第8話 「世界に誇る自然遺産を守れ!!住民訴訟驚きの真実」
古美門研介(堺雅人)の事務所に黛真知子(新垣結衣)と羽生晴樹(岡田将生)が現れ、奥蟹頭にある世界財産として登録されている「おざおざ(「神の息吹」という意味)の森」を維持したいとする住民の訴訟の共同弁護をしないかと言ってくる。
断る古美門だったが、事務員・服部(里見浩太朗)が奥蟹頭に行く気満々となっていたため、古美門は渋々同行し、奥蟹頭で推奨派の赤松鈴子(角替和枝)らに出迎えられる。
ここでは、集落の決まりを守らない「反自然派」と呼ばれる人たちが世界財産審査会から問題視されており、次回の審査会までに改善されなければ登録抹消になりかねない事態になっていることから、鈴子たちはやむなく裁判所に訴えて、調停が行われることになったのだった。
「反自然派」のリーダーは赤松麻里奈(遠野なぎこ)で、スナック「六本木ナイト」を経営しており、弁護士たちは鈴子に連れられて見学に行くが、鈴子と麻里奈はすぐにケンカになってしまう。
すると麻里奈は、自分も東京から日本一の弁護士を呼んでいると言い出し、そこで古美門が「日本一の弁護士・古美門研介です」と名乗り出て、黛たちの相手方の弁護人を引き受けたことを明かす。
調停当日、調停員たちと一緒に裁判官・別府敏子(広末涼子)が現れ、「村の将来を決める大事な調停なので、私が同席します」と話し、双方の弁護士たちは一様に驚く。
別府は、現地の実情を正確に把握する必要があるから現場調査をすると言って、「おざおざの森」や「六本木ナイト」などを見て回る。
翌日の調停で、古美門は「奥蟹頭の人々は元来都会の夢が強かった。『六本木ナイト』も賑わっており、鈴子さん達も常連でした。ある日、新聞に『おざおざの森』の特殊な生態系が取り上げられました。そこに目を付けたのが役人です。国は世界財産を増やすことを国家プロジェクトにしています。都会から来たシュッとした役人の提案に、集落の人々は歓喜しました。しかし事態は難航します。『おざおざの森』は規模も小さく、これという決め手に欠けていました。そこでこうしたのです。日本古来の生態系を残存させる奇跡の森と自然と共生する民の暮らし…集落自体がまるで文明から隔絶したマチュピチュであるかのように装って世界財産を勝ち取ったのです。住居も生活もごく普通なのに、全く詐欺に等しい。(推進派住民が)幸福度が高い(と言っている)のは不幸であることを自覚してないか、不幸であると口に出せない統制国家のどちらかだ。みんな本音は世界財産なんかより便利で贅沢な暮らしがしたいんだ」と言い放つ。
古美門と羽生は言い合いとなり、古美門が「全住民にアンケート取ってみるか?」と提案すると、別府は「それは妙案かもしれません。どちらが住民の総意なのか署名を持って決定する。全人口148人、そのうちの一人でも多くの署名を集めた方を住民の総意とみなし、その主張を双方が受け入れる。双方がそれで納得するのであれば結構な事です」と言い出し、次回調停期日までに署名を集めることになる。
羽生ら「NEXUS」が弁護する推進派には早くも50名近くの署名が集まるが、古美門は草の者・加賀蘭丸(田口淳之介)を使って住民に都会的な物に触れさせるなどして深層心理をつき、「六本木ナイト」に住民を集める。
そこで古美門は、世界財産の登録を受け続けるためにもうあまり使われていなかった奥蟹頭弁を住民が強要されていることはおかしいと話し、「おざおざの森」の「おざおざ」も本来の意味は「(集落の男女が逢引をして)アレをすること」だと明かして、住民は騙されていると告げたため、反対派の署名が次々と集まっていく。
それを聞いた羽生は推進派の人達に「落ち着いて。見回りを強化しましょう。そして監視しあうんです。これ以上道を踏み外す仲間が増えないように」と話し、黛は少し不安になる。
推進派住民たちは、都会的な物に触れている住民たちを取り締まり始め、黛は羽生に「あなたらしくない」と忠告するが、羽生は「みんなの幸せのためにはやむを得ないよ」と説き伏せる。
