DT200Aの庫 (goo-blg)

40年前の03月 東海道線の417系自力回送


 8114レのスジに乗った9114Mですので104レよの45分程度遅くなり正面に光が入りにくい時間帯ですが側の片面だけ光がありそれはそれで良かったと思っています。    78,03,24 根府川 回9114M 417系新製回送

 国鉄が解体され新会社としてバラバラにされ各車両メーカーで新製した電車は自会社管内まで機関車牽引の甲種回送される様になりましたが国鉄時代はよほどのことがない限り新製された車両は車両メーカーの最寄り駅から配置区までは自力で回送するのが常でした。そのため新製回送をハンドル担当する電車区ではたった一度の運転のために机上での講習と新製メーカーまで赴いて現車訓練と異常時処置訓練をしていました。まぁ~今思えばたった一度のハンドル担当のためにえらい手間ひまがかがった訳でこれが良かったのか、非効率だったの判断は避けますが鉄ちゃんとしては通常は走らない線区で見慣れない電車の撮影が出来るので結構面白かった記憶があります。
 この時は仙台地区通勤輸送強化のために新製された417系が配置区の仙台まで東海道線を自力で走ると言うので出撃しました。たしか日立製作所の下松から一昼夜掛けて首都圏まで走って来て夜に仙台に到着したと記憶していますが、なぜか手元に残っている資料だと発駅が南福岡になっています。私の推測では日立(下松)から南福岡電車区へ回送して交直切替のテストをしてから仙台へ回送したのかもしれません。
 実はこの写真には後日談があって昨年不慮の事故で亡くなった総書記閣下こと黒沼新吾さんとここで肩を並べて撮影していることが十数年経過してこの写真を見せた事により判明しました。当時は同じ国鉄職員で同じ国労であったにもかかわらず顔もその存在も知らなかった人とひょんな事で数年後に出逢って(冬の釜石線D51運転の際に花巻駅の待合室で蒙Aさんに紹介されました)その後は何度も中国へ現役蒸機撮影にご一緒した事は何かの縁しとか言いようがありません。そんな思い出深い1枚でもあります。

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コメント一覧

DT200A@CF-F9
ねこたろう様
弊ブログにお越しいただき誠にありがとうございます。また、貴重なご投稿に感謝いたします。

 仰せの通りこの417系電車は交直両用電車でありながら直流区間の運用を持たず終わってしまいまい不本意な使われ方をしたと思います。国鉄末期の混乱で本来の用途には達しなかった形式もいくつかあります。九州のキハ67もその一つだと思います。キハ67は増備を繰り返して九州一円を運用範囲にするつもりが国鉄解体の荒波に揉まれて北九州の一部のみの運用となってしまいました。逆に国鉄で終わるはずのEF66や211系などは新形式開発の暇が無いと言う理由から新会社の下で増備されると言う珍現象が現れる結果となりました。
ねこたろう
417系は宇都宮から白河、郡山への直通運用も兼ねて交直両用にし、いずれは北陸や羽越本線にも投入することが期待された車種でしたが、車両としての国鉄再建法の凍結被害車となった不運の車種です。
この"山陽東海道メガロポリス回廊"を走った回送が唯一の直流区間自力走行になってしまい、性能的には不可能ではなかった宇都宮ー白河、郡山間運用を賄うまでの量産が許されませんでした。国鉄が赤字じゃなければ、高崎線と水戸線の直通運用や大洗鹿島線が国鉄として開通なら千葉、成田ー佐原経由水戸間の運用も適していたわけで残念な車両でした。
DT200A@CF-F9
元 つばめ鮨の常連様
いつもいつも暇を持て余してのご投稿に感謝1割、呆れ果て9割です。

 私は当時、田町電車区の指導にも顔を出してましたが田町も新製回送は次は誰?と待ち望んでいるみたいでした。
つばめ鮨[[EE:AEAB8]]の常連
名古屋第二機関区の川端さんは、渋々指導員に成られたそうですが、回送列車を運転する事は楽しみだったそうです。
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