本日のエキシビションが終わって、今シーズンのフィギュアスケート選手権大会が終わりました。
男女シングルショートとフリーが終わった時点で、私は、この大会の感想をブログに投稿する気力がありませんでした。
期待していた羽生選手と紀平選手の滑りが、不満だった・・というか、納得いかなかったというか・・
フリーで滑る前の二人の表情を見たとき、
「あぁ、今日は力が出ないなぁ・・」
不安が的中した滑りでした。
そんなことで、ブログを書く気になれませんでした。
が、しかし~
深夜に行われたエキシビションを見て、元気が出ました。
特に、羽生選手の顔がこれまで見たことのない、違った人の顔に見えたほどです。
滑った曲は「花は咲く」。
優しい気持ちが溢れた滑りでした。
その滑りに引き込まれて、私の悲しい気持ちも溶けていきました。
「あぁ、この顔は、これまで見てきた羽生選手の顔と全く違うなぁ・・」
「なんだか滑ることが幸せそうだな・・」
「これでいいんだなぁ・・」
さて、こんな顔の羽生選手の顔を見たことありますか?
今年も北京オリンピックに向けて、厳しい練習の年になることでしょう。
頑張って欲しいと思います。
それにしても、鍵山選手は素晴らしい滑りでした。
滑りが大会ごとに良くなっていきます。
素質も良いのでしょうが、お父さんがコーチだということが、最大の強みですね。
どの選手もコーチとの出会いで大きく変わっていきます。
親子である鍵山選手は、コーチと安定的な関係であり、同じ気持ちで喜びや悔しさを共有できることでしょう。
あれだけ素直な気持ちで、競技に打ち込む鍵山選手の姿は、お父さんのコーチのよるものなのでしょう。
宇野選手も今回は緊張していましたね。
ロシア女子選手3人の表彰台の姿が、男子日本選手の姿であって欲しいと願っていましたが、叶いませんでした。
でも、気持ちが落ち着くと、
『銀メダル 鍵山選手、銅メダル 羽生選手』
に、「すごいね!」って感謝です。
女子選手も頑張りました。
宮原選手は19位といった成績で残念でした。
「回転さえミスなく跳べたら、誰にも負けないのになぁ・・」
坂本選手は、期待通りの滑りでした。
「もっと良い得点でしょ!」
って、テレビに向かって言いました。
リンクに入る前の紀平選手の表情は、いつもの精神力の強さが感じられず、見ている私の方が、先に不安な気持ちになってしまいました。
この時まで、私はロシア女子選手の滑りを見ていて、紀平選手に勝率があると思っていました。
でも、惨敗でした。
惨敗ということではなく、4回転に挑戦する勇気がなかったことが残念でした。
「負けてもともとなのに・・」
でも、翌日の男子フリーの観戦に来ていた紀平選手は、元気で明るい表情でした。
「きっと勝てるよ。頑張って!!」
最後に、ネイサン チェン選手の滑りには、賞賛をおくります。
凄く滑りが良くて、努力の結果が見て取れました。
「おめでとうございます!」
各選手の画像を掲載します。画像の大きさに応じて、順番はバラバラです。
厳しい競技を、真摯な姿勢でやりとげてくれました。
楽しい1週間をありがとうございました。