DT200Aの庫 (goo-blg)

11日は静養のつもりが…えっ、コデ動くの?


 普段走っていない形式だけに点呼を受けた後も入念な打ち合わせが続きます。目指すものは安全。その安全が当たり前の世界の日常の光景です。  13,01,11 大雄山線大雄山駅  09:23頃  Canon EOS7D

 ここ数日、風邪気味です。最初は喉がいがらっぽかったのですが、そのうちに咳も出るようななりました。そのため最近では珍しくマスクを常用しています(かつてはマスクマンと言われる程、乾燥する冬は四六時中マスクをしていました)。
 11日は休みでしたが、特段撮りたい物もないし、職場ではインフルエンザを発症した人もいて、夕方には歯医者の予約も入っているのもあり一日、家で静養していよう!・・・そんな予定を漠然と考えていました。


 久々にツリカケ音を聞きました。何時聞いても良いサウンドです。大雄山駅の構内の外れにやや広い駐車場を見つけそこで撮影しました。普通の編成写真ではコデを強調出来ないので、こんな撮り方をしてみました。  13,01,11 大雄山線大雄山駅  09:37頃   Canon EOS7D

 10日は日勤で帰り際に鉄ちゃんの静ウチ助役と暇に任せて鉄話をしていると(彼はけして暇ではなく、話ながらもそれなりに仕事をしていました。)会話の中で彼が何気に”明日が休みと言う事は駿豆線の甲種に行くんですか?”と聞いて来ました。”えっ?明日?甲種?何?そんな列車えるの?じぁ~駿豆線の入場回送と言うことは必然的に大雄山線のコデが走るって事じゃん!”と言うことになりました。まあ~この手の情報をちゃんと調べていない私が悪いのですが、寝耳に水で11日は静養から一転、撮影に相成った次第です。


 列車の車窓から見つけた撮影地です。大雄山線の中では屈指の撮影地ではないでしょうか?もうちょっと陽の廻りがよければ申し分ないのですが贅沢はやめておきましょう!…笑   13,01,11 大雄山線穴部―五百羅漢 10:54頃  Canon EOS7D

 11日は勤務よりやや遅い05:40に起床し、ゆっくり身支度をしてからお正月のお飾りをどんと焼きして貰うために近くの神社にお願いして、駅に向かい小田原に行きました。考えれば大雄山線の甲種(入場回送)を真面目に撮るのは20数年ぶりで、前回は旧型電車の入場回送でした。当時は大雄山線沿線は田んぼが広がりそれなりに撮れたのですが、20数年の月日は沿線の光景をガラリと変えてしまいました。前の職種の時は大雄山線沿線にある富士フイルム前駅まで行く機会がありました。ほとんど会社の社用車(サニー)で行ってましたが、たまには大雄山線で行く事もありました。その時点でかつて旧型電車時代に撮影した場所は住宅地化されていて、撮影には全く不向きな線区になった印象を持っていました。
 大雄山線と駿豆線の甲種回送の時刻は湘南チサ區様やひだ号君が調べてくれて大雄山発時刻は09:38発前後だとわかりましたのでとりあえず大雄山駅まで乗ってロケハンをしたのですが、最悪ここで撮れば良いやぁ!と思っていた場所でさえ、宅地化され気がつけば大雄山駅に着いてしまいました。
 大雄山駅ではお目当てのコデがなかなか絶妙な場所に停車していて、誘われる様に降りたのですが、意外と時間経過が早く、気がついたコデのら先行列車がでた後でどうにもならず大雄山駅構内の外れで撮影する事になってしまいました。
 さて、次は返しのコデ単行を撮るために大雄山駅から上り列車に乗ります。ちょうど甲種回送で運休になった次の列車でしたので車内はかなりの混雑でした。小田原から大雄山までの間に目星をつけた穴部―五百羅漢で撮影をしましたが、ロケーションは大雄山線沿線にしては良かったものの光線の廻り具合がイマイチでちょっと残念でした。


 東海道新幹線の車窓から臨める専用線と言えば近江長岡の大阪セメントの専用線や三島の東レ専用線等がありましたが、現在はこの日本製紙富士工場専用線を残すのみです。D351号機の横を700系だか、N700系だか良くわかりませんが新幹線が通過して行きます。   13,01,11 日本製紙富士工場専用線 13:07頃   Canon EOS7D

 コデの返しを撮影して小田原駅に戻ると11時過ぎでした。このタイミングん逃すとたぶん昼飯は喰いぱぐれると言うことになりそうなので、いつもアケ番で寄っているさくら水産で500円定食を食べ新幹線に乗りました。大雄山線の甲種回送は調べてもらった資料によると湯河原の下1番線で長時間停車するために(マニア用語でバカ停・・・実際の運転職場では絶対に通用しません)先回りが安易に出来ると言うよりは時間を余らせてしまいます。このために一旦、新富士まで行って日本製紙富士工場専用線のD351を撮影してから、三島駅に戻る事にしました。
 新富士駅に到着したのが12:30過ぎで、まずは駅構内の富士市観光案内所富士ビューローで無料の自転車を借りて専用線に向かいます。13時前に入換の誘導の人が詰所に入って行ったので間違いなく入換はある様です。日本製紙富士工場専用線の入換はいつもより少し時間から始まり、それでも2カット撮影して、そそくさと新富士駅に戻り14:07の列車で三島に向かいました。滞在時間は短かったものの内容の濃い時間でした。


 三島駅でJR線に入り大雄山線の電車と連結します。駿豆線とJRとの渡り(ポイント)は伊豆箱根鉄道側だけでは操作できず、JR側の信号所で承認テコを反位にすることによってルートが構成されます。”踊り子”はこの操作を列車ごとに行っています。   13,01,11 三島駅 14:49頃   Canon EOS7D

