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Country & Jazzギターの修行僧

カントリーなギタリストが綴る音楽活動奮闘記~

Fenderのアンプ

2008-05-14 | 楽器・機材
修行僧です。

アメリカFenderのアンプって何ラインあるのかな?カスタムショップとビンテージリイッシューとProチューブシリーズくらいかな?カスタムショップとビンテージRIはアメリカ製、Proチューブはメキシコ製だったかいな。ようわからんけど、どうやら修行僧はビンテージリイッシューラインが好きなようだ。

たしかに以前カスタムショップの高級アンプも持っていました。でも気に入らなくて売りました。作りはいいのですが、変に凝りすぎてて音が好みではありませんでした。Proチューブシリーズになるのかようわかりませんが、以前ブルースデラックスをもっていました。安いし使いやすく音もまあまあだったのですが、何かが気に入らなかったんです。たしかちょっとしたこと。例えばボリュームポットが軽すぎたとかリバーブがイマイチ好みでなかったとか、ツマミが多すぎたとか。

で、よう考えるとビンテージリイッシューシリーズは手元に残ってるケースが多いです。単なる憧れなのか????これまで発売されたシリーズは確か、65ツインリバーブ、59ベースマン、63バイブロバーブ、65デラックスリバーブ、65スーパーリバーブかな。その中で所有実績が無いのは65スーパーリバーブのみ。今手元に残るこのシリーズのモデルはツインリバーブとベースマンとバイブロバーブ。手放したのはデラックスリバーブのみ。唯一手放したデラックスリバーブも、70年代の本物のビンテージモデルを持っていなかったら手放すことは無かったやろな。ふむふむ、なるほど。ま、それほど出来がいいのかもしれまへん。いま手元にあるアンプ、なんやかんやいって修行僧の気に入らない音が出にくいのも事実。そういうことなんやろな。

で、そのビンテージリイッシューシリーズに新しいモデルが追加されるとの情報が~!!!それは憧れの小型アンプ65プリンストンリバーブだ。フルチューブの15W、リバーブとトレモロ内臓。米国での定価は700-800ドル程度とのこと。大音量には向かないけど、軽いし音いいし、JAZZとかスイングにちょうどのサイズですね~。ハコものギターにもってこいのアンプがいよいよ登場だ!!いやいや楽しみ~!!!

がんばって金を作ろうと心に誓う修行僧でした。

D'angelico NYL-2

2008-05-10 | 楽器・機材
修行僧です。

D'angelicoの現行モデルNYL-2が届きました。3年落ちの中古なので、多少のキズや錆はありますが、コンディションや音はばっちり問題なし!!ヤフオクは写真と質問のみでの判断なのでギターの購入は危険が伴うのですが、これは成功でした。ゲットした価格は何と定価の半額以下~。中古の一般相場では有り得ない超安値でした。掲載されてた写真の写りが悪かったせいもあったのかな?この価格は!!ラッキー!!

このギター、プレスではありますが憧れの単板スプルース・トップ、カーリーメイプルのサイドとバック、エボニー指板、憧れのナチュラルカラー系、憧れのネックエンドのツンとしたバインディング、エンパイヤーステートビルみたいな小洒落た「アールデコ」と呼ばれるデザインモチーフなどなど。弾いても、眺めても満足のギターです。それもあの価格!!!現行品は国産品ですが、作りも鳴りもいいし、国内外の評価も高いです~。いやいや、ええ卒業記念品となりました!!

 

え、ようわからん、どんなギターなん???と思った方はここをクリックして下さい。左側のが同じモデル、同じ色です~。

風邪気味の上に、指板に塗ったレモンオイルの臭いで気分が悪くなってた修行僧でした~。

Gretschを改造したよ~

2008-04-23 | 楽器・機材
修行僧です。

別に4/29のワイルド・ホース・クァルテット用にという訳ではありませんが、Gretschの6120を改造いたしました~。



一応1962年製なので、ビンテージマニアの方からは怒られるかも知れませんが、使いにくい部分があったのでやっちまいました。って、その改造内容はと言いますと・・・、簡単に言うと回路の改造です。

