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Country & Jazzギターの修行僧

カントリーなギタリストが綴る音楽活動奮闘記~

愛器紹介その5「Fender '54 Stratcaster FSR」

2007-12-04 | 楽器・機材
またまた愛器紹介の修行僧です。

今回ご紹介するのは「Fender '54 Stratcaster FSR」です。このストラトはストラトキャスター生誕50周年にあたる2004年に日本市場のみ限定で販売されたギターです。2005年夏にご縁があり修行僧の愛器の1本となりました。

このストラトは先も触れましたが50周年記念モデルで、レギュラーラインには存在しないFSR(Factory Special Run)で、ASHボディにMAPLEネックというストラト初期の仕様を再現したモデルです。ASHボディの特性もあり普通のアルダー材のストラトより立ち上がりの良い音が特徴です。

フィニッシュは、ボディはシンラッカーフィニッシュ、ネックはラッカーの最終研磨仕上げをしてないマットフィニッシュ。ボディーは薄い塗装の影響もあってか、生でも凄くよく響き、その振動は十分腹に伝わってきます。そして少し軽めのVシェイプのネックは使い込めば使うほどエエ感じにツルツルとした心地よい手触りに変化してきます。

ちなみにこのストラト、ボディの木目も美しく鳴りもよいのですが、ヘッドストックの"ORIGINAL CONTOUR BODY"シールの貼り忘れとネックポケット脇の小キズの為にアウトレット扱いとなっており、新品でも超安価にて入手できたのでした。ガハハ~。

なおPUは「カスタムショップ '54ストラトPU」が3基搭載されていますが、修行僧の好みでピックアップや回路は少し改造してあります。というのもASHボディー/メイプルネックの元祖といえばテレキャスター。ストラトはそのテレキャスターの進化型になるのだけれども、その進化した歴史背景を考慮した改造を施したのです。

まず、ストラトの歴史背景をば少々。ストラトと言えば今ではレスポールとならぶロックギターの代表的モデルとなってますが、本来の開発市場はもちろん違いました。以外かも知れませんが、主な市場は「カントリー&ウエスタン」、とくに「ウエスタン・スイング」でした。ストラトのデザインスタッフ(フェンダー社のテスト・ギタリスト)として有名な故Bill Carson氏は、当時カリフォルニアで活躍するウエスタン系ギタリストで、Lefty Frizzell、Hank ThompsonそしてSpade Cooleyなどのらのサポートギタリストとしても活動しておりました。そしてウエスタンスイングのギタリストとして活動しながらテレキャスターでの問題点や改良アイディアなど次々に提示し、試作し、ライブでのテスト演奏を経て、さらにレオ・フェンダー氏の拘り新メカである「シンクロナイズド・トレモロ・ユニット」を搭載しストラトとして1954年に世に出したのでした。そして例えばBob WillisのギタリストであるEldon Shamblinなどはいち早くストラトをメインギターに採用し、98年に亡くなるまで愛用してました。まあ、後にBuddy Hollyがロックンロールでストラトを採用し、その影響でエリック・クラプトン、そしてジミヘンなどなど・・・とロックギターの王道ギターという印象が強くなってしまいましたが。

ってなことで、当初「カントリー&ウエスタン」がメインターゲットで開発されたストラトを21世紀の現在の「カントリー&ウエスタン」でも対応できるよう修行僧のこだわり改造を施したのでした。修行僧のこだわった部分として次のように分析し改造の参考にしました。

★カントリーギターでの典型的なサウンドはテレキャスターのブリッジPUをクリーン~クランチで使用した時。しかしテレのフロントPUはクリーンでも深い歪みでの時でも少し非力で使いにくい。ちなみにミドル・ポジションはクリーンな時はカリっとした気持ちよい音。

★ストラトのもっとも気持ちよいサウンドはフロントPU使用時かな。クリーンではカントリー&ウエスタン、特にウエスタンスイングではもちろんバッチリなサウンド。フロントPUに深い歪みを加えるとサスティーンも十分でカントリーバラードにもよくはまる。しかしブリッジPUやミドルPUは少しカサカサで、特にストラトのブリッジ・ピックアップは一般的に少し中音と低音が足りない。ちなみにトレモロはビグスビーのような繊細な音程変化は苦手だが、セッティング次第では武器になる。

