大地震が起きるたびに、日本は何処にいても地震に遭遇する危険があると指摘される。
確かにその通りで、だからジタバタしても仕方ないのかもしれないが、それにしても普段は余りに無警戒すぎる。
大地震は必ずいつかやってくる。
南海トラフ地震だって、東京首都直下型地震だって。
人は必ず死ぬ。
だけど、いつも死を恐れて生きてはいけない。
それと同じなんだろう。
60歳を過ぎると、いつ死んでもおかしくないから、自分が死んだ後のことをちゃんとしておいた方が良いとはよく言われる。
終活というヤツである。
いつ死んでもおかしくないとは思っていても、何もやっていない。
まだ大丈夫と思うからである。
地震の備えもそう。
しておこうと思いながら、不完全である。
死も地震も不意打ちである。
今夜かもしれないし、来週かもしれないし、10年後かもしれない。
そう思うと手も足も出なくなる。
酒でも飲んで寝るかとなる。
大阪でブロック塀に挟まれて亡くなった少女は、たまたまいつもより10分早くそこを通った。
悲しい運命。
東京では必ず直下型地震が来ると分かっていながら、どんどん高層ビルが建っている。
人はそうやって石を積み続けるものらしい。
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