純正での回路はこんな感じでした。各ピックアップ>各ピックアップ用ボリューム>PUセレクタースイッチ>トーンスイッチ>マスターボリューム>ON/OFFスイッチ>出力ジャック・・・

まるで迷路のような配線です。信号は行ったり来たりややこしい・・・。この回路の中でもっとも使いにくかったのがトーンスイッチです。3点式トグルスイッチに2種類のコンデンサーが装着されており、手前でトーン0、真ん中はバイパス、奥手はトーン3位となる仕組み。要はトーンがプリセットされてしまったいる為に、欲しいサウンドになかなか調整できませんでした。

ってなことで、こんな風に回路を改造、シンプルな配線といたしました。各ピックアップ>PUセレクタースイッチ>マスターボリューム>マスタートーン>ON/OFFスイッチ>出力ジャック



トーンセレクタースイッチに装着されてる古いAEROVOXという名のコンデンサーのうちトーン深さが浅い方のを取り外し、まったく使用していないPUボリュームのポットに移設、トーンつまみに見事変身。使用しなくなったトーンスイッチともう1つのPUボリュームは回路より除外し、ダミーとして本体に残しました。回路をシンプルにしたためにON/OFFスイッチを除いてはテレキャスターなどの回路に近い形となりました。んで、お陰をもちまして、微妙なトーンコントロールも効く使いやすいギターに変身いたしました!!!回路を改造したことにより、音質全般がどうのというのは全然実感がありません。でもトーンが微妙に効く分、JAZZでも積極的に使えそうな音になったと実感してます。

天国のチェット・アトキンスさんゴメンナサイ。そんな気分の修行僧でした。

エフェクターの改造

2008-04-15 | 楽器・機材
少し気分転換を楽しむ修行僧です。

昨日はレッスンの前に日本橋の電材店に立ち寄り、コンデンサーやらダイオードやらLEDやら抵抗やらを買い込んできました。何をしでかすかと言うと、タイトルのようにエフェクターの改造です。

ご存知の方はご存知ですが、いつも使っているエフェクトボードは色々なエフェクター満載で、とても重たいことになってます。何やかんやでライブではほとんど全部使うので、それでも必要最低限のつもりなのですが、何にせよ重たいし大きいです。WHSの時は重たくてもどこへでも持参するのですが、例えばちょっとしたJAMセッションやR&Bバンド「びくどんず」などの時に、もう少しコンパクトで軽い2ndボードが欲しいと思ってました。中に並べるエフェクターはいくらでも転がっているものの、音質が好みでなかったり、ノイズや接触不良などがあったりで、なかなか2ndボードには着手できてませんでした。

ってなことで、またまた例のBrent Masonペダルの作者Brian Wampler氏のお世話になったわけです。でも今回はメインボードのように完成品や改造品を輸入するのではなく、Brian氏の設計に基づくDIY作業での改造に着手したのです。今回着手したのはこんな感じです。



★Voodoo Lab "Sparkle Drive"★
これはメインボードで愛用している"Hot Wired"ペダルのチャンネル1モードの原型になったと思われるモデルです。クリーンと歪みをブレンドできるので芯のあるクランチ音を作れる優れものです。しかし、残念なことにスイッチの故障が多く、踏みっぱなしにしておくか、消しっぱなしにしておくかしか出来なくてイライラしてました。また、クリーンブーストは音質はいいものの若干の低音不足、歪みのゲインは歪み量があっさりし過ぎていて物足りない。さらに、歪み量を増やした状態でクリーンをブレンドするとそれぞれの音が少し分離して聞こえてしまうという不満がありました。という事で、Brian氏がBrent Mason用に設計した改造を改造マニュアルに基づき自力でやってみました。

改造内容はまずはスイッチを高信頼品に交換、歪み具合を深めにするためにダイオードを交換&追加、クリーンの低音を補うためにコンデンサーを変更、ブレンド時の分離感をましにするために抵抗を交換。ついでにインジケーターのLEDを流行のブルーに変更しました。作業の途中でリボンケーブルが切れてしまったので、すべてのケーブルをましな部品にも交換いたしました。まだ小音量でしかサウンドチェックは出来てませんが、マジでエエ音してます。こいつもメインボードに積みたくなったけど、我慢我慢・・・。

