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元気の出る映画特集weblog版

「元気の出る映画特集」のweblog版!

がんばれ!ベアーズ/ニューシーズン

2006年05月17日 11時10分45秒 | ●人間関係で落ち込んだ時のお薦め作品
2005年リメイク版「THE BAD NEWS BEARS」公式サイトは画像をクリック!
私は2005年6月9日の日記でも書いている通り、
本家のウォルター・マッソー、テイタム・オ・ニール主演の
「がんばれ!ベアーズ」が大好きなもので、なかなかこのリメイク版
観るのは本家と比較するのが嫌で期待感あれどなかなか観れなかったのですが
いざ鑑賞したらそんな心配も無用でした。
本家のストーリーや質感を「これでもか!」って位大事にしてくれていて
それでいて時代性はあくまでも現代に合わせ、言われてみれば
本家では描写不足だったような・・・って思わせる
部分は心憎い描写をトッピング!
本家とはひと味違った素晴らしい作品だと思いました。
野球が大好きだけど下手な選手や車椅子の選手の心憎い起用の仕方、
移民の親を持つベアーズの選手と監督との交流、
ホントいい感じ。
細かい事言えば、アマンダがベアーズ初登場のシーンで
投げた球の描写をもっととんでもない豪速球風に
演出して欲しかったとか、バッティングフォームはホントのスラッガーって感じで良かった
不良少年ケリーの描写をもっと掘り下げて欲しかったとか
ありますが贅沢かもって感じの仕上がりだと思います。
是非、未見の方はご覧になって下さい。

1976年本家作品「THE BAD NEWS BEARS」の特集は当サイトの
「元気の出る映画特集/がんばれ!ベアーズ特集」
でご確認あれ!



ミリオンダラー・ベイビー

2005年05月31日 10時02分40秒 | ●人間関係で落ち込んだ時のお薦め作品
鑑賞してきました「ミリオンダラー・ベイビー」。さすがイーストウッド!と叫びたくなるような傑作ではないでしょうか?自分だけでなく様々な人々の人生をもよく観察し、昇華して集大成しなければ描けそうにない重みを感じるストーリー。このあたり、「許されざる者」「マディソン郡の橋」など人の人生、生き様の描き方とリンクしていてイーストウッドならではなのではと気がします。
今回は根っこに重いテーマを含んでいますから、尚更そんなストーリー展開が生きていると感じました。
ネタばれになりますからあんまり書けないですね~現時点だと。
見た人ならおわかりになると思うのですが。
クリント・イーストウッドの作品は、人の生き様がリアルに味わい深く描かれていますよね。
実際ならどうだろ?これでいいのかな?と賛否両論あるようなエンディングであれ、
一つの生き様として昇華させてしっかりと描く。見た者はそれを語り合い
何か、心に大切なものが残ってしまう作品。派手さはないけど重さを感じ、
心の動きを切々と描く。
そんなイーストウッド作品ってホント素晴らしい!
全く関係ないのですが、この作品ボクシングが題材なのですが、
あくまでそれは「ロッキー」のような本質に近い部分ではなくて、
ボクシングはあくまでも味付けで実際描きたい部分は「もっと深い心の部分」、
そういう意味ではメル・ギブソン主演の「サイン」という作品を
思い出しました。「サイン」にもSF映画のごとく異星人が出てくるのですが
「エイリアン」のようなSF作品とは全く異なり、あくまで味付けに過ぎず
描きたいのは「もっと深い心の部分」でしたので。
「もっと深い心の部分」の「部分」は違うんですけど、人と人との心のつながり
信頼を描くという点では相通ずる部分があると思いました。
Akira's VOICE/ミリオンダラー・ベイビー