ということで上記のエエとこ取りをしたストラトに改造しました。一般的に「パキパキ」としすぎるストラトのブリッジPUをテレキャスターのように「パキパキ+ブイブイ」となるように改造することに。ストックの54年タイプのピックアップはまだましな方でしたが、やはりテレと比較するとかなり中低音が物足りませんでした。ということで、つい先日こんな改造を施しました↓

http://www.fralinpickups.com/bplate.asp

そうです、まるでテレキャスターのピックアップのような「ベースプレート」の施工です。この改造を施すことによってストラトの良さを残しながら「パキパキ・ブイブイ」とした音を出せるようになったのでございます。もちろん深い歪みでもバッチリです。パチパチ。それもなんと改造費は2000円でおつりが・・・。

もう一つの改造は配線です。これは購入直後から施している改造ですが、こんな感じに換えてあります。

★改造前:「3ポジションスイッチ」      
      フロント側:フロントPUのみ
      ミドル側 :ミドルPUのみ
      ブリッジ側:ブリッジPUのみ

     「ボリューム・トーンつまみ」
      手前のつまみ:マスターボリューム
      中間のつまみ:ミドルPUのトーン
      奥側のつまみ:フロントPUのトーン

★改造後:「3ポジションスイッチ」      
      フロント側:フロントPUのみ
      ミドル側 :フロント&ブリッジPU
      ブリッジ側:ブリッジPUのみ

     「ボリューム・トーンつまみ」
      手前のつまみ:マスターボリューム
      中間のつまみ:ミドルPUのブレンダー(ブレンド用ボリューム)
      奥側のつまみ:マスタートーン

さらにトレモロは少し極端なセッティングを施し、ベンドしてもブリッジが浮き上がらないものの、トレモロアームは十分使える範囲に調整し、テレキャスターとストラトの特徴を兼ね持つ仕様に改造したのでした。ボディ材がテレキャスターと同じASHであり音の立ち上がりがよいこと、そして十分トゥワンギーなブリッジPU、カラっとしたミドルポジションでのサウンド、ムーディーなサウンドを生み出すフロントPU、そしてミドルPUをブレンドできるのでハーフトーンや微妙なブレンドで音を太くすることもできるという非常に使い勝手のよいギターとなりました。

現在はまだ最初に触れたベースプレート施工のテスト・ラン状態ですが、問題がなければ、ステージでガンガン使える「カントリー&ウエスタン用」ギターの1本になることでしょう!!

改造マニアな修行僧でした。


愛器紹介その4「GRETSCH 6120 (1962年製)」

2007-11-28 | 楽器・機材
歳のせいか、あちこち痛くてお休み中の修行僧です。

休んだものの退屈なので昨夜買ってきたギターマガジン12月号を眺めていたところこんな新商品が。

「GRETSCH G6120SSC "BRIAN SETZER TRIBUTE"」

ふむふむ、Brian StezerがStray Catsのデビュー時に使ってた1959年製 Gretsch 6120のレプリカか。ふむふむ。レリックだかなんだか解らんけど、薬品かなんかでエイジド処理をした完全レプリカか。アホや。ふむふむ。39.9万円か。買うやつようけおるやろな。ふむふむ。

しかし、良く見ると、価格の桁が1桁違うやん。考えられない。399万円やて。アホを通り越したな、こりゃ。でも、もしかしたミスプリか?と思いネットを検索するとこんなのが。↓

http://www.musicland.co.jp/store/index.php?seq=Campaign&cid=1557

399万円てマジやわ。何がなんだか全く理解できまへん。なんでこんなギターが400万円近くするのか?ビンテージでも高いわ・・・。ありえない。

ってなことで、久しぶりに修行僧の愛器の1本であるホンモノのビンテージであるGRETSCH 6120を引っ張り出してみました(写真をご参照ください)。

この6120、1962年製なので、例の399万のヤツがベースにしたモデルの3歳年下のものでございます。ボディ厚が薄くなりダブルカッタウェイとフェイクのFホール(ペイントされたもの)が採用された初期のモデルとなります。