★BOSS "BLUES DRIVER (BD-2)"★
人気のあるオーバードライブですが、ストックは修行僧の好みではありませんでした。一度だけリハでメインボードに載せたことはありますが、音質といいレスポンスといい何もかも気に入りませんでした。ということで、こいつにもBrian氏がBrent Mason向けに設計した改造回路に改造いたしました。ちなみにこいつは"Hot Wired"ペダルのチャンネル2モードの原型になったものと思われます。

改造内容は歪みの音質を劇的に変えるためにダイオードを変更、スカスカな低音を補うためにコンデンサーを変更、ついでにインジケーターをブルーのLEDに変更って感じです。それまではカリカリで汚い歪みで、なんでこいつがブルースドライバーなのか意味不明な音でしたが、改造後は太く円やかで耳障りのよい音になりました。歪みの幅も広がり、クランチにしても十分太くてパンチのある音に、深めに歪ませても滑らかで嫌味がなくなりました。




ってなことで、な、何とパーツ代1000円ちょいで2台も改造してしまいました~。こいつらを主軸に2ndボードもほぼ完成~。コンパクトにエエ感じにまとまった気がします。何せ軽いし!!!

ちなみに2ndボードはメインボードの約半分の大きさ。中身はチューナー、ダイナコンプ、Sparkle Drive、BD-2、古いフェイザー、古いディレイ。うんうん、エエ感じ、エエ感じ~。ちなみにフェイザーはワウの代替のつもりで搭載。ワウ踏むのが面倒になってきたし、2ndボードでは楽をするために採用しました。オートワウではなくフェイザーにしたのが味噌かな。単にオートワウを持ってなかっただけなのですが、「びくどんず」のあの曲にも合うと思うし、70年代のウェイロン・ジェニングスみたいな音も出せるしね。

ってな感じで現実逃避中の修行僧でした~。

残るものと去るもの

2008-03-04 | 楽器・機材
3月末で退職することにして、いよいよ本腰を入れて就活しようと思ってる修行僧です。

さてさて、先日来アンプネタを書いているので、これまで所有してきたアンプ達を紹介してみようと思います。ま、タイトルのように今後も所有し続けるもの、すでに去ったもの、そろそろ去っていくであろうものに分類してみようと思います。

★絶対にKEEP編★

常に手元に置いておきたいお気に入りのアンプたちです。

1.まずはこれ。FENDER USAの「59 Bassman RI」(1992年製 40W)。


写真はカタログより転用。現物はもっとボロボロ。

92年に初めて買ったFENDER USAのアンプです。何やかんや言って一番愛用している。もともとはベースアンプなので、しっかりとした低音が出てくれる。ボリューム5を超えるとどんなエフェクターでも造れないような気持ちいいクランチサウンドを生み出すが、その時点ではすでにやかましい。リバーブが無いのが難点。修行僧にとっては、その後のチューブアンプ選びの基準的存在となっている。残念ながら最近は時々ご機嫌斜めになるときが・・・。真空管交換の時期ですね。


2.FENDER USA 「Tremolux」(1964年製 35W)



数年前に買ったビンテージのトレモラックス。ホワイトのセパレートタイプで何気にかわいい。このアンプはいわゆるブラウンフェイス~ブラックフェイスへの移行期のモデルなために、ホワイトトレーックス外装とブラックフェイスというどっちつかずの組み合わせとなってます。あちこちへったってるためか、鳴りは大人しく、ステージレベルの音量ではすでに気持ちよすぎるクランチサウンドです。もうちょっとヘッドルームがほしいけど、メンテ費用がなく先送り状態です。


3.先日のブログにも紹介した新入りのFENDER USA 「65 Twin Reverb RI」(2000年製 85W)



先日スタジオで鳴らしてみましたが、やはり1ボリュームのツインリバーブはGOODです。フルストックでも低音も太いし音像もしっかりしてる。エフェクトの乗りもいい。でもって、思ったよりも軽い。ほんまにエエ買い物でした~。今後のメインアンプになる可能性は大です。さてどこから手をつけようかな?まずはスピーカーをTED WEBERさんに発注かな???