古美門は「自然保護と言えば今はだれも逆らえない、金科玉条だ。世界財産を守らなければ極悪人のように言われてしまう。しかし、よそ者が勝手に格付けしたもののためになぜみなさんが犠牲になるんです?ここで暮らしているのはみなさんなんだ!都会に憧れて何が悪い!自由を我らに!自然なんてクソ食らえ!」と演説をし、反対派の署名は更に増えていく。
調停の日となり、推進派は73票、反対派は74票を獲得するが、羽生は鈴子の息子で麻里奈の婚約者だった赤松恒夫(村杉蝉之介)を東京から呼び出し、恒夫の東京での違法経営の内容を揉み消す代わりに推進派に1票入れるよう陰で手を回し、票を入れさせる。
恒夫は鈴子に「俺がバカだった。東京なんて何にもいいこと無かった。もし許されるなら、もう一度集落に戻りたい。森と共に生きる生活がしたい」と話し、それを聞いた鈴子は泣いて喜ぶ。
そして恒夫は鈴子にも「お前と一緒に森を守りたい。2人でもう一度『おざおざの森』の民に戻ろう」と話すと、麻里奈は泣きだし、自分の署名の内容を変えてしまう。
推進派は75票、反対派は73票となったが、そこに蘭丸が封筒を古美門に届けにやって来る。
封筒の中には、集落を出て行ったかつての住民などから集めた世界財産反対の署名と住民票の写し(奥蟹頭へ住民票を異動したもの)29通が入っており、古美門が別府にそれを提出し、調停成立を求める。
しかし別府は「双方が合意しない限り、調停の成立はありません」と言い出し、鈴子に向かって「申立人、納得できないのであれば、調停は不調として訴訟提起することができます」と話すと、鈴子は戸惑う。
それを見た古美門は、恒夫は窮屈な暮らしが嫌で東京に行ったのだからまたいずれ逃げ出すと話し、「鈴子さん、あなたも息子を失った反動で意固地になって運動を続けてきた。しかし恒夫さんは帰ってきたんだ。もういいじゃありませんか。恒夫さんを繋ぎ止めておく唯一の方法をお教えします。麻里奈さんと共に『六本木ナイト』を盛り上げさせることですよ。どんどん開発し、どんどん賑やかにし、都会みたいにしてあげることです。それが二度と家族が壊れない秘訣です」と提案する。
すると鈴子は恒夫に「アンタ、そうしたいの?」と尋ね、恒夫が頷くため、鈴子は提訴はしないと別府に告げ、それを聞いた羽生は取り乱す。
古美門は羽生に「分かってないのは君だよ。崇高な理念など、欲望の前では無力だ。所詮人間は欲望の生き物なのだよ。それを否定する生き方など出来はしないし、その欲望こそが文明を進化させてきた。これからも進化し続け、決して後戻りはしない。燃料廃棄物処理場を造り、高速道路を造り、ショッピングモールが出来、森が減り、希少種がいなくなり、いずれどこにでもある普通の町になるだろう。そして失った昔を思って嘆くだろう!だがみんなそうしたいんだよ!素晴らしいじゃないか!それが人間だ」と言い放つ。
別府は「双方が合意に達したので調停成立とします。奥蟹頭の住人はあなた方です。世界の誰に笑われようと関係ありません」と話して、調停は終わる。
別府がまた異動になると聞いた古美門は「たらい回しにされてまで、何故そんな職にしがみつくんです?」と尋ねると、別府は「あなたが弁護士を続けている理由と同じだと思いますが。私はこの黒い法服が世界の誰よりも似合うと自負しています」と言って去っていく。
住民たちに黛は「別府裁判官の言う通り、世界財産であろうがなかろうが、故郷を愛する心に変わりはありません。みなさんずっとそうだったんですから」と語りかけ、古美門も「その通り!あなたたちが誇りに思っているのならそれでいい。よそ者が勝手に作ったバッジなど必要ない!」と話すと、住民たちは「はい!」と答える。
東京に戻った服部は、電話である人物に「先生の思惑通り、羽生先生はご子息の増長を抑える好敵手になりつつあります。ただ、若干予想外の方向に歩み始めているような気配も…」と報告する。
