昔住んでた下宿を訪ねてみた

昨日、京都へ行った時に市バスの１日乗車券を
買ったんで、どうせならってことで大学に通っていた時に
下宿してたアパートを数年ぶりに訪ねてみた。

いつも下車していた停留所でバスを降りると
忘れていた記憶が徐々に戻ってくる。


変わってないな、この町・・・。


と思いつつ、停留所から１分もかからない距離にある
元住んでいたアパートに行ってみると、


名前・・・変わってた。



近所の人がいたのですかさず聞いた。
「あの、このアパートの名前、前は○○○って言いましたよね？」

すると、
「ああ、そうですね・・・でもだいぶ前に変わりましたよ」って。


僕が住んでいた時はオーナーさんの名字がついた名前だったけど
その名字がなくなってて地名がつけられている。
そしてアパートの横にあったオーナーさんの家がなくなっていて
駐車場に変わってた。

建物の中に入ると張り紙などから推察するに、今の管理者は
マンション管理会社みたいで、おそらくオーナーさんは
土地・建物ごと管理会社に譲ったのではなかろうかと・・・。


でも外観や部屋の配置はそんなに変わっていなくて、
懐かしい思いでいっぱいに。僕の旧部屋は２階の右から２番目。


そして近所を歩いてみると、変わっていないようで
ずいぶんと変わってた。
よく買い物に行っていた小さなスーパーは
閉店していてマンションに。
その代わりに近くにコンビニが出来てた。

すごく美味しかったケーキー屋さんは外観は残っていたけど
明らかに閉店していてもう営業していないようだ。

カレー屋さんも廃墟になっていて、お好み焼き屋は
パン屋に変わってた。時が経ってるからね、いつまでも同じじゃないね。


でも、町の匂いは同じで、春になると満開になる桜の木も
しっかりと残っていて新緑が風に揺れ、手前の公園では
子供が楽しそうに遊んでいるのは、あの当時のままだった。


しばらくノスタルジアに浸っていたけど、次にアパートから
数分でいける母校の大学へ。

こっちは見違えるほど変わってた。もう校舎の位置関係も思い出せず、
完全によそ者状態に。ところどころに警備員がいたので
キャンパス内をうろつくのも憚られて、そそくさと後にした。


完全には昔どおりではないけれど、学生時代の思い出が
いろいろとよみがえって、なんとも切ない気持ちになりつつも
久しぶりに訪ねて良かった。

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