4.これは昨年の今頃に購入した(正確には後述のVibro-Kingを売却して購入した)FENDER USAの「63 Vibroverb RI」(1994年製 35W)



本当はコイツが修行僧のメインアンプになる予定だったのですが、ヘッドルームが不足気味。スピーカーをグレードアップしたものの、10インチスピーカーが2本という構成もあり、TELEやSTRATではBASSMANほどのクリーンや低音も出にくく、残念なことになってます。でも低音が弱いせいかGIBSONやGRESTCHのハコものにはちょうどイイ感じで、まるで古いJAZZのレコードのようなクランチ感があります。ということで、ウエスタンスイングなんかの時に出動かな。ちなみに妙にリバーブとトレモロが気持ちよいです。


5.これは古いFENDER USAの「Deluxe Reverb」(1975年製? 22W)


写真はネットより転用。現物はもっとボロボロ。

とにかくボロいアンプです。リバーブもトレモロも正常に作動してません。基本的にはイイ音してますが、ノイズやガリが目立ち、あちこちメンテしてやらないといけない1台です。でも、訳があり手放せません。というか、いつかコイツをベースに完璧なデラリバに仕上げたいと思ってます(そう思いながらもう5年以上経過してますが・・・)。ま、そのうちにね。


6.これは90年代頭に売られていたFENDER JAPANの「Tweed Champ」(1991年製? 5W?)


これもまたネットより転用。現物はもっとボロボロ。

大阪にたどり着いた年の冬に購入した思い出の1台です。とにかくTweed貼りのアンプに憧れてて、それもフルチューブだったのでバックオーダーかけてまでも購入しました。いまでも練習用アンプとして活躍してます。小音量ではクリーンで、ボリュームを上げるとエエ感じに歪みます。でもステージレベルの音量は無理なので、練習用として活躍中です。


絶対にKEEP編はこの6台かな。今のところ。おっと、いずれもフェンダーのビンテージ系だわさ。


★すでにGONE編★

訳があり、もう既に通りすぎて行ったアンプたちです。

1.まずはFENDER USAの「Blues Deluxe」(1996年製? 40W)


写真はネットより転用。現物はホワイトトーレックスでした。

むむむ。このアンプはドライブチャンネルとリバーブがあるので、エフェクターが減るかな?と思い、安かったこともあり購入しました。音悪くはないのですが、クリーンCHからドライブCHと切り替えると音の細さが気になる気になる。12インチスピーカー1本の構成のためかクリーンもBassmanと比べるとパンチがなくトレードへ。


2.FENDER USA「65 Deluxe Reverb RI」(1997年製 22W)


写真はカタログより転用。

軽くて便利だったのですが、やはり22Wではクリーンなヘッドルームが不足気味で、低音もBassmanと比べてちと足りませんでした。ビンテージのデラリバをゲットしたこともあり売却。でも歪んだ音は大好きでした。ツインリバーブとデラリバをABYスイッチで切り替えて使えたらおもろかったやろなぁ~。


3.FENDER USA CUSTOM SHOPの「Vibro-King」(1995年製? 60W)



カスタムショップの高級なアンプだったのですが、イマイチ好みではありませんでした。60Wのわりにヘッドルームが少なく、「FATスイッチ」を入れても低音は好みの太さではありませんでした。リバーブは最高にいい音だったのに残念。で、もっとも致命的だったのは重さでした。要はVKを運ぶ労力の割りにはお好みな音ではなかったんですね。正直、先日入手のツインは労力の価値ありで、ツインに軍配です。


4.これはVOXの「Cambridge 30」(トランジスタ 30W)



実はVOXのAC30は大好きなアンプの1つです。でも高いし重いし・・・。ということで軽さと安さに惹かれて衝動買いしたのがこのアンプです。韓国製だったかな?小音量ではAC30を彷彿するイイ音なのですが、色々な点で納得できませんでした。作りはチャチやし、30Wなのにステージでは音量不足。リバーブとドライブCHはオモチャ。邪魔なので売りました。何故か買ったときより高い値段で売れましたが・・・。


5.これはVOXの「AC15 RI」(年式不明 15W)



