昨日、「ワンゲート ロジック」なる 小さくて便利な部品を紹介しましたが、今日 もその仲間です。 その名も「スリーゲート ロジック」 TC7W14F。
今回のRESET回路検証用のモジュールには、シュミット トリガーのNOTゲートを2個 使います。 「ワンゲート ロジック」では 当然ながら 2個 実装しないといけません。 でも この「3ゲート ロジック」なら、IC 1個で済みます。
何しろ 1個の中に 3つのインバータ(NOTゲート)が入っているからです。
この ↑ データシートから、同じ「3 ゲートロジック」でも (大きさが異なる)3種類のパッケージがある事が分かります。 今回は 手でハンダすることもあり、一番上の(この中では)一番大きいサイズのものを使います。 SOP8-P1.27という名称のサイズ。
例によって、1cm角の白い四角の中に置いてみます。 (長辺 横幅が約5mm) ピン間が 1/2インチ=1.25mm。 十分小さいですね。
手半田では難しい 「小ささ」ですが、これも 2.54mmピッチのユニバーサル基板に ぴったり置く事ができる 上手いアイデアがあります。 実物を基板の上に乗せると ↓ こんな感じ。
わかりますか? センターの 上下2ピンがランドの上で接触してしまいますが、ICの四隅は、綺麗にショート無しでランドの上に来ています。
そして、
中央の 2番-3番ピン と 6番-7番ピンをそのままショートさせてしまいます。
それでも 入力と出力が上手くつながるだけで、出力ピン同士のショートはありません。 これを そのまま回路図に使って、先のRESET回路を書きなおすと ↓ こうなります。
IC内、上の2つのインバータは RESET回路用に使い、もう一つ余ったインバータは LEDランプの駆動用として使います。 これなら RESET信号 = Low でLEDが点灯する・・・前の回路と動作は同じです。
おそらく、ワンゲート ロジックICを2個使うより、この方がハンダ付けが楽になると思います。
この日記のタイトル「3ゲートロジック」ですが、
実はこのICも「ワンゲート ロジック」と呼ばれることが一般的です。
たとえ、ゲートが3個入っていようとも・・・ 1ゲート?
なぜなのか 理由は 定かではありませんが、・・・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます