バタフライへの挑戦 その六

　５０Mは確実にいけるようになった。しかしゆっくりである。２５Mは２回のストロークに１っ回の呼吸動作。その後は呼吸の状態を考慮に入れて一回一回の呼吸へ。

　２回に一回の呼吸では苦しくて窒息してしまう。今回進歩した点は最初から一回一回の呼吸でも構わないのではないか。そう年相応の泳ぎを追及すべきなのである。

　年相応の泳ぎで、楽しく泳ぐ、そして心身ともに健康になることが目的なのです。

　目指せ１００Mは変わらないけれども、少しづつ目標へ向かっているのは間違いない。

　ついつい競泳がメインのプールがほとんどである現状なので、それに吊られて人との競争等という間違ったメンタルへとなることが正直あるけれども、人との競い合いは考えてはならない、あくまで自分との水とのふれあいなのである。

　進歩した一つに、余裕の泳ぎである。別にバタフライだからと言ってクロールや背泳・平泳ぎと同じなのである。スタイルが変わっただけ。平泳ぎの時の呼吸動作を意識したら更に呼吸がスムーズにいくようになったことである。今まではバタフライだからという、変な緊張感があった影響かもしれないけれども、何処かに力みがあったのでしょう。更にうねりを利用して呼吸動作へ入ること、いわゆる第一キックの後、お尻が水面に上がることの意味が解ったことが一番の収穫である。うねりが生まれ、そのうねりの連続で推進力を増すという感覚を、正に体で覚えていけると確信したことである。


Slipping. Swimming SLOW BUTTERFLY @MARIAKRIVILEVA | The Naka Island Luxury collection


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