上記のような経験をしているのに、安さに惹かれてまたやってしまいました。今度はイギリス製、フルチューブのAC15です。小音量ではさすがにCLASS A 回路。むっちゃエエ音してました。トレモロもイイ音~。でもやはりパワー不足。ステージ音量に達する前に完全に歪み出してました。まるでブリティッシュロックなサウンド。嫌いな音ではないけど、カントリーには無理でした。なので売却。これも買った時よりはるかに高く売れました~。


6.これはGIBSONの「GA-5」(2006年製 5W)



このアンプ、まるで昔のJAZZレコードのジャケットみたいで、あまりにも可愛かったの買いました。ハンドワイヤード、フルチューブ、クラスAという贅沢な仕様で、音も嫌いではなかったです。でもトーンコントロールがなく少しボクシーなサウンドで、さらに自宅練習レベルの音量でも歪んでしまい、正直、前述の国産Tweed Champの方がよいので、残念ながら手放しました。


すでにGONE編はこんな感じかな。


★近々にGOING編★

次の2台は全然使ってないし、今後も使う可能性低いので近々に嫁に出そうと思ってます。

1.FENDER USA 「Fender 30」(1981年製 30W)


写真はネットより転用。現物はもっと汚い。

これはまだハンドワイヤードで作られてた時代のフェンダーアンプです。ほんの2年くらいしか生産されてなかったようで希少品です。フェンダー社初のチャンネルスイッチング可能なアンプで、ノーマルとドライブの2チャンネル仕様。ドライブチャンネルはちょうどオーバードライブが内臓されてる感じで、シングルコイル系のギターにはエエ感じの相性です。


2.KUSTOM「Challenger」(1970年代 50W)


これもネットより転用。現物はもっとボロボロ。

これはCCRのジョン・フォガティが当時愛用していたアンプの小出力バージョン的なモデルで、TUCK & ROLLという60年代のソファーみたいなクッション材で覆われてます。トランジスター式の50Wですが、とにかく音がでかい~。レスポールやリッケンバッカーで鳴らすと、まるでCCRのライブ盤みたいな音がします。トレモロもまるで"On The Bayou"。


ってな感じで、現実逃避も兼ねて長々とアンプ紹介した修行僧でした。

ギターアンプは楽器だよん

2008-02-29 | 楽器・機材
昨夜は171でのんびり過ごした修行僧です。テキサスうどん、旨かったです~。

ギターをやってると色々なタイプの方をお見受けします。むっちゃ高級なギターと無駄に高価なシールドを持参しはるのに、なぜかアンプには無頓着で、現場にあるものを躊躇いもなく使いはる方。フルビンテージに拘ってギターやアンプを持ち込むものの、整備不良で本番はノイズの塊的な方、LINE6などのアンプのデジタルモデリングが100%と思ってる方。云々・・・。

一応、ギターアンプも楽器です。同じモデルでも個体差もあります。年式によっても全然音が違います。ギターは音の入り口、アンプは音の出口。最低この2つがそれぞれ音楽的な長所を持ち、そしてそれらの組み合わせがマッチしたときには、最高の音が出るでしょう。しかし、何故かアンプに無頓着な方が多いですね~。

まるでギターのピックアップや弦のゲージ、材質、ブランドなどに拘るがごとく、アンプのパーツにも十分拘ってあげたいと修行僧は思うのです。でもアンプは電気パーツの塊。こだわり過ぎても大変なことになりますが、でも最低限の範囲でいいのでこだわってあげたいな。そんな感じで下にまとめてみました。ちなみに真空管式のアンプを対象にしてます。

★最小限こだわってあげたいパーツたち★
1.まずは真空管。ギターアンプの真空管には出力管、プリ管、フェイズコンバータ、整流管があり、それぞれが音質を決定するのに非常に重要な役割がございます。現在はロシア製や中国製の真空管が多く出回ってますが、ロシア管には放射能が、中国管には禁止農薬が付着してるので注意が必要です(ウソで~す)。冗談はさておき、真空管を換えるだけで、劇的に音が変わったりします。どれがいいのかは個人の好みとなりますでの、色々差し替えてみたらよいと思います(管の形式確認とバイアス調整をお忘れなく)。修行僧の好みはアメリカ製の真空管。できればNOSというデッドストックものです。でも最近GT社(グルーブチューブ)よりアメリカ製のものが発売されてるので、これでもエエかも。でも、GT社は基本的にはロシアや中国製などの真空管を仕入れて、特性チェックとマッチングをして烙印して発売してる会社なので、GT=すべて米国製ではありませんのでご注意を。ちなみに特に出力管は消耗品です。定期的に交換するのが望ましいです。ハイ。