羽生は事務所で本田ジェーン(黒木華)に「導く者が必要なんだ。誰もが幸せになる世界を築くためには、誰かが大きな力で民衆を束ねなければならない…人間は誰も彼も残念ながら愚かだから」と話して笑う。
古美門と黛が、安藤貴和(小雪)に接見をしに行くと、貴和は「あなたたちには事実を知っておいてもらった方がいいわよね?ホントの事を打ち明けるわ。私がやったの。私が徳永浩一郎を殺し、娘も殺そうとした。私が犯人。でも、吊るされるのは嫌。死刑制度なんて非人道的よ、そう思わない?」と話す。
すると古美門は「最初からずっとそう思ってるよ。本当に君はどぐざれ者だな」と話し・・・
というような内容でした。
「北の国から」をパロってると聞いて、北海道人の私は気分が上がり・・・
プロデューサーさんがツイッターで書いているロケの様子を読んでいたら、見事に全部の日程で我が家と同じ気象だったので、我が家からそれほど遠くない「北の国から」のロケ地で収録しているのかな!?と思い・・・
でも、実際に映ったロケ地を観たら、明らかに北海道の住居とは程遠い家が映っていて・・・
エンディングの「撮影協力」には、福島県の地名がたくさん並んでいましたとさっ
堺さんは、帽子と耳かけをしたら、随分可愛らしく見えるのね~。
純君(by北の国から)に見えました(笑)
でも、署名を集めている最中の、黒板五郎(田中邦衛さんby北の国から)を意識した姿の方が、とても似ていたと思います
・・・と、北海道人なので「北の国から」パロディの感想ばかり先に書いてしまい、申し訳ありません
うーーーん、本編の方は・・・先週の「古美門vs黛」の方が面白かったという感が否めず・・・
最後の東京の「NEXUS」事務所での羽生の言動は怖かったですが・・・
何だか新興宗教の教祖チック(か一部の政治家のよう?)になってきたように見えて、怖かったです
確実に道を踏み外してきたように見えるのですが・・・
「自分を見失った」程度で収まっているのなら、まだいいのだけど・・・
服部さんが電話で話していた人物は、古美門パパということでいいのかな?
古美門パパは、羽生がブラックになってきているのを知ったらどう思うだろう?
古美門の持つブラックな手法と、羽生が今回行ったブラックな手法は、手法としては変わりはないかもしれないけど、その手法でもたらそうと思っている「結果」が二人は違うと思うんですよね。
羽生がその事に気づいていないことが問題なのだと思うのですが、若さ故なのか、それとも心の奥底に何かブラックな物を持っているのか、どうなんだろう??
本ストーリーの方では、「世界財産」の登録をしてもらうために背伸びをして逆に苦しんでしまうという住民の翻弄する姿が、皮肉に見えつつも「そういう事って、実際にもあるんだろうな」と思わされて、その点では中々面白い所をまた突いてきたなぁ!と思いました
「世界財産」を他の言葉に言い換えたら・・・(○リンピックとか何かの誘致活動の事も皮肉っている!?)
「自然保護と言えば今はだれも逆らえない、金科玉条だ。世界財産を守らなければ極悪人のように言われてしまう。しかし、よそ者が勝手に格付けしたもののためになぜみなさんが犠牲になるんです?」というセリフは素晴らしかったです。
何だか風潮に支配されてしまう時ってありますよね
角替さんと遠野さんの訛りは、とてもお上手だったような気がしました(何言ってるか分からない時があったw←褒めています)。
遠野さんは、北海道が舞台の朝ドラのヒロインでしたから、北国の訛りは出やすいのかな?
一方で、広末さんの訛りは分かりやすくて、言っている意味がわかりましたww(やはりご出身は南の方(高知)だから、東北訛りはあまり馴染まないのかな?)
貴和の件は、貴和はとうとう自分が殺人犯であることを認めてしまいましたね・・・。
その事を知った古美門はどうするのだろう??
黛は「罪は認めて減刑の線でいこう」と思っているのだろうけど(というか、これがあるべき弁護士の姿)。
一話で出てきた検事・醍醐実(松平健さん)も再登場するようだし、ひょっとしたら古美門パパも登場するのかな?