実はこいつはエライ安く手に入れたのでした。399万の約1/30の価格で入手したのです。それは確か1991年頃だったかな?ビンテージのGRETSCHはBEATLES初期のGEORGE HARRISONがDUO JET(モデル6128)とかCOUNTRY GENTLEMAN(モデル6122)を愛用していた影響や、Brian Setzer人気とバブルの影響などですでに価格が高騰してた頃ですわ。特に6120は1961年製までのシングルカッタウェイモデルの人気がすでに高く、ゆうに100万を越していた頃ですが、こいつはたった1年違いで超破格値での入手でした。それには理由があります。

その破格値の理由とは、人気のシングルカッタウェイではない点、そして、本体とピックアップと配線以外の純正パーツの多くが欠品、替わりにまるで先に紹介した有り得ない価格の6120と同様の仕様であるサイコロ型のノブや不細工な黒いピックガード、純正ではないサイズの小さいビグスビー、ビグスビーのアルミ製ブリッジとブリッジベースなどなどに改造されてる点。さらに致命的なのは本来ペイントされているFホールをザックりとくり貫いてある点(それもむちゃくちゃ下手くそ)です。恐らく前のオーナーさんはBrianの6120を意識してこのような改造をしたのでしょう。

そんな改造のお陰げ?もあり、この6120は修行僧の所に破格な値段で嫁がれてきたのでした。しかしそれからが大変でした。なるべく本来あるべき姿に戻そうということで長い時間をかけて本物のパーツを探し出し、自分でネック調整をし、役立たずだった0フレットを撤去してもらい、酷いハウリングの原因だった不細工なFホールはウレタンフォームで埋めて・・・。で今の写真のような状態になっております。パーツがビンテージなので中々見つからない上に高かったので大変でしたわ。この姿にするのに多分、このギターの購入額と同じくらいの投資をしたんちゃうかな???それでもグレッチの現行品よか安いし、もっとも例の399万のヤツの1/15位ってとこかな?

しっかしコイツ、エエ音しますねん。最近のグレッチでは出ない音やわ。クリーンの時はまるでチェット・アトキンス。太くて芯がありアタックの強い音だな。オールドなカントリーやムーディーでジャジーな楽曲にぴったりだ。で、ちと真空管アンプのボリュームを上げたるとその芯のあるアタックがバキっと歪んできます。誰がどう聞いてもStray Cats時代のBrian Setzerのとよく似た音になります。ま、59年製とはボディ内部の体積も違うので、厳密には異なるやろけど、同じ傾向の音であるのは断言できます。いま街で売ってるGretschではこんな音はまず出ないな(なんでやろ?)。

しっかしこのギターにはよう解らん仕掛けがいくつかゴザイマス。まずは「ミュート装置」。ボリュームのところにあるつまみを回すと「ニョキ」とフェルトの物体が浮き上がってきて弦に接触しまるでパームミュートしたような効果を出す仕組みです。一度に1~6弦までミュートされてしまうので、用途は限られてしまいます。次の仕掛けは「トーンスイッチ」。このギターにはトーンつまみがなく、替わりにプリセットのトーンが3段階で組み込まれてます。ピックアップセレクターの脇にあるのがそのスイッチです。真ん中でバイパス(トーン全開)、下に降ろすとどうやろか、トーンつまみを3-4位にした感じかな?で、上に上げるとトーンつまみを0にした感じになります。JAZZなんかで微妙な音作りをしたいに便利なんだか不便なんだか・・・。って感じ。そしてもう1つの仕掛けは「スタンバイスイッチ」。ボリュームつまみの近くにあるこのスイッチ、下に降ろすと音が出なくなります。アンプへの信号が断絶される仕組みです。ボリュームはそのままで信号をOFFでくきるので、便利といえば便利なのかもしれないけど、使ったことないな・・・。そんでもってもっとも便利な仕掛けは右カッタウェイにある「マスターボリューム」。すぐに手が届くしこれは便利ですわ。特にピックアップセレクターをミドルにした時はいちいち2つのボリュームを操作する必要がないので重宝してます。

