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2005.04.21(木)-25(月)
出足の最悪さから状況は一向に回復することなくコモロでの日々は続く。
ここで6泊という計画をたてた自分を呪いたくなる瞬間だ。
モロニ市内の景色。
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木舟が折り重なるように停泊されているのはちょっと面白い。
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夕焼けは綺麗。
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そして夕方くらいになると月がくっきりと見える日も・・・
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高台から見たモロニの全景
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モロニ市内の海沿いの景色
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このクソ暑い国で連日連夜の停電断水は本当に堪えるし、それに市内が狭すぎてやる事もない。さらに物価も高いので飯も贅沢できない。
観光案内所に行って地図でもと思っても観光案内所など存在しない。何とか観光局を聞いて行ってら「この国に地図は無いよ」とあっさり。あのジブチでさえ無料配布の観光地図があったのにそれすらも無い。
唯一の朗報といったらパスポートが予定とおりに帰ってきた事くらいだ。
この時イミグレの係官が「コモロは世界一安全な国だから大丈夫だ」と言っていたが、ある日市内を歩いていたら精神異常者にからまれてアフリカで最初の取っ組み合い(彼はあきらかにおかしかったがこちらがやりすぎても問題だと思ったので痛めつけないように数度投げ飛ばして時間を稼ぎ、その間にきた現地人に追い払ってもらった)をするザマになったのもこの「世界一安全な国」だった。
なんともやるせない気分になってくる。
(注:ただ世界一安全というのはあながち嘘ではない、物価が高く給与が少ないこの国では海外に逃亡する事がまず無理なので犯罪が起きないという一面もあるからだ)
市内に居てもやる事が無さ過ぎたので金はかかるが島を一周しようと思い立ち、バス乗り場に行ってタクシー・ブルース(コモロでの乗合ミニバスの呼称)を探す事にする。
ホテルから「カルテックス」に行けば良いと言われて探していたらそこはカルテックスという名のチェーン店のガソリン・スタンドの前だった。
ミツオリからムベニの道中。島内の景色はこんな感じ。
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ムベニ。空の綺麗さだけがこの国の救いか?
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狭い島なので一日で見て周れると思っていたがタクシーブルースの便数も少なく、終便も早いので2日間かかってしまう。
2日目に訪れたフォンボウリ
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コモロで滞在したこの6日間・・・
はっきりいってただの苦行でしかなかった・・・
情報が無く、旅行者が訪れない事には理由があったのだ!
それを考えずに安易にここに6泊と決め『蒸し暑い、高い、何も無い』という悲惨な日々を送り続けた自分を振り返り
『後悔先に立たず・・・』
と、いう諺の意味を本心から分かったと思えた、そんなコモロ滞在だった・・・
モロニ港の夕景
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