どういう結末を迎えるのか、色んな意味で興味が尽きません。
来週はお休みのようですね(FNS歌謡祭放送のため)。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
古美門研介(堺雅人)の事務所に黛真知子(新垣結衣)と羽生晴樹(岡田将生)が現れ、奥蟹頭にある世界財産として登録されている「おざおざ(「神の息吹」という意味)の森」を維持したいとする住民の訴訟の共同弁護をしないかと言ってくる。
断る古美門だったが、事務員・服部(里見浩太朗)が奥蟹頭に行く気満々となっていたため、古美門は渋々同行し、奥蟹頭で推奨派の赤松鈴子(角替和枝)らに出迎えられる。
ここでは、集落の決まりを守らない「反自然派」と呼ばれる人たちが世界財産審査会から問題視されており、次回の審査会までに改善されなければ登録抹消になりかねない事態になっていることから、鈴子たちはやむなく裁判所に訴えて、調停が行われることになったのだった。
「反自然派」のリーダーは赤松麻里奈(遠野なぎこ)で、スナック「六本木ナイト」を経営しており、弁護士たちは鈴子に連れられて見学に行くが、鈴子と麻里奈はすぐにケンカになってしまう。
すると麻里奈は、自分も東京から日本一の弁護士を呼んでいると言い出し、そこで古美門が「日本一の弁護士・古美門研介です」と名乗り出て、黛たちの相手方の弁護人を引き受けたことを明かす。
調停当日、調停員たちと一緒に裁判官・別府敏子(広末涼子)が現れ、「村の将来を決める大事な調停なので、私が同席します」と話し、双方の弁護士たちは一様に驚く。
別府は、現地の実情を正確に把握する必要があるから現場調査をすると言って、「おざおざの森」や「六本木ナイト」などを見て回る。
翌日の調停で、古美門は「奥蟹頭の人々は元来都会の夢が強かった。『六本木ナイト』も賑わっており、鈴子さん達も常連でした。ある日、新聞に『おざおざの森』の特殊な生態系が取り上げられました。そこに目を付けたのが役人です。国は世界財産を増やすことを国家プロジェクトにしています。都会から来たシュッとした役人の提案に、集落の人々は歓喜しました。しかし事態は難航します。『おざおざの森』は規模も小さく、これという決め手に欠けていました。そこでこうしたのです。日本古来の生態系を残存させる奇跡の森と自然と共生する民の暮らし…集落自体がまるで文明から隔絶したマチュピチュであるかのように装って世界財産を勝ち取ったのです。住居も生活もごく普通なのに、全く詐欺に等しい。(推進派住民が)幸福度が高い(と言っている)のは不幸であることを自覚してないか、不幸であると口に出せない統制国家のどちらかだ。みんな本音は世界財産なんかより便利で贅沢な暮らしがしたいんだ」と言い放つ。
古美門と羽生は言い合いとなり、古美門が「全住民にアンケート取ってみるか?」と提案すると、別府は「それは妙案かもしれません。どちらが住民の総意なのか署名を持って決定する。全人口148人、そのうちの一人でも多くの署名を集めた方を住民の総意とみなし、その主張を双方が受け入れる。双方がそれで納得するのであれば結構な事です」と言い出し、次回調停期日までに署名を集めることになる。
羽生ら「NEXUS」が弁護する推進派には早くも50名近くの署名が集まるが、古美門は草の者・加賀蘭丸(田口淳之介)を使って住民に都会的な物に触れさせるなどして深層心理をつき、「六本木ナイト」に住民を集める。
そこで古美門は、世界財産の登録を受け続けるためにもうあまり使われていなかった奥蟹頭弁を住民が強要されていることはおかしいと話し、「おざおざの森」の「おざおざ」も本来の意味は「(集落の男女が逢引をして)アレをすること」だと明かして、住民は騙されていると告げたため、反対派の署名が次々と集まっていく。
それを聞いた羽生は推進派の人達に「落ち着いて。見回りを強化しましょう。そして監視しあうんです。これ以上道を踏み外す仲間が増えないように」と話し、黛は少し不安になる。
推進派住民たちは、都会的な物に触れている住民たちを取り締まり始め、黛は羽生に「あなたらしくない」と忠告するが、羽生は「みんなの幸せのためにはやむを得ないよ」と説き伏せる。
古美門は「自然保護と言えば今はだれも逆らえない、金科玉条だ。世界財産を守らなければ極悪人のように言われてしまう。しかし、よそ者が勝手に格付けしたもののためになぜみなさんが犠牲になるんです?ここで暮らしているのはみなさんなんだ!都会に憧れて何が悪い!自由を我らに!自然なんてクソ食らえ!」と演説をし、反対派の署名は更に増えていく。
調停の日となり、推進派は73票、反対派は74票を獲得するが、羽生は鈴子の息子で麻里奈の婚約者だった赤松恒夫(村杉蝉之介)を東京から呼び出し、恒夫の東京での違法経営の内容を揉み消す代わりに推進派に1票入れるよう陰で手を回し、票を入れさせる。
恒夫は鈴子に「俺がバカだった。東京なんて何にもいいこと無かった。もし許されるなら、もう一度集落に戻りたい。森と共に生きる生活がしたい」と話し、それを聞いた鈴子は泣いて喜ぶ。
