北鮮 地方経済の惨状 08/21

夏季臨時号

特選　ベストセレクション　

ワールド　ミステリアス　クラブ

オーゼル　マーフイ　の世界

●マッキントッシュと呼ばれた男

ＭＩ６はその黒幕と組織の全貌を
突き止めんと、躍起になって居た

四面楚歌のイスラエルは、国の存亡を掛けて、
孤独な戦いを強いられている

マッキントッシュはソウルで北鮮情報提供者
のレポートで体制内の変化を読み取っていた

●地方経済の惨状

　地域経済向けのために地方〔郡〕に唯一存在する
「郡外貨稼ぎ事業所」〔郡外貨〕はいま、
生産物を出せる状態ではない。

○ ○郡の「郡外貨」は本来、基本指標として
フグとウニを生産して輸出していた。
ところが国家措置によってウニ品目が「強盛」
〔人民武力省傘下の「強盛総会社」〕に移管されて
しまった。
同時に、関連の生産施設も〔「強盛」に〕移管されて
しまった。

　一方、新たに水産資源保護令が出て、フグ漁も
法的に禁止されてしまった。
有望な輸出資源のフグ漁が禁止され、「強盛」の社長は
「郡外貨」の支配人に対し、タバコなどの優待物資を
与え、こっそりフグ漁をして渡せば買い取ると誘惑した。

　もし取り締まりにあえば、〔強盛の〕社長が防いで
くれると言うが、支配人はすぐには応じない。
その程度では、身の安全の担保にはならないからだ。
事実、道の党責任書記でも庇うことができないものだ。

たとえ国家のためとはいえ、いざその場になったら、
自分の利益にならないかぎり、皆が責任回避をする。
そのせいで自分ひとりだけ犠牲になってしまうのだ。
　中国を相手のイカ品目を選ぼうと思っても、

危険があまりに大きくて出来ない。信用供与をする
中国の相手方を探すのが非常に難しい。
冷凍イカの場合、多額の投資をして○○郡から国境の
○ ○郡まで持って行って中国商人に渡すのだが、
大半が鮮度などの理由で不合格になる場合が多く、
その危険は「郡外貨」にとって挽回できない損失となる。

干しイカ品目は、すでに国内市場の個別商人たちとの
競争で〔郡外貨の企業は〕勝てない。信用取引のない
国内市場では、「郡外貨」の企業でも負けてしまう。

次回

トルコ政府は隣国のブルガリアからトルコへ
北外交官が麻薬密輸　国外退去処分

大量の合成麻薬を密輸したとして、ブルガリアの
首都ソフィアの大使館に勤務する北朝鮮外交官
二人を国外退去処分にした

プログ　マッキントッシュ
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オーゼル　マーフイ　著
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