ヒーローズ・リボーン その１０

続きです
前回：ヒーローズ・リボーン　その９







ここは隠れ家・・・





ブルズアイ「色々思い出したぞ・・・！あの時の違和感はこの髪型だったんだ！」
ブ「そしてオレはあの医者に妙なクスリを・・・！」













エルヴィス・プレスリー？「おい！詳しく説明しろい！」



ブ「うさみが死んだその日の夜にはすでにモヒカンはすり替えられていた！」
エ「！！なんと・・・」
ブ「うさみの死体をさっさと燃やそうとしたのも計画だったってワケだ。」




タランチュラ「なぁなぁ、あのモヒカンは”シティの主の証”なんだろ？」
エ「あぁ、そうだ」
ブ「うさみが復活する前に他の誰かがソレを装着したらどうなる？」



エ「・・・ソイツが新しいシティの主になる。そして住人はソイツの意のままだ。」

エ「うさみはそうしなかったがな」



ブ「なるほどな、かなりヤバイ状況だ。病院へ急げ！」

















ここはシティ病院・・・






医者「さて・・・そろそろ身を隠すかいの・・・」

「よう、調子はどうだい？」


！！

医「誰じゃ！？」



クラウン「あわてるなよ、オレだよ。」



医「な、なんだボスですかい・・・驚かせないで下さいよ・・・」



医「こんな所へ来るなんて珍しいですの・・・どうかしたんですか・・・？」
ク「グフフ・・・いや、ちょっとなぁ・・・もうひとつ頼みたい仕事があってな・・・」



医「し、仕事？一体なんですソレは？！言われた通りモヒカンはあなた様に送ったし、うさみの死体は火葬場に送りましたよ！？」
ク「あぁ、その事なんだけどな・・・」



ク「テメェはうさみがちゃんと燃やされたか確認したか？」
医「え！？」



ク「どうも邪魔が入ったみたいでなぁ。宇佐見の死体は行方不明だとよ」
医「いっ？！えぇ！で、ではすぐに始末してきます！」


ク「いやいやいいんだよ・・・オレ様は燃やすのは得意だ。自分でやるよ・・・」
医「あ・・・ひっ・・・」



ドシュッ

ク「という事で最後の仕事だ・・・オレ様の晩飯になってくれや」













ダダッ！

ブ「ジジイ！よくもやってくれたな！」





！？





エ「おい、どういう事だ・・・？コイツが犯人か？」
ブ「だと思ったんだが・・・」
タ「ひでぇ・・・胸に穴が開いてら・・・」





ブ「まさか他に黒幕が・・・？」
タ「おい！こいつまだ生きてるみたいだぞ！」


ズッ　　　　ズッ

エ「な、なんだ・・・？」
タ「う・・・し・・・？」
ブ「牛？」






タ「牛？あの牛？」
ブ「ダイイングメッセージってヤツか？にしても牛？」
エ「うし・・・うし・・・」
ク（グフフ・・・邪魔者ってのはこいつらみたいだな・・・丁度いい、皆殺しにしてついでにうさみの死体の在り処を聞き出すか・・・）




エ「牛なら漢字で書いた方が早いよな・・・うし・・・」
ク（牛じゃなくて後ろだよォーッ！このバカどもがッ！ゲヘヘヘ！！）



エ「まさか後ろかッ！なーんつって」




エ「あ」
ク「え」



ク「ぐあああああ！いてええええええ！このくそどもがあああ！」





タ「うおお！？なんだコイツいつの間に！」
エ「け、計算どおり！」
ブ「お前が黒幕か！」




ク「ううううぅぅぅ・・・目が開かねぇ・・・」

ブ「観念しろ！」
タ「フクロにしてやる！」
エ「さぁ、おとなしくモヒカンを渡せ！」




ク「うるせえ！！これでも喰らいなッ！」




エ「ぐっ！臭せぇ！！」」
タ「目が痛てぇ！」
ブ「くさッ！く、逃げる気か！」

ク「あばよクソども！！また会おうぜ！！」



















ここは水没林・・・





ズル・・・ズル・・・・









つづく