2.バイアス調整。これは出力真空管に流す電流量の調整ですが、これも音質にそうとうな影響があります。電流量を多くすると音は太くなりますが、歪みやすくなり最大音量は小さくなり、真空管の劣化を促進します。逆に少なすぎるとトレブリーでコシがなく、倍音も減りスッカラカンな音となります。ただし、真空管の寿命は長くできます。各真空管にはだいたいの許容電流量があり、その範囲内でお好みで調整すればよいのです。専用テスターなどで数値を見ながら、そして耳で音を聞きながらスイートスポットを見つけてみるとよいです。ちなみに、現在のFENDERアンプは電流量が若干低めに設定されてる事が多いようですので、少し増やしてあげるといいかもしれません。

3.スピーカー。これも劇的に音が変わります。またスピーカーのマグネットの種類やW数の設定、コーン紙の形状でも全然違うことになります。これもお好みの問題となりますでの、色々差し替えてみるとよいと思います。ちなみに修行僧のこだわりは、1960年代前半(1963-4年頃)までにデザインされたアンプとそのリイッシュー品はアルニコマグネット。それ以降のアンプとそのリイッシューはセラミックマグネットです。単に当時のデザイナーさんが使用想定したスピーカーの種類にあわせただけではありますが。尚、修行僧は米国のTed Weberさん製作のスピーカーが大好きです。http://www.webervst.com/

最低限はこんな感じかな。あと、ビンテージアンプの場合は次の点に注意が必要です。何せアンプは電気パーツの組み合わせ。当然劣化しますので。

★ビンテージアンプの注意点★
1.電解コンデンサーの劣化。ビンテージの電解コンデンサーは紙筒に覆われたものが多いですね。材料が紙筒であろうが何であろうが15年も経てば内容物が溶け出したり液漏れしたりなどで、思い切り劣化します。要は消耗品です。単なるコレクションとして飾ったり、高価転売目的で現状維持したい目的ではない限りは、交換したほうが本来の音を楽しめると思います。ただ、交換はきわめて危険ですので専門家に頼みましょう。

2.トランスの劣化。これも劣化するケースをよく聞きます。ただ、このパーツも音質に思いっきり影響しますので注意が必要です。ビンテージなトランスは代替品が少なく、仕様のみで交換しても音的に満足できないという話が多いです。どうやらその時代に作られたトランスでしか出せない音があるようです。

ってな感じで、アンプも拘り出したらキリがありません。しかし、少しでもこだわってあげれば、必ず音として反応してくれます。ちょうどギターの弦を交換したときのように。そんなことをふと思った修行僧でした~。

FENDER TWIN REVERB

2008-02-28 | 楽器・機材
悩みつつも、とりあえず目ぼしい企業に応募してみたものの、アカンやろなと諦めてる修行僧です。正直、春からの身のふり方がシャキっとするまで、なかなか活動的になれない状態です。シャキっとせずにスミマセン。

こんな状態ではありますが、先日のホンキージャムに参加してきました。今回はフロントPUをジョーバーデンに変更した52TELEと新入荷のエフェクター"Hot Wired"の試奏を兼ねての参加でした~。

で、感想はというと・・・・

「Brent Masonさん、あんたはエライ!!」

です~!!!!