ってな感じで、この6120を大事にしたろうと思ってます。たまにはステージで使ったろうっと。まずはJAMにでも連れ出したろうと。

あちこちが痛い修行僧でした。


愛器紹介その3「Fender USA '52 Telecaster Reissue」

2007-11-08 | 楽器・機材
修行僧です。

今回紹介するのは、92年に新品で入手した'52 Telecaster Reissue(1992年製)です。ASHボディ(2ピース)にMAPLEネックという典型的テレキャスター。最も酷使したためか、ボディーのラッカーはハゲハゲで変色も激しいですねぇ。新品の時はもっと薄い黄色だったのに・・・。

このギター、Steve CropperやAlbert Lee、Paul Barrisonなどのサウンドが欲しくて買ったのだが、当時このギターを使えるバンドがなく、しばらく放置状態でした。それから数年、すっかり存在すら忘れた頃にあの大震災。当時の住まいは新大阪の10階建てマンションの10階。目が回るほど揺れたのですが、その時に瓦礫と化した家財道具の中からキズやチューニングの狂いもないままこのギターが発掘されたのでした。このテレがあまりにも不憫なので、このギターを使えるカントリーバンドを作るか加入するかしたろうということで今に至るのです。

こいつは、音やネックの握りがとても気に入っているのですが、フレットもナットもボロボロで要メンテ状態。なので、最近あまりライブで使ってません。ちなみにPUはブリッジにDuncanの"Nashville Studio"(現行ではTwo-Five)、フロントはストックのままだったかな。フロントはちとパワー不足なので、そのうち何か別なものに換えてやろうかな。んで、メンテしてまたステージに上げてあげよっと(いつになることやら)。

修行僧でした。

愛器紹介その2「Gibson ES-175」

2007-10-30 | 楽器・機材
修行僧です。

愛器紹介の第2弾です。今回紹介させていただくのはジャズにもオールドカントリーにも使える名器「Gibson ES-175」です。

このES-175は昨年、つまり2006年の年末頃に購入しました。ウエスタン・スイング~JAZZに使える箱物のギターを探していた時に巡り合いました。あまり箱物ギターには詳しくないので、信用できる専門店で見つけました。

ES-175は1949年より販売している定番モデルで、あんな人やこんな人やそんな人までもがご愛用している人気のギターですね。僕のは1994年製(推定)で、トップもサイドもバックにもメラメラメラ~としたフレイムの入った美しいモデルです。年式を推定としたのには訳がありますので、それは後ほど・・・。

で、まずは出会いから。そうそう、デジマートで見つけたんだったかな。たまたまよく行くエリアにあるアコ系楽器専門店においてあるとのことで出向いて試奏をさせていただきました。慣れないギブソンスケール(弦長が少し短いのかな)と太い弦で、これまでのテレキャスターでのような弾き方では上手く鳴ってくれませんでした。で、気合を入れて弾くとむっちゃエエ音が・・・。で、気合を入れながらピッキングを弱めてみるとあま~い音が。気合を入れてフレーズに強弱をつけてみるとすっごいダイナミクスが。しかし、その反面、気を抜いて弾いてみると、めっちゃくちゃショボイ音が・・・。その時にこのギターからこんな声が聞こえてきまし
た。「ワシを弾きこなすのは10年早いわ~。くやしかったら弾きこなしてみ~。」って。その声が聞こえた瞬間に購入を決意しました。

購入からもう少しで1年。現在でもまだまだ弾きこなせていません・・・。頑張ってこのES-175様から「ようやった!」と言っていただけるよう日々鍛錬の毎日でございます。

ちなみに先ほど推定製造年が1994年と書きました。なぜかというと、シリアル番号の付け方がちと???なんです。ヘッド裏とボディ内部のラベルは「94051086」。通常は「YDDDYRRR」(1つめのYは年の10桁台、2つ目のYは年の1桁台、Dは1年のうちの何日目の製造かを示す、RRRは工場のライン番号)という並びで、それに基づくと
1991年の405日目のライン番号086となります。何かがおかしい。91年の405日目っていつやねん???ということで、さらに色々資料を紐解いてみると、ちょうど1994年という年がGibson社の創立100周年にあたる年で、それを記念して「94○○○○○○」いう番号の付け方をしていたようです。「94」始まり+6桁という部分で合致しております。そうなると僕のES175様は1994年製であろうと推測をするのが合理的なのですが、3桁目から8桁目が具体的に何を指す数字なのかはよう分かりません。資料では単にランキング番号としかなってません。という事で勝手に1994年の51086番目に作られたギター?っということにしとこうかな?と思ってます。

