続きです
前回:ヒーローズ・リボーン その13
━━シティの主(マスター)とは
シティにいるフィギュアに”動く力”をもたらす存在である
その動く力によってフィギュアを意のままに操る事もできる
主の承認と共に主の証を譲り受けた者、または主が死亡した後
最初に主の証を装着した者が 新たなシティの主になる
主の証とは
モヒカンカツラの形をとっている
主は主の証を装着する事によって初めてその力を発揮する━━
タランチュラ「なるほど それで住民が次々と倒れてんのか」
ブルズアイ「待てよ・・・てことはモヒカ・・主の証はまだ敵の手に渡ってないって事だよな?”動く力”てのが切れてきてるわけだから」ズズーーッ
エルヴィス「・・・いや、すでに手に入れていると考えて行動したほうがいいだろう」
ブ「じゃあなんでみんな倒れたままなんだ?敵の目的は主の座だろ?ならモヒカンを手に入れてたらさっさとシティの主になってる筈じゃないのか」
エ「それは多分 俺達がまだ動ける事と関係があるかもしれない」
タ「そういえば・・・なんでだ?」
エ「うさみの遺体だ」
エ「フィギュアにとっては肉体さえ無事なら 魂が成仏しない限り死と呼べないのかも・・・特にアメコミキャラなんてのは」
エ「多分・・・うさみはまだ完全に死んでおらず”動く力”の残り香のようなものを発している・・・」
エ「そして前の主が死なない限りは他人がモヒカンを装着しても主にはなれない」
タ「かも とか多分って・・・憶測ならさっきの医者の所に戻ってカツラを探したほうがいいんじゃねぇの?」
エ「う~む・・・」
ブ「あ」バシャッ
タ「ちょっ!冷た!俺にもかかった!馬鹿お前ふざけんなよーーもぉーー」
エ「あ、あ、待ってまだポテトとってない」
ブ「ちょっと一回停めよう!車!一回停めよう!」
タ「あーあーもぉーベトベトになんじゃんよぉー」
ブ「いやでもこのジジイの言う事も一理ある あの医者が殺されたのはもう用済みだったからで・・・火葬の手配の素早さから考えても モヒカンはすでに敵の手に渡っているとみていいだろう」
エ「ジジイって俺か?」
タ「なるほどな・・・オラッw」
ブ「ちょっ!wやめろよ!w」
エ「ジジイか・・・たしかに体が重くて頭はぼーっとするが・・・」
タ「!実は俺も・・・隠れ家を出てからなんかダルいなぁと・・・」
ブ「遺体から離れたから・・・」
エ「・・・隠れ家へ戻るぞ」
ブロロロロロロ
ドア「バタン!」バタン
エ「敵はそのうち遺体を狙ってくる・・・コチラに有利な場所で迎え撃とう」
タ「え?魂が戻ってくるのを待つんじゃないのか?」
エ「復活の試練は厳しい物だ 戻れなかった時の為にも邪悪なヤツに主の証を渡しては置けない」
タ「だからって息子を囮にするか?フツー」
ブ「え?息子?」
エ「言ってなかったか?」
タ「そうそう うさみの父親で地獄から来たんだってよ」
ブ「ぢごく!」
エ「あっ」
エ「・・・ポテッと落ちた なんつって」
ブ「プフッw」
タ「ブッw」
???「なんて緊張感の無い奴らなんだ・・・」
つづく!
ちょっと気を抜くと更新してますなヘ(`・ω・)ノ
気が抜けないですな(o゚□゚)o
新手のトラップか何かですか(゚Д゚)!!