流石だな~と思いました。
まさか字春(秋夢乃さん演じる)と そんなことになるとは思いませんでしたが(笑)
後半に演じていた甘粕は、清隆側の人間かどうかが最後まで読めなかったので、とてもドキドキしながら観ていました。
小西遼生さんは、お名前は雑誌やツイッター情報等で存じ上げていたのですが、演技を観るのは(たぶん)初めてでした。
声がとてもよく通っていて、演技も多彩で、清隆の味方だと思いきや悪い顔が出てきて、裏切ったままかと思ったら・・・見事に小西さん演じるチーチャンに翻弄されました!
舞台前方でずっと倒れているシーンや、川島芳子に撃たれて横たわるシーンでは、「いつまで横たわっているの??」「死んじゃったの!?」と、清隆さんも気になるけどチーチャンの動きもかなり気になりながら観ていました。
松下洸平さんの演奏&演技も初めてじっくり観たのですが、とても素敵なピアノの演奏で、笑顔や動きがチャーミングで、一気に好きになってしまいました。
そして、アフタートークで話していたのですが、「ピアノを弾いている時に清隆が観客に背を向けて自分のピアノの演奏をニコッて微笑みながら聴いてくれるシーンが、とてもグッとくる」というような事を話していて、ますます好感度アップ
清隆さんが一番好きですが、二番目に好きになったのが松下君演じる鹿取でした
李香蘭は、私が観た回は浜崎香帆さんの回でしたが、とても可愛らしくて、歌声が美しくて、とても輝いて見えました。
李香蘭とシンクロして字春が歌を引き継いでいくシーンは、お二人ともとても美しい歌声で、感動で震えてしまいました。
これからのご活躍に注目してみたいと思います。
秋夢乃さんは、歌声は素敵だし、目力は凄いし、存在感がとてもあって、ウェルカムライブ?から終始圧倒させられながら観てました。
本当に綺麗な歌声だったな・・・。
文句なしに素晴らしかったです。
この方の歌だけで観劇チケットをもう1枚買ってもいいくらいに思いました(時間がなく観劇できなかったので、DVDで堪能させていただきますm(__)m)。
そして、そんな秋さんを上回る大人の色気が「これでもか!」と出ていたのが、春風ひとみさん。
村井國夫さんとのダンス&歌のシーンは、特に とてもムードのある素敵なものでした。
われらがプリンス、藤木直人さんの事を触れずにいましたが・・・
清隆さん、とても輝いていて、本当に本当に素敵でした!!
上海を愛し、お酒を愛し(笑)、友人たちを大切に思い、国を思い、相手の国も思いやり、平和を願って・・・
ボンボンだけど、ボンボンなりに色々と考えて、プリンスとして出来る事を考えて大きな事を成し遂げようとして・・・
単に一人の女性に身を投じただけではなく、周りの大切な人々を守るために奔走している姿が、しっかりと伝わってきました。
清隆の周りの人たちにも そんな思いが伝わって、あの川島芳子や甘粕氏まで動かし、チーチャンも大芝居を打って・・・
ラストにみんなで歌って、その真ん中でギターをかき鳴らすシーンには、本当に本当に「カッコいいーーーー!!」と叫びたくなりました(叫ばなかったけど、顔がかなりニヤついて、ハンカチで口元を隠しましたけど)。
小説「夢顔さんによろしく」を読んだり、史実を確認してから本作を観ると、とても切ない気持ちになったりもするのですが、
「夢顔さんによろしく」での文隆さんも、日中の関係悪化を憂いて自ら上海に行きたいと志願して行ったり、友との語らい(大半はお酒を飲んでですがw)を大事にしている方でしたからね。
そんなボンボンとしての気品や、フレンドリーな所や、フットワークの軽い所などが直人さんの演技にとても出ていて、とっても良かったな~と思いました
そして、紅花をエスコートする姿も、とても素敵だったです!