そして恒夫は鈴子にも「お前と一緒に森を守りたい。2人でもう一度『おざおざの森』の民に戻ろう」と話すと、麻里奈は泣きだし、自分の署名の内容を変えてしまう。
推進派は75票、反対派は73票となったが、そこに蘭丸が封筒を古美門に届けにやって来る。
封筒の中には、集落を出て行ったかつての住民などから集めた世界財産反対の署名と住民票の写し(奥蟹頭へ住民票を異動したもの)29通が入っており、古美門が別府にそれを提出し、調停成立を求める。
しかし別府は「双方が合意しない限り、調停の成立はありません」と言い出し、鈴子に向かって「申立人、納得できないのであれば、調停は不調として訴訟提起することができます」と話すと、鈴子は戸惑う。
それを見た古美門は、恒夫は窮屈な暮らしが嫌で東京に行ったのだからまたいずれ逃げ出すと話し、「鈴子さん、あなたも息子を失った反動で意固地になって運動を続けてきた。しかし恒夫さんは帰ってきたんだ。もういいじゃありませんか。恒夫さんを繋ぎ止めておく唯一の方法をお教えします。麻里奈さんと共に『六本木ナイト』を盛り上げさせることですよ。どんどん開発し、どんどん賑やかにし、都会みたいにしてあげることです。それが二度と家族が壊れない秘訣です」と提案する。
すると鈴子は恒夫に「アンタ、そうしたいの?」と尋ね、恒夫が頷くため、鈴子は提訴はしないと別府に告げ、それを聞いた羽生は取り乱す。
古美門は羽生に「分かってないのは君だよ。崇高な理念など、欲望の前では無力だ。所詮人間は欲望の生き物なのだよ。それを否定する生き方など出来はしないし、その欲望こそが文明を進化させてきた。これからも進化し続け、決して後戻りはしない。燃料廃棄物処理場を造り、高速道路を造り、ショッピングモールが出来、森が減り、希少種がいなくなり、いずれどこにでもある普通の町になるだろう。そして失った昔を思って嘆くだろう!だがみんなそうしたいんだよ!素晴らしいじゃないか!それが人間だ」と言い放つ。
別府は「双方が合意に達したので調停成立とします。奥蟹頭の住人はあなた方です。世界の誰に笑われようと関係ありません」と話して、調停は終わる。
別府がまた異動になると聞いた古美門は「たらい回しにされてまで、何故そんな職にしがみつくんです?」と尋ねると、別府は「あなたが弁護士を続けている理由と同じだと思いますが。私はこの黒い法服が世界の誰よりも似合うと自負しています」と言って去っていく。
住民たちに黛は「別府裁判官の言う通り、世界財産であろうがなかろうが、故郷を愛する心に変わりはありません。みなさんずっとそうだったんですから」と語りかけ、古美門も「その通り!あなたたちが誇りに思っているのならそれでいい。よそ者が勝手に作ったバッジなど必要ない!」と話すと、住民たちは「はい!」と答える。
東京に戻った服部は、電話である人物に「先生の思惑通り、羽生先生はご子息の増長を抑える好敵手になりつつあります。ただ、若干予想外の方向に歩み始めているような気配も…」と報告する。
羽生は事務所で本田ジェーン(黒木華)に「導く者が必要なんだ。誰もが幸せになる世界を築くためには、誰かが大きな力で民衆を束ねなければならない…人間は誰も彼も残念ながら愚かだから」と話して笑う。
古美門と黛が、安藤貴和(小雪)に接見をしに行くと、貴和は「あなたたちには事実を知っておいてもらった方がいいわよね?ホントの事を打ち明けるわ。私がやったの。私が徳永浩一郎を殺し、娘も殺そうとした。私が犯人。でも、吊るされるのは嫌。死刑制度なんて非人道的よ、そう思わない?」と話す。
すると古美門は「最初からずっとそう思ってるよ。本当に君はどぐざれ者だな」と話し・・・
というような内容でした。
「北の国から」をパロってると聞いて、北海道人の私は気分が上がり・・・
プロデューサーさんがツイッターで書いているロケの様子を読んでいたら、見事に全部の日程で我が家と同じ気象だったので、我が家からそれほど遠くない「北の国から」のロケ地で収録しているのかな!?と思い・・・
でも、実際に映ったロケ地を観たら、明らかに北海道の住居とは程遠い家が映っていて・・・
エンディングの「撮影協力」には、福島県の地名がたくさん並んでいましたとさっ
堺さんは、帽子と耳かけをしたら、随分可愛らしく見えるのね~。
純君(by北の国から)に見えました(笑)
でも、署名を集めている最中の、黒板五郎(田中邦衛さんby北の国から)を意識した姿の方が、とても似ていたと思います
・・・と、北海道人なので「北の国から」パロディの感想ばかり先に書いてしまい、申し訳ありません
うーーーん、本編の方は・・・先週の「古美門vs黛」の方が面白かったという感が否めず・・・
最後の東京の「NEXUS」事務所での羽生の言動は怖かったですが・・・
何だか新興宗教の教祖チック(か一部の政治家のよう?)になってきたように見えて、怖かったです
確実に道を踏み外してきたように見えるのですが・・・
「自分を見失った」程度で収まっているのなら、まだいいのだけど・・・
服部さんが電話で話していた人物は、古美門パパということでいいのかな?