"Hot Wired"は、自宅でも63Vibroluxをステージレベルの音量で試奏はしてたのですが、アンプのせいなのか目の玉が飛び出る感触ではありませんでした。むっちゃエエのはエエのですが、もう1歩を期待してたのでして・・・。おそらくVibroのヘッドルームの無さがクリーンブースト時のクランチ感が少しザラザラしてる感じで・・・。ま、ボリューム3からクランチに突入するアンプなので、クリーンブーストは不要なんやろけど・・・。ちなみにもっとヘッドルームのある59Bassmanではまだ試してません。

で、ジャムの時に最近お気に入りのホンキー常設のアンプ「65 Twin Reverb」で鳴らしてみたところ、目ん玉が飛び出す感触でした~。とにかく音が太い!!!図太い!!!でも埋もれない!!!クリーンブースト時のクランチもお望みどおりの感触!!!よかった、よかった。そりゃ"Hot Wired"とツインリバーブの相性は最高かもしれません。なにせBrent師匠の愛器は66年製のツインリバーブやし、そいつでチューニングしてるはずやし。

そうそう、52TELEに新搭載のジョーバーデンもエエ音でしたわ。リアは前のままのダンカン"Nashville Studio"ですが、フロントPUがストックでは、急に線が細くなり頼りない音となってしまってました。ま、それが本来のTELEのフロントなのですが、ステージ使用ではリアとのボリューム差が気になって、気になって・・・。本当はGibsonのハムバッカーを積みたいのですが、ボディを加工した時の音質劣化はBベンダーTELEで痛いほど体験してるので・・・。で、今回のジョーバーデンではその辺の悩みが一掃された感じです。とにかく音量差もなくなったし、クリーンでも芯があり音太いし、歪ませても太くて滑らかで艶やかです。やっほ~。

そうそう、最近ホンキー常設のアンプ「65 Twin Reverb」がむっちゃ好きです。というか、スタジオで使用した「65 Twin Reverb」もむっちゃ好きでした。なので、この個体が好きというよりこのモデルが好きになったようです。正直以前はツインリバーブは憧れのアンプでもあり大嫌いなアンプでもあったのですが・・・。

思い起こせば最初にツインリバーブに憧れたのは高校2年生の時。たまたま雑誌プレイヤーの売りますコーナーに安いのが出てて(安いと言っても、当時15万だったかな。当時にしては安いですが・・・)、なんとか親に借金を頼み込み売り手さんに連絡したのですが、「さっき買い手が決まった~」とのこと。それ以来、縁が無かったものと諦めてました。その後、ライブ会場で借りたものやスタジオのものを使ったことがありましたが、マスターボリューム付きのものばかりで納得できる音を出せたためしがなく、またJBLを搭載した個体が多かったせいか非常に重たく、いつの間にか嫌いなアンプとなってしまいました。「65 Twin Reverb」が90年代頭に出たときもショップやライブ会場で鳴らしましたが、TELEと組み合わせた時の高音が少し嫌らしく、結局59BASSMANに落ち着いた経緯があったりもしてました。

ところがどっこい、最近になり修行僧がギター側のトーンを多用するようになったせいもあるのか、ワンボリュームのツインリバーブの音が使いやすいの何の。アンプのトーンノブをすべて5にしてギターのトーンとアンプのトーンを少し触るだけで出したい音がすぐに出来上がります。いやいや楽だ~。そんなこともあり、ここ最近はホンキーでは店のツインをお借りすることが当たり前になり、自前アンプを持ち込むことすらなくなりました~。ガハハ~、ラッキー!!!

しかし、哀しい修行僧のサガ。物欲の塊な修行僧は「65 Twin Reverb」をヤフオクで物色してしまいました。これが間違いだったのか正解だったのかは神のみぞ知るですが・・・。大体の相場は新品で16.5万くらい。中古で10~12万くらいかな。ほとんどの中古は希望落札価格でスタートしてる感じです(訳あり品を除く)。金はないけど不要なアンプを2台ほど売ればいけるかな?って感じと思ってました。そんな数日前、ふと見ると15000円スタートのオークションを発見。この手のオークションは現時点での需要と供給のバランスのとれた本当の相場が見えてくるので注目してました。ウォッチリストに入れとこうかとも思いましたが、いつもそのまま忘れしまうので、とりあえず安い金額で入札してみました。ジャンジャン値が上がると思いきや、ところがどっこい。修行僧の入札した安い最高額の手前で失速。そのまま終わってしまいました。ありゃりゃ、これって目出度くご落札???ガハハハハ~。8万円代ってさ~。ありゃりゃ~!!修行僧の不要としてるアンプ1台とトレードって感じやし・・・。