橋で紅花と抱き合った後、暗転している中でもしばらく抱き合っていたのですが、暗闇の中から退場する時に右手を少し上にあげて紅花の手を握ってエスコートして、最終的に紅花の腰に軽く手を添えて優しく紅花を先に舞台裏へ促してあげるところ(←上手く説明できなくてスミマセン)が私の席からはずっと見えていて、「うわ~!マイコさん羨ましい!!こんなプリンスにエスコートされたい!!」って、一人で心の中でキャーキャーしながら見守っていました
(たぶん下手側前方の席でしか観ることが出来ないポイントだと思いますが)
直人さんの優しさが何だかとても出ているように思いました
何回も観劇することが出来ていたら、もっともっと書きたいことは出てくると思うのですが、
とにかく直人さんのプリンス役はとてもハマっているな~と思ったのでした。
そんな各キャストの、各々の個性がふんだんに盛り込まれていたので、大満足でした!!
ストーリー的には、中盤までは、日中間の政治上・軍事上の対立にはあえて触れず、ジャズクラブ『ル・パシフィーク』では みんなそれを見ぬふりをして敢えて華やかなショーを繰り広げていたのですが、
でも、日本人と中国人の双方に不満が噴出していって、終盤にかけて一気に緊迫するものの、
清隆の純粋な思い、日中間の友好と平和を信じる気持ち、仲間を大切にする思いが、みんなの心を動かして・・・
第2幕を、あと10~15分位長くしてもらって、もっとじっくり観たかったな~という思いはあったのですが、
ラストはああいう終わり方で良かったと思いました。
日本人と中国人とで、こういう思いを持っていた人が少なからずいた・・・
それはアフタートークでの村井さんの話の中にもありましたが、日本人を匿って助けてくれた中国人が当時実際にいたそうですね。
自分もそんな時に、大勢(たいせい)に流されずに、間違っていることは間違っているとして、自分のできうる限りのことをしていけたらな・・・できるかな・・・ということを思ったり。
こういう状況にならないように、まず日頃から政治の動向を見ていかないといけないのでしょうけどね。
そんな深い面も考えさせられる内容でもあったように思いました。
1回しか観劇できていないので、上手く書けず、大した内容にもならず、申し訳ありませんでした。
DVDが届くのは12月下旬・・・その時にまたじっくり観てみたいと思います!
__________________________
アフタートークについては、他の直人さんファンの方のレポートが素晴らしすぎて、別に私が書かなくてもいいのでは?と思うのですが、
私のメモという事で、覚えていることをいくつか書き残します。
全体的な流れとしては、
司会のコングさんがボケ倒すのを、山西さんが突っ込み、村井さんが更に突っ込むものの真面目な話を盛り込んで引き締め、そんな村井さんのお話を真摯に聞く直人さん。
松下くんは、話に加わろうとするのだけど、それを村井さんが「まだ俺がしゃべってるんだ」と言って松下くんをイジる。
そして、コングさんがまたボケ倒し、山西さんが突っ込み…
という、超濃厚な面白いトークショーでした。
私は、何度も笑いながら聞いていました。
直人さんのことを、みなさんが結構持ち上げてくださっていて、直ファンにとっても嬉しい内容だったかと。
直人さんは、フィナーレで着ていた白い服ではなく、青いスーツに着替えていました。
脚を組んでいましたが、メチャクチャ長かったです!!
役作りをどうしていったか。
コングさんは、当初は中国人マフィアの役と言われていたが、本を渡されてみると全然違う役で、とてもビックリして戸惑ったそうです。
直人さんは、そういう経緯を知らなかったらしく、とても驚いていて、松下くんに小声で詳細を確認していました。
村井さんは、終戦時に中国にいて、6人兄弟の末っ子だったので、もしかしたら中国残されて中国人に育てられたかもしれなかったと。
当時は、日本人の幼子を受け入れてくれる、日本人に好意的な中国人もいたそうです。
中国人が日本人をかくまってくれることもあったとか。
そんな話を直人さんは深く頷きながら真剣に聞いていました。
村井さんは、劇中で貧民たちみんなが歌う場面でも登場していて、歌い始めの方の小さい声の時(まだ揃った合唱になる前)に歌うメロディーが毎回少しずつ違っていて、直人さんは毎回「村井さんは今日はどんな感じで歌い出すんだろう?」と、とても楽しみに聞いているとのこと。
山西さんは2役。
終盤に出てくる太った眼鏡をかけた黒い服を着た怪しい人物も山西さん?と間違えられることもあるが、それは違う(私も、このトークショーを聞くまでは「山西さん、お腹に何を巻いているの?」って思っていましたw)。
甘粕さんは、画像検索すると山西さんご本人の目からしてもソックリに思う。
実在の人物がモチーフになっているが、会ったことのある人は(この世にはもう)いないので…と話していると、村井さんが「浅丘ルリ子さんは甘粕さんに4歳の時に見出だされて、女優になりなさいと言われたらしい」という話が!
