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宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

週末の仕事にて

2005-02-07 22:06:00 | 日記・エッセイ・コラム
 一昨日は展示会に従事した。まあ展示会といっても、売上げが出る時は予め見込み客があって、その商談が確定するのがほとんどで、フリーのお客さんがいきなり、というのは余り無い。今回は「見込みが無い」展示会であり、売上げはゼロ、つまり「坊主」だった。
 こういう日は、お客さんとの話も専ら今使っている機械の調子伺いになるが、中には他社の営業が言葉巧みに売った機械が、言われたほどの性能が出ていないという苦情まで頂いてしまうこともある。
 そんな時、肝心の「言葉巧み」はどこにいるかというと、火に当たりながら知らんぷりである。こやつ、気に入らない奴で、どこへ行っても朝の各社集合時間に平気で遅刻してくるので、自分で機械を並べた試しが無い。自社の製品に自信を持っているのでは無く、ただ売りたいという態度がありありで、卸先の事務所に駐在しているからこそ、見込み客をキャッチしている訳であり、どう考えても自分から外へ出て情報を集めている状態ではない。
 が、そんなことを「言葉巧み」が火に当たっている間に、お客さんとの会話の中で見込み客の「種」を2件ほど掴むことができた。芽が出るか出ないかは今後のフォロー次第だが、言葉のやりとりの面白さと深さを改めて認識した。
 え、「言葉巧み」の今回の釣果?もちろん、坊主に決まってるよ。お客さんが寒そうにしているのに、ぬくぬくとしている人間から物は買いませんって。