福岡大学映画研究部

福岡大学映画研究部の活動報告・情宣をしていきます。
本学構内で年に5回、商業、自主制作映画の上映会を行っております。

鑑賞課!!『クロニクル』(ネタバレ注意)

2016-10-04 08:16:04 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回鑑賞した映画は…


『クロニクル(2012)』です!

《あらすじ》
カメラオタクのアンドリューは暴力的な父親と病気の母親と共に暮らし、母親の薬を買うのにも苦労している。ある日、同級生のマットとスティーヴとともに偶然、謎の青い隕石に接触したことから超能力に目覚めるが…。

ジョシュ・トランク監督、デイン・デハーン主演のSF青春映画です。

みなさんは「POV方式」をご存知ですか?「POV方式」とは「Point of View Shot」の略で、カメラの視線と登場人物の視線が同じになるように撮られ、ドキュメンタリーのようなリアリティのある映像になります。この映画の大半は主人公のカメラで撮影しているという設定になっています。

鑑賞後は印象に残った「POV方式」の使われ方について話し合いました!

やっぱりリアリティがあって空を飛んだりするような非現実的なシーンでも自分が空を飛んでいるように感じました。(某テーマパークの◯パイダーマンやハリー◯ッターみたい…笑)
また鏡を用いて撮影者も映していたシーンや超能力でカメラを浮かして撮影しているシーンがすごかったとのことでした。主人公のカメラ以外にも監視カメラやスマホのカメラで撮影されているシーンもあるので「このシーンはどうやって撮影されてる?」っていうのも考えながら観るのも面白かったです。

私が気になったのは前半、車の事故で死にかけた人を助けるシーンでマットとスティーブが助けるところをアンドリューはただ撮影しているだけでした。そこでアンドリューの臆病な性格が表されていました。「POV方式」だとカメラの持ち手の性格も表されるのかなと思いました。


最後に、みんなに「POV方式」が使われるのにふさわしい映画を聞いてみました!
結果は…圧倒的にホラー映画でした!やっぱりリアリティがあったほうがハラハラしますよね…(笑)

以上で活動報告は終わりです!来週は体育の日で鑑賞課はお休みです!
ではみなさんまたお会いしましょう!!