松下くんの役は、服部良一さんがモチーフになっていて、先日良一さんのお孫さんが観劇に来てくださっていた…と話すと、村井さんが「お孫さんって、どっちの?(良一さんの息子さんのうち、どなたの方か?)」と聞いてきて、松下くんは答えられず。
そのお孫さんは、1幕の時はどれが祖父の役なのかが分からなかったけど、休憩中にパンフレットを見て、祖父が20歳くらいの時はこのような感じだったのだな、と思いながら2幕は観てくださっていたとのこと。
それを聞いた直人さんが「(良一さんが作曲した)蘇州旅曲は、1幕でもやっていたのにね」と突っ込んだら、松下くんがしどろもどろにwww
良一さんが上海に実際にいたのは40歳くらいのことだったそうだが、松下くんは服部さんを思いながら役のことを考えていたとのこと。
直人さんは、今までの舞台では裏で休む時間が多い役ばかりだったが、
本作は、1幕はずっと出ずっぱりで、2幕もとても出番が多く、走り回ることも多くて、
でもその裏で走っている姿が観客の人には見えないので悔しい、と。
どうせなら、みんなの観ているところで走り回りたい、と(笑)
裏でキャストたちが、マラソンを走っている人を応援するような状態になっていて、最近は国旗を振っている人もいるとのこと。
村井さんは給水係でペットボトルを差し出したり。
この日は、キャスト2人が紙袋を頭にかぶって、「紅花はどっちでしょう?」というフリップを持っていて、「どっちも、ちげー(違う)よ!」と思っていたら走っている速度が落ちて、舞台に出るのが少し遅くなってしまったとの事。
これから観る人は、裏でそんなこともあると思いながら観ていただければ・・・とコングさんだったかな?が言っていました(笑)
直人さんは、「夢顔さんによろしく」など近衛文隆さんが描かれている作品を読んだりなんかはしていて・・・と、文隆さんが上海に行く前にアメリカでも恋愛をしていた事、上海の後は軍隊に召集されて、シベリアに抑留されて、獄中で亡くなったお話を。
山西さんと村井さんが、清隆のような血筋が良くて、全てが揃っていて、自由奔放で・・・という人物を体現できるのは藤木君しかいない!と、直人さんをものすごく持ち上げ始めて・・・
当時は個人より国家のことを考える時代で、清隆のように個人の幸せや戦争をやめようと言ってしまう人はなかなかいない、と。
そんな清隆の考えに、籾田も甘粕も動かされたという、そういう意味では2つの役には共通点がある、と山西さんはおっしゃっていました。
みんなもそんな清隆に動かされて・・・と、それが藤木君がやっているからと、ベテランお二人が賛辞。
そんな褒められて困っている直人さんに、村井さんが追い打ちをかけるように、直人さんの笑顔が可愛らしい、と。
ソファーで包帯を巻いてあげるシーンの時に、目の前で「ニコッ」とされると、フニャっとなってしまうとのこと。
そしたら松下君が、ジャズクラブで清隆が客席に背を向けて椅子をひっくり返してピアノに聴き入るシーンの時に、とてもにこやかにしてくれているので、その笑顔を見て松下さんもフニャっとなってしまうと。
そしたら今度はコングさんが、ジャズクラブで清隆にお酒を持って行ったら、「ありがとう」と言って受け取ってくれる時の笑顔が可愛らしくて、チューしたくなると!