古美門パパは、羽生がブラックになってきているのを知ったらどう思うだろう?
古美門の持つブラックな手法と、羽生が今回行ったブラックな手法は、手法としては変わりはないかもしれないけど、その手法でもたらそうと思っている「結果」が二人は違うと思うんですよね。
羽生がその事に気づいていないことが問題なのだと思うのですが、若さ故なのか、それとも心の奥底に何かブラックな物を持っているのか、どうなんだろう??
本ストーリーの方では、「世界財産」の登録をしてもらうために背伸びをして逆に苦しんでしまうという住民の翻弄する姿が、皮肉に見えつつも「そういう事って、実際にもあるんだろうな」と思わされて、その点では中々面白い所をまた突いてきたなぁ!と思いました
「世界財産」を他の言葉に言い換えたら・・・(○リンピックとか何かの誘致活動の事も皮肉っている!?)
「自然保護と言えば今はだれも逆らえない、金科玉条だ。世界財産を守らなければ極悪人のように言われてしまう。しかし、よそ者が勝手に格付けしたもののためになぜみなさんが犠牲になるんです?」というセリフは素晴らしかったです。
何だか風潮に支配されてしまう時ってありますよね
角替さんと遠野さんの訛りは、とてもお上手だったような気がしました(何言ってるか分からない時があったw←褒めています)。
遠野さんは、北海道が舞台の朝ドラのヒロインでしたから、北国の訛りは出やすいのかな?
一方で、広末さんの訛りは分かりやすくて、言っている意味がわかりましたww(やはりご出身は南の方(高知)だから、東北訛りはあまり馴染まないのかな?)
貴和の件は、貴和はとうとう自分が殺人犯であることを認めてしまいましたね・・・。
その事を知った古美門はどうするのだろう??
黛は「罪は認めて減刑の線でいこう」と思っているのだろうけど(というか、これがあるべき弁護士の姿)。
一話で出てきた検事・醍醐実(松平健さん)も再登場するようだし、ひょっとしたら古美門パパも登場するのかな?
どういう結末を迎えるのか、色んな意味で興味が尽きません。
来週はお休みのようですね(FNS歌謡祭放送のため)。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
あ~そこまで見てなかった~
でも、バスで着いたら、明らかに北海道ではない家の形でしたもんね。
ちぇっ・・って思っちゃった(笑
黛と古美門の純と蛍、似合ってましたよね~
なんかホントに姉と弟みたいだった(笑
>確実に道を踏み外してきたように見えるのですが・・・
なんか狂信的な雰囲気ありましたよね~
これからどうなっちゃうんでしょ・・
自分で自分の変化にも気づいてないのかな・・・
あと何回あるのかわからないけど、羽生のキャラ、収集つくんですかね~?
そして、やっと貴和の裁判が始まりますね。
どうやって古美門達は貴和を救うのか・・・
古沢さんの脚本に期待です。
北海道ロケではなくて残念でしたね・・・
私も「ちぇっ!」でした(笑)
北海道であの壁や障子戸の住居だったら、凍死してしまいますよね
黛と古美門の純と蛍、雰囲気がとても良く出ていて、可愛らしかったです
(個人的には、五郎さんのマネの方がツボでした 笑)
>あと何回あるのかわからないけど、羽生のキャラ、収集つくんですかね~?
私も心配です(^_^;)
貴和の裁判も始まるので、その中で羽生の事も決着していくと思うのですが、急に羽生が変わってビックリしてしまいました。
納得のいくオチが用意されているとよいのですが・・・
貴和の裁判、私もどういう方向に導いていくのか、脚本に期待しています!!