マッキントッシュと呼ばれた男

世界の覇者フリーメーソンを追って活躍する、
イギリス情報部員マッキンの戦いを描く。

オックスホード パーテー  01/15

2006年01月13日 | Weblog





特選 ベストセレクション 

ワールド ミステリアス クラブ
オーゼル マーフイ の世界

●マッキントッシュと呼ばれた男

MI6はその黒幕と組織の全貌を
突き止めんと、躍起になって居た

百年戦争の膠着の谷間でフリーメーソンの
世界戦略 ロスチャイルドとの水面下の戦い

オックスホード

ガーデン パーテーは白けて行った 
オックスホード運河をロンドンに向いて
野菜を満載した、機帆船が霧笛を鳴らして
登って行くが見えた

マッキンは過ぎ去った遠い昔を思い返していた

十四年前メトロの駅ロンドン ピカデーリー
サーカスでアイルランド解放戦線の仕掛けた
爆発物の犠牲になり妻と子の四人を亡くした
事を

イスラエルのスパイマスター・トーマスマンは
その話を知っていた。

お互いの心にトラウマを抱えて生きている
二人は、マリアの純粋な悲しみを笑ったり
止めたりは出来ない事だった。

スパイマスターのトーマスマンはマリアに
言った。
「ママの悲しい話を、今日は聞いて貰うよ」

美しい妻のオデッサはマリアの手握り、
泣き顔の頬にキスをした。
「マリア ママのおとうさんもスパイ
だったの。そしてギリシャで活動中に
捕まりシリアに送られ処刑されたの」

「その残酷さにショックを受けたママが
発狂して死んだわ。
「そしてそれは思い出したくない話なの。
「ごめんなさいね マリア」

弟のトーマスマン ジュニアーの涙は
美しい虹を描き、純粋な彼の心に
現実の厳しさを教えていたのであった。

翌朝彼らは揃って運河ツアーに出掛けた。

イギリスの運河は特殊で、幅2メートルの
船しか通行することができないため、
鉄道などの別な輸送手段の発達とともに、
イギリスの運河は衰退し、運河の多くは
見捨てられてしまった。

しかしながら、200年の歳月は両脇に
木々を育み、リスなどの小動物や水鳥の
楽園となった。

運河の脇の小道(船を曵く馬が通って
いた道)は。ジョギングや自転車愛好家
の格好のコースとなり運河に住み着いた
魚は釣り人を惹き寄せた。

そして、第2次世界大戦後、運河を復活
させる運動が始まり数十年程前から運河を
航行すること自体をレジャーとする新しい
運河の楽しみ方が加わった。

初夏のバンベリーはオクスフォード運河沿い
のいまでは小さな街 イギリス南部と中部を
結ぶ道路の中間地点に位置していたため
12世紀から市場が立ち、付近の村から
品物を売買に来る人々でにぎわったと云う。

次回

交易に来る人達は街を囲む4つのバー
(BAR)のゲートから入場料を支払って
入らなければならずそのお陰でこの街は
富み、栄えたのであった

プログ マッキントッシュ 週刊
http://dskas.exblog.jp/

オーゼル マーフイ 著
http://www.geocities.jp/ssa26/ggg.html


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