それには流石の直人さんも「やめて!顔が(コングさんのドーランがついて)汚れるから!」と突っ込んでいましたが(笑)
次から意識してしまいそうだ、と直人さんが怒涛の可愛い評価に困惑していました
・・・と、直人さん関係のことしか書き留めていないですし、記憶力が悪いので正確には書いていないことをご了承いただければ、と。
雰囲気だけでも伝われば幸いです。
_______________
毎日少しずつ思い出しては書いていたので、長々となってしまい、申し訳ありません。
ロケ地巡りの記事等は、また後日少しずつ書いていければと思っています。
←web拍手です。
一昨年のライブツアーver.11.0の時は上京できたのですが、その頃から体調が少し良くなくて、
去年は体調不良から抜け出せていなく、舞台「尺には尺を」は観に行くことができなかったのですが、
今年は何とか回復してきまして・・・。
FC先行チケット発売の時は、まだ体調面に不安があったのでチケットを取らなかったのですが、
やっぱりできれば行ってみたいな・・・と思い、その後の別の先行発売で1日分だけチケットを購入。
暖かくなるにつれて体調が良くなって(←おばあちゃんみたいw)、本当に良かったです。
でも、旅行後にまた皮膚炎が悪化してしまったのですが
暑い中 歩くのを少しでも避けるため、東急デパートの無料循環バスを利用。
入場して、パンフレットとポーチを買い、DVDを予約
席は、1階下手側のバルコニー席でした。
この席だと、劇中のバンドマンたちは全く見えず、ピアノを弾いている松下君は見えました。
でも、ほとんどの場面を観る事ができたし、キャストの顔もハッキリ見えたので、S席としてはお得な席だったな~と思いました。
休憩の時に、トイレもすぐに行くことができましたし(笑)
さて、感想ですが、ネタバレ入りで書きます。
(ネタバレなしの感想を書くのが難しくて)
これから観劇予定の方は、ここから先は読まずに、観劇後に読んでいただければと思います。
と言っても、たいした感想ではないので、期待しないでください
歌があり、演技があり、生演奏があり、衣装は煌びやかで、キャストは色んな方面で活躍する方々ばかりで・・・
色んな意味で とても豪華で、圧倒され、とても堪能できた舞台でした!
私は、舞台をほとんど観たことがなく、ほぼテレビでしかエンタメを観ていないので、
今までテレビで観ていた役者さんの新たな一面を知ることが出来たり、お名前だけは知っていても観たことがなかった役者さんの演技や歌声をたくさん知ることが出来て、とても感激しました。
村井國夫さんや橋本さとしさんやマイコさんの歌声って、こんなに素敵だったのですね。
橋本さんのセクシーボイスや視線も素敵でしたし、
村井さんがいると壇上に安心感があるように思えましたし、
マイコさんの、清隆が一目ぼれしてしまう事に説得力のある気品のある美しさも素晴らしかったです。
壮一帆さんが、男装は言わずもがな、チャイナドレス姿もとても美しく、輝きがハンパなかったです!
あんなに裾の長いチャイナドレスを颯爽と着こなせる方がいるなんて!
歌声やダンスも観る事ができて、心の中で「ごちそうさまでした!」と思ってしまいました
橋本さんとのダンスシーンでは、ツイッター情報で聞いていた「さとしさんの鼻息でイヤリングが揺れる」という言葉を思い出してしまい、そっちの方で「おお!そのシーンだ!!」って思ってしまいましたが
山西惇さんは、重要な役どころを2役演じられていましたが、全く違う人物に見えて流石だな~と思いました。
まさか字春(秋夢乃さん演じる)と そんなことになるとは思いませんでしたが(笑)
後半に演じていた甘粕は、清隆側の人間かどうかが最後まで読めなかったので、とてもドキドキしながら観ていました。
小西遼生さんは、お名前は雑誌やツイッター情報等で存じ上げていたのですが、演技を観るのは(たぶん)初めてでした。
声がとてもよく通っていて、演技も多彩で、清隆の味方だと思いきや悪い顔が出てきて、裏切ったままかと思ったら・・・見事に小西さん演じるチーチャンに翻弄されました!
舞台前方でずっと倒れているシーンや、川島芳子に撃たれて横たわるシーンでは、「いつまで横たわっているの??」「死んじゃったの!?」と、清隆さんも気になるけどチーチャンの動きもかなり気になりながら観ていました。
松下洸平さんの演奏&演技も初めてじっくり観たのですが、とても素敵なピアノの演奏で、笑顔や動きがチャーミングで、一気に好きになってしまいました。
そして、アフタートークで話していたのですが、「ピアノを弾いている時に清隆が観客に背を向けて自分のピアノの演奏をニコッて微笑みながら聴いてくれるシーンが、とてもグッとくる」というような事を話していて、ますます好感度アップ
清隆さんが一番好きですが、二番目に好きになったのが松下君演じる鹿取でした
李香蘭は、私が観た回は浜崎香帆さんの回でしたが、とても可愛らしくて、歌声が美しくて、とても輝いて見えました。
李香蘭とシンクロして字春が歌を引き継いでいくシーンは、お二人ともとても美しい歌声で、感動で震えてしまいました。
これからのご活躍に注目してみたいと思います。
秋夢乃さんは、歌声は素敵だし、目力は凄いし、存在感がとてもあって、ウェルカムライブ?から終始圧倒させられながら観てました。
本当に綺麗な歌声だったな・・・。
文句なしに素晴らしかったです。
この方の歌だけで観劇チケットをもう1枚買ってもいいくらいに思いました(時間がなく観劇できなかったので、DVDで堪能させていただきますm(__)m)。
そして、そんな秋さんを上回る大人の色気が「これでもか!」と出ていたのが、春風ひとみさん。
村井國夫さんとのダンス&歌のシーンは、特に とてもムードのある素敵なものでした。
われらがプリンス、藤木直人さんの事を触れずにいましたが・・・
清隆さん、とても輝いていて、本当に本当に素敵でした!!
上海を愛し、お酒を愛し(笑)、友人たちを大切に思い、国を思い、相手の国も思いやり、平和を願って・・・
ボンボンだけど、ボンボンなりに色々と考えて、プリンスとして出来る事を考えて大きな事を成し遂げようとして・・・
単に一人の女性に身を投じただけではなく、周りの大切な人々を守るために奔走している姿が、しっかりと伝わってきました。
清隆の周りの人たちにも そんな思いが伝わって、あの川島芳子や甘粕氏まで動かし、チーチャンも大芝居を打って・・・
ラストにみんなで歌って、その真ん中でギターをかき鳴らすシーンには、本当に本当に「カッコいいーーーー!!」と叫びたくなりました(叫ばなかったけど、顔がかなりニヤついて、ハンカチで口元を隠しましたけど)。
小説「夢顔さんによろしく」を読んだり、史実を確認してから本作を観ると、とても切ない気持ちになったりもするのですが、
「夢顔さんによろしく」での文隆さんも、日中の関係悪化を憂いて自ら上海に行きたいと志願して行ったり、友との語らい(大半はお酒を飲んでですがw)を大事にしている方でしたからね。
そんなボンボンとしての気品や、フレンドリーな所や、フットワークの軽い所などが直人さんの演技にとても出ていて、とっても良かったな~と思いました
そして、紅花をエスコートする姿も、とても素敵だったです!
橋で紅花と抱き合った後、暗転している中でもしばらく抱き合っていたのですが、暗闇の中から退場する時に右手を少し上にあげて紅花の手を握ってエスコートして、最終的に紅花の腰に軽く手を添えて優しく紅花を先に舞台裏へ促してあげるところ(←上手く説明できなくてスミマセン)が私の席からはずっと見えていて、「うわ~!マイコさん羨ましい!!こんなプリンスにエスコートされたい!!」って、一人で心の中でキャーキャーしながら見守っていました
(たぶん下手側前方の席でしか観ることが出来ないポイントだと思いますが)
直人さんの優しさが何だかとても出ているように思いました
何回も観劇することが出来ていたら、もっともっと書きたいことは出てくると思うのですが、
とにかく直人さんのプリンス役はとてもハマっているな~と思ったのでした。
そんな各キャストの、各々の個性がふんだんに盛り込まれていたので、大満足でした!!
ストーリー的には、中盤までは、日中間の政治上・軍事上の対立にはあえて触れず、ジャズクラブ『ル・パシフィーク』では みんなそれを見ぬふりをして敢えて華やかなショーを繰り広げていたのですが、
でも、日本人と中国人の双方に不満が噴出していって、終盤にかけて一気に緊迫するものの、
清隆の純粋な思い、日中間の友好と平和を信じる気持ち、仲間を大切にする思いが、みんなの心を動かして・・・
第2幕を、あと10~15分位長くしてもらって、もっとじっくり観たかったな~という思いはあったのですが、
ラストはああいう終わり方で良かったと思いました。
日本人と中国人とで、こういう思いを持っていた人が少なからずいた・・・
それはアフタートークでの村井さんの話の中にもありましたが、日本人を匿って助けてくれた中国人が当時実際にいたそうですね。
自分もそんな時に、大勢(たいせい)に流されずに、間違っていることは間違っているとして、自分のできうる限りのことをしていけたらな・・・できるかな・・・ということを思ったり。
こういう状況にならないように、まず日頃から政治の動向を見ていかないといけないのでしょうけどね。
そんな深い面も考えさせられる内容でもあったように思いました。
1回しか観劇できていないので、上手く書けず、大した内容にもならず、申し訳ありませんでした。
DVDが届くのは12月下旬・・・その時にまたじっくり観てみたいと思います!
