・マンゴーMango まんごー
ウルシ科、インド原産。排水の良いところでの熱帯・亜熱帯性の常緑樹木で、高木で30mにも達し、葉は長さ20~30cmで細長く枝先に集まってつき、黄白色の小花を群生させる。
インドでは5~8月ごろに果実が実り旬とし、品種により100gから大きいものは2kgに達する。果皮の色は、紫、赤黄、オレンジ、緑色、種子は扁平で大きく中央にあって、形は円形、卵型、偏平型とさまざまある。
戦前に沖縄に導入されていたが本格的に栽培が始まったのは昭和59年(1984年)頃といわれる。
7月15日は、マンゴーの日で沖縄県農水産物販売促進協議会が2000年に制定、7月中旬から最盛期を迎える。多くがフィリピン、メキシコより輸入、沖縄、宮崎県、鹿児島県ではハウス栽培により作られる。
果肉は、黄色、淡い赤色で汁が多く、とろける様な舌触りで甘味、酸味が程よく香りがよい。
100g当りでカロリー(64kcal)・タンパク質(0.6g)・脂質(0.1g)・炭水化物(16.9g)・カリウム(170mg) ・ビタミンA(100μg)・ビタミンE(1.8mg)・ビタミンB1(0.04mg)・ビタミンB2(0.06mg)・葉酸(84μg)・ビタミンC(20.0mg)・食物繊維(1.3g)・ポリフェノール(260mg)を含む。
そのまま生食、生菓、加工してジュース、ゼリー、シロップ漬け、ジャム、缶詰、乾菓にする。インドでは、チャッネ(薬味:ジャムに各種調味料が入れられ煮詰めたもの)に用いている。
黄色の色素はフラボノイドのエリオシトリンEriocitrinによる。マンゴーはウルシ科の植物でウルシのかぶれの原因となるウルシオールUrushiolという物質に似た物質が含まれ人によっては、これが特に樹液、未熟な果実の汁によりアレルギーの引き金になることがある。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。