このES-175様の主なスペックは下の通りで、写真はショップさんのホームページに使用されていた現品写真です。

BODY:Figuard Maple Laminate 16"
SIDE&BACK:Figuard Maple Laminate
NECK:Mahobgany
FINGER BOARD:Rosewood
BRIDGE/TAILPIECE:Rosewood
MACHINE HEADS:Kluson Type/Keystone
NECK WIDTH AT NUT:1-11/16"(約42.86mm)
SCALE LENGTH:24.4/3"(約628.65mm)
PICK UP: 2x 57Classic Humbucker
CONTROLS:2×Volume, 2×Tone

修行僧でした。

愛器紹介その1「Fender '60s Telecaster」

2007-10-29 | 楽器・機材
修行僧です。

ワタクシが愛用する楽器をご紹介させていただきます~。という事で、記念すべく?第一弾は現在ライブ活動でのメインギターとなっている「Fender '60s Telecaster」でございます。

このテレキャスター、今年の春、つまり2007年の春に新品で購入したギターで、通算4本目のテレキャスターです(うち1本は売却しまっているので、現所有では3本目にあたる)。以前より「FENDER USA製」、「指板がローズウッド」、「ラッカー塗装」、「できれば60年代の仕様」、「手の出せる価格」という条件で探してましたが、この春にやっとで巡り合うことができた1本です。

以前より愛用している2本のテレキャスターにはそれぞれ特徴がございます。詳細はこの「愛器紹介コーナー」でいずれ紹介しますが、掻い摘んでご紹介すると1本目は1992年製の「'52 Telecaster Reissue」。アッシュボディー、メイプルネック、ラッカー塗装(トップコートのみ)という50年代仕様のルックスも音も典型的なテレキャスターです。

もう1本は1997年製の「American Standard Telecaster "B-Bender"」というモデルで、アルダーボディ、メイプルネック、ストリングベンダー内臓、ミドルピックアップ追加という仕様で、現在ではメーカーが「ナッシュビル・テレキャスター」と命名する程に”コンテンポラリーなカントリー向け”な仕様でございます。

そしてこの3本目は、R&Bギターの神様的存在であるSteve CropperがStax時代に使用していたモデルときわめて近いと思われる仕様で、オリンピックホワイト(白いキャディラックに使用していたのと同じ塗料を使用)、ローズウッドの指板、アルダーボディーという仕様です。これはFSR(Factory Special Run)と呼ばれるアメリカ製のレギュラーラインには存在しない数量限定の特注仕様のモデルですが、B級品(今では判別できない程度の小さな塗装ミス)だったために非常に安く手にすることができました。

生音はボディの鳴りもよく腹にびりびり振動が伝わってくる感じで気に入ったのですが、アンプに通すと若干の違和感が。何故か50年代モデル向けの中音にパワーがあるピックアップがストック搭載されていたためと思い、本来あるべきであろう60年代仕様の「LINDY FRALIN」に変更。想定してたよりずーっとエエ感じに落ち着きました~!!

ただ購入して半年も経過しライブでガンガン使用していると、ラッカー塗装の宿命である経年変化が出始めました。目が痛いほど真っ白だったボディは黄ばんできてしまい、ボディ裏の一部は衣装の顔料が移ってしまい薄いピンク色になってしまった・・・。ま、音もルックスも自分で育ててるって感じなので、楽しいのですけどね。最近よくあるビンテージ風に見せかける為に薬品で処理したような訳の分からんギターよかずーっとマシかな?

写真は購入時にショップのページに紹介されてた現品写真。現在の主な仕様は↓こんな感じです。

Body : Alder/ニトロセルロースラッカー
Neck/Finish: Maple/ニトロセルロースラッカー
Fingerboard : Rosewood、21Vintage Frets
Pickups : LINDY FRALIN "Stock Stagger"
Controls : 1Vol、1Tone、3way PU Select SW
Bridge : Vintage 3-Saddle (サドルは70年代のものに変更)


修行僧でした。