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アフタートークについては、他の直人さんファンの方のレポートが素晴らしすぎて、別に私が書かなくてもいいのでは?と思うのですが、
私のメモという事で、覚えていることをいくつか書き残します。
全体的な流れとしては、
司会のコングさんがボケ倒すのを、山西さんが突っ込み、村井さんが更に突っ込むものの真面目な話を盛り込んで引き締め、そんな村井さんのお話を真摯に聞く直人さん。
松下くんは、話に加わろうとするのだけど、それを村井さんが「まだ俺がしゃべってるんだ」と言って松下くんをイジる。
そして、コングさんがまたボケ倒し、山西さんが突っ込み…
という、超濃厚な面白いトークショーでした。
私は、何度も笑いながら聞いていました。
直人さんのことを、みなさんが結構持ち上げてくださっていて、直ファンにとっても嬉しい内容だったかと。
直人さんは、フィナーレで着ていた白い服ではなく、青いスーツに着替えていました。
脚を組んでいましたが、メチャクチャ長かったです!!
役作りをどうしていったか。
コングさんは、当初は中国人マフィアの役と言われていたが、本を渡されてみると全然違う役で、とてもビックリして戸惑ったそうです。
直人さんは、そういう経緯を知らなかったらしく、とても驚いていて、松下くんに小声で詳細を確認していました。
村井さんは、終戦時に中国にいて、6人兄弟の末っ子だったので、もしかしたら中国残されて中国人に育てられたかもしれなかったと。
当時は、日本人の幼子を受け入れてくれる、日本人に好意的な中国人もいたそうです。
中国人が日本人をかくまってくれることもあったとか。
そんな話を直人さんは深く頷きながら真剣に聞いていました。
村井さんは、劇中で貧民たちみんなが歌う場面でも登場していて、歌い始めの方の小さい声の時(まだ揃った合唱になる前)に歌うメロディーが毎回少しずつ違っていて、直人さんは毎回「村井さんは今日はどんな感じで歌い出すんだろう?」と、とても楽しみに聞いているとのこと。
山西さんは2役。
終盤に出てくる太った眼鏡をかけた黒い服を着た怪しい人物も山西さん?と間違えられることもあるが、それは違う(私も、このトークショーを聞くまでは「山西さん、お腹に何を巻いているの?」って思っていましたw)。
甘粕さんは、画像検索すると山西さんご本人の目からしてもソックリに思う。
実在の人物がモチーフになっているが、会ったことのある人は(この世にはもう)いないので…と話していると、村井さんが「浅丘ルリ子さんは甘粕さんに4歳の時に見出だされて、女優になりなさいと言われたらしい」という話が!