 三島駅に到着すると大雄山線の甲種回送を牽引する東芝戦時型電機のED33が既に到着して駿豆線ホームに停車していました。その後、列車間合いを見て入換が開始されます。この入換は運転は伊豆箱根側ですが、誘導はJR貨物の社員が行います。さらに通常は三島駅での貨物の入換は東レ専用線が休止となっている現在は、定期ではなくそのためにJR貨物の社員はこの入換のために沼津貨物駅からやって来ることになっています。さすがJR貨物の社員だけあって旗による合図は非常に見やすく、的確に行われています。比べてしまって申し訳ないのですが、朝見た大雄山駅でのコデの入換の合図はトークバックの入換の打ち合わせもぎこちなく、旗が振れていないのでもし自分がこの仕事に接していたらエライ剣幕で怒鳴っていただろうと思っただけに余計にJR貨物の社員の合図に感心してしまったのかもしれません。三島駅でのED33の一連の入換を撮影していると、修善寺行の列車がまもなく発車との放送があり、せかされる様にその列車に飛び乗りました。ここまで来るまでのメールのやり取りで大場の富士山バックのお立ち台には既に湘南チサ區様が到着して、陣取っていること。ひだ号君は仕事が順調に終わり新幹線に乗ってがこちらに向かっているとの事でした。
 私の乗った列車は大場には15時すぎに到着しました。ED33牽引の大雄山線甲種回送は16:12着との情報でしたので時間はたっぷりあるのでゆっくり撮影地に向かいます。
 大場の撮影地と言っても富士山バックになるポイントと富士山は入らないものの雑木林バックになる2ポイントが至近距離にあります。私はどちらでも良かったのですが、比較的人が少なく空いている雑木林バックのポイントで撮影する事にしました。撮影地に着くとどこかで見かけた方がいらっしゃいます。そう~なんと私を鉄ちゃんの道に陥れた張本人(間違いなく恩人?・・・笑)である犬山徹夫氏(ペンネーム)が陣取っていらしてました。氏とはふとしたきっかけで数年前に十数年ぶりに再会してから写真展のレセプションなどで数回お逢いして鉄談義に盛り上がった事はありましたが、撮影地で二人カメラを手に並んで撮影するのは間違いなく30年数年ぶりとなります。
 前述の三島駅到着場面の文章表現でED33の事を東芝戦時型電機と記述したのはこの撮影地での話の中で氏が゛このED33が現代に稼働状態で残っているのは奇跡な近く、その存在に敬意を込めて呼ぶなら、それはED33なんて味気ない言い方ではなく東芝戦時型電機(製造は戦後でも)と呼ぶべきでしょう!゛と言う氏の講釈からそれに沿って表現した次第です。
 そんな話をしているとひだ号君が現場に到着していました。彼には銀座のプロラボ(クリエイト)でお願いしておいたリバーサルフィルムとモノクロフィルムの現像仕上がり品を代理で引き取って貰ってあったので、それを受け取ると言う重要な作業があります。最近はプロラボの受付の姉御肌の女性と仲良くなったので、仕上がり品を引き取に行けそうもないときは、頼まなくても(無通告で)彼女が気を利かせてひだ号君に仕上がり品を渡してくれます。仕上がり品を受け取ったひだ号君はイヤイヤか、喜んでかは知りませんが何とか都合をつけては私に渡してくれる事になっています。まぁ~この゛ひだ号メール便゛がなかなか便利なんです(笑)。
 そろそろ東芝戦時型電機がやって来ると言う時間になると太陽がどんどん傾き影が延びてきます。さすがに冬至から半月の16時は光線に苦慮します。撮影地でもあれよあれよと言う間に延びてくる影にヒヤヒヤです。このことは犬山徹夫氏も当初から心配していた事でした。氏と二人で立っていた場所も忍び寄る影が気になり、私だけ列車通過直前に場所を移動しました。
 列車は定刻にエロエロ光線のなかやってきました。描いた構図は影が延びて撮れませんでしたがそれなりに美味しくいただく事が出来ました。斜光線に輝く東芝戦時型電機は特に美しく、″美味しいー!″と氏と現場でひさびさの堅い握手をしたのは言うまでもなくありません。


 ED33がやって来る10分前に通過した上り”踊り子”ですが影が忍び寄ってきているのがわかります。   13,01,11 駿豆線大場 4034M 15:58頃   Canon EOS7D

 その後は近くで撮影していた湘南チサ區様が車で来ていて送ってくれると言うのでその好意に甘える事にしました。氏には一緒に帰れない無礼を詫びてお別れをして彼の車に乗り込みました。ちなみにひだ号君はアケ番にも関わらず疲れ知らずで青年部長とつばめ鮨で待ち合わせとの事で若さにうらやましさを感じます。
 湘南チサ區様の車は国道1号線で箱根をしたのですが、彼の巧みなハンドル捌きのおかげで大場の撮影地から国府津駅前まで60分の速さで、国府津駅の改札口を17:15に通り、大磯駅での人身事故(マグロ)で遅れていた快速アクティーに乗れ、自宅には18:30前に着くことが出来ました。前日の夕方まで一日家でゴロゴロしているつもりだった一日が充実した鉄ちゃんの一日となり、湘南チサ區様の車の中では何度も”楽しかった!”と言う言葉が出てきていました。


 画面の右側の影が気になり列車来る寸前に”踊り子”を撮った場所から移動しました。  13,01,11 駿豆線大場  16:08頃   Canon EOS7D

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