RESET回路の検証のため、5Hzくらいのゆっくりとした方形波を与えて オシロロスコープで 時間を測ろうとした時、
直接 TTL信号を 入れるのではなく、オープンコレクタ信号に変換してから接続する必要があります。 (リセットの入力は 押しボタンスイッチが付いているわけで、直にGNDにショートされる可能性があるからです)
そんな時、14ピンのDIPサイズの IC : 例えば、74LS05 とか 74LS07 とかの「オープンコレクタ出力」のICを使って、ブレッドボード上に その都度 回路を組んでもいいのですが・・・
面倒です。
たかだか 14ピンのICですが、この中の6個ものゲートが入っていて、実際に必要なのは(使うのは)1個です。
使っていない(空きゲートの)入力ピンは GNDに接続しないといけませんし、つなぐ必要のある配線がけっこうな本数になります。 そこで、少しでも楽をしようと、1信号だけ TTL信号をオープンコレクタ信号に変えるモジュールを作ってしまう ことにしました。
できるだけ小さく作りたかったので(入力1出力1 使用部品1個のみなので) DIP8ピンを さらに削って、DIP6ピンモジュールで作ってみようと思います。 回路図は↓ これだけ!
DTC114EKA という部品は、「チップ トランジスタ」なのですが、数あるチップトランジスタの中でも、TTL信号に接続するための抵抗まで内臓している 便利品です。 入手もしやすい!
大きさは こんな ↓ 感じ。
わずか3ピン ↑ なので、ユニバーサル基板のランド上にも 少し傾けて配置すれば↓ 、問題無く ハンダ付けできます。
データシートはこれ ↓
余談ですが・・・
オープン・コレクタ出力の回路図の書き方:
昔は ちゃんと O.C. だと分かるよう、三角の頭に *(アスタリスク)を付けるか、縦に短い線 ↓ を入れていたものです。(もしくは、OCと そのまま文字で書いていた)
最近は こういった大事な所を省略しがちなのはなぜでしょう?
そして 抵抗の記号を 波線ではなく、単なる四角で書くような JIS勧告まで出ているし・・・ そんな回路図 見づらいのにね!
省略すべき方向性が間違ってるように思います。
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