松下くんの役は、服部良一さんがモチーフになっていて、先日良一さんのお孫さんが観劇に来てくださっていた…と話すと、村井さんが「お孫さんって、どっちの?(良一さんの息子さんのうち、どなたの方か?)」と聞いてきて、松下くんは答えられず。
そのお孫さんは、1幕の時はどれが祖父の役なのかが分からなかったけど、休憩中にパンフレットを見て、祖父が20歳くらいの時はこのような感じだったのだな、と思いながら2幕は観てくださっていたとのこと。
それを聞いた直人さんが「(良一さんが作曲した)蘇州旅曲は、1幕でもやっていたのにね」と突っ込んだら、松下くんがしどろもどろにwww
良一さんが上海に実際にいたのは40歳くらいのことだったそうだが、松下くんは服部さんを思いながら役のことを考えていたとのこと。
直人さんは、今までの舞台では裏で休む時間が多い役ばかりだったが、
本作は、1幕はずっと出ずっぱりで、2幕もとても出番が多く、走り回ることも多くて、
でもその裏で走っている姿が観客の人には見えないので悔しい、と。
どうせなら、みんなの観ているところで走り回りたい、と(笑)
裏でキャストたちが、マラソンを走っている人を応援するような状態になっていて、最近は国旗を振っている人もいるとのこと。
村井さんは給水係でペットボトルを差し出したり。
この日は、キャスト2人が紙袋を頭にかぶって、「紅花はどっちでしょう?」というフリップを持っていて、「どっちも、ちげー(違う)よ!」と思っていたら走っている速度が落ちて、舞台に出るのが少し遅くなってしまったとの事。
これから観る人は、裏でそんなこともあると思いながら観ていただければ・・・とコングさんだったかな?が言っていました(笑)
直人さんは、「夢顔さんによろしく」など近衛文隆さんが描かれている作品を読んだりなんかはしていて・・・と、文隆さんが上海に行く前にアメリカでも恋愛をしていた事、上海の後は軍隊に召集されて、シベリアに抑留されて、獄中で亡くなったお話を。
山西さんと村井さんが、清隆のような血筋が良くて、全てが揃っていて、自由奔放で・・・という人物を体現できるのは藤木君しかいない!と、直人さんをものすごく持ち上げ始めて・・・
当時は個人より国家のことを考える時代で、清隆のように個人の幸せや戦争をやめようと言ってしまう人はなかなかいない、と。
そんな清隆の考えに、籾田も甘粕も動かされたという、そういう意味では2つの役には共通点がある、と山西さんはおっしゃっていました。
みんなもそんな清隆に動かされて・・・と、それが藤木君がやっているからと、ベテランお二人が賛辞。
そんな褒められて困っている直人さんに、村井さんが追い打ちをかけるように、直人さんの笑顔が可愛らしい、と。
ソファーで包帯を巻いてあげるシーンの時に、目の前で「ニコッ」とされると、フニャっとなってしまうとのこと。
そしたら松下君が、ジャズクラブで清隆が客席に背を向けて椅子をひっくり返してピアノに聴き入るシーンの時に、とてもにこやかにしてくれているので、その笑顔を見て松下さんもフニャっとなってしまうと。
そしたら今度はコングさんが、ジャズクラブで清隆にお酒を持って行ったら、「ありがとう」と言って受け取ってくれる時の笑顔が可愛らしくて、チューしたくなると!
それには流石の直人さんも「やめて!顔が(コングさんのドーランがついて)汚れるから!」と突っ込んでいましたが(笑)
次から意識してしまいそうだ、と直人さんが怒涛の可愛い評価に困惑していました
・・・と、直人さん関係のことしか書き留めていないですし、記憶力が悪いので正確には書いていないことをご了承いただければ、と。
雰囲気だけでも伝われば幸いです。
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毎日少しずつ思い出しては書いていたので、長々となってしまい、申し訳ありません。
ロケ地巡りの記事等は、また後日少しずつ書いていければと思っています。
←web拍手です。
そして一回した見てないのになんて素晴らしい感想なんでしょう。私は何回見ても大した感想は書けないと思います。
今回下手が多いんですが、松下くんは下手にいることが多く初日のときから目をつけていました(笑)
魔都のDVD楽しみですね。尺尺のDVDはあれでいいかなって感じです(笑)
emiさんと直接会っていろいろ話したかったです。またの機会にですね。
長々と取り留めなく書いてしまい、申し訳ありません。
でも、たぶん1回しか観ていないので、感想を書ききれたのかも・・・観る要素がとても多くて、盛りだくさんの舞台でしたよね。
直人さんの主演で、こんなに直人さんが輝いていた舞台を観ることが出来て、とても嬉しかったです!
DVDが、とても楽しみです!!
尺尺のDVD発売のお知らせ、まだありませんね(^^;)
行けなかったから絶対に買おう!と思っていたのですが、今年は思いのほか物入りになり(笑)、
また、直友さんのご好意(!)で衛星劇場の放送を観ることが出来たので・・・ね(^^;)
私も、まりりんさんとロケ地巡りなどをしながらゆっくりお話ししたいです!
20周年の時は、絶対にライブがありますよね!?
近い将来にお会いできますように!