相変わらず活動的っぽく思われるでしょうけど、いまだ先の見えなく有耶無耶を引きづった悩める修行僧、いったいどうなるのでしょうか?????お楽しみに~。

"Hot Wired"が届いたよ~

2008-02-07 | 楽器・機材
昨夜、山陽・山陰の出張にもめげずによう飲んだ修行僧です。

さてさて、あのナッシュビルの名ギタリストBrent Masonさんと彼のエフェクター・エンジニアのBrian Wamplerさんの共同開発の新型エフェクター「Brent Mason "HOT WIRED"」が届きました~!!待望の2チャンネル仕様のオーバードライブ/ディストーション・ペダル。簡単に言うとオーバードライブとディストーションの2台のペダルが1台の躯体に収容されてるエフェクターです!!!

http://www.wamplerpedals.com/bsmpedal.htm

まずはチャンネル1。このチャンネルはしっかりと低音も出る太いオーバードライブです。取説によるとゲインは低めに設定し、強く弾いたときに軽く歪みが感じられるセッティングが推奨とのこと。太くてブリブリというトゥワンギーな音が気持ちよいです。

そしてチャンネル2。このチャンネルは深めな歪み専用チャンネルで、音的にはBrent Mason仕様に改造されたTube Screamerに似ています。このチャンネルには3点式のファットスイッチが用意されており、低音のレスポンスを「ノーマル」、「ミドル」、「マックス」に切り替えが可能です。

これらの各チャンネルは独立しても、両チャンネルの併用も可能で「太いクリーン系」、「軽い歪み系」、「深い歪み系」の3種類のサウンドを足元で切り替え可能となります。いやいや便利になりました。

修行僧の場合、さらにもう1発、超深い歪みも欲しいかな???という部分もあり、暫くは以前より愛用しているBrent Mason仕様のTube Screamerも併用したろうかな~とも思ってます。

さ、機材に負けないようエエ音とエエ演奏のための修行をさらに頑張るぞ~!!!と意気込む修行僧でした。



Hot Wired

2008-01-23 | 楽器・機材
最近、超筆不精の修行僧です。相変わらず修行中です。相変わらず肩痛いです。

今回はギター用エフェクターのお話を少々・・・。カントリーギターというとテレキャスター⇒ツインリバーブ直結というイメージの方も多いでしょうが、中々そういう訳にはいかないのが現状です・・・。「エっ?」とお思いでしょうが、もしかしたらカントリーは最も多くのエフェクターが要る音楽スタイルなのかもしれません。

何故かと申しますと、カントリーで使用する音の種類がすっごく多いのです。なんやかんや言って、戦前から現代までにカントリーで採用されたすべてのエフェクトが必要なのかもしれません。それは例えば、リバーブ、エコー(ディレイ)、ファズ、フェイザー、ワウ、コーラス、トレモロ、オーバードライブ、ディストーション、コンプ、グライコなどなどだったりします。現実、あちらのカントリーギターリスト達の機材はラック山盛り、ボード満タンって感じ。そういう修行僧のエフェクトボードもエフェクターが山盛り満タンです。

ブルースの方々などからは、「男ならアンプ直!!」などと言われますが、修行僧の取り組むカントリーは幅が広すぎて、アンプ直という訳には行きませんねん。じゃカントリーで最小限必要なエフェクトは?と尋ねられると正直困ります。どの状態が最小限なのかわかりませんので。

で、あえて絞るとすると、次の3つかな???やはりまず「コンプ」。パキパキのクリーントーンに欠かせません。ええ商品えらべば音も太くなりますねえ。

で、次に欠かせないのはエコー(ディレイ)かな。薄くスラップバックをかけるのが80年代~現代の主流かな。すこし古めのロカビリーっぽい曲の時はディレイミックスを多めに、スローなナンバーでの深い歪み系ソロではロングディレイが有効です。他にクリーンな音にロングディレイをかけてボリューム奏法をするとペダルスチールっぽい音やレジーヤング風の音も出せます。

で、次に欠かせないのは上質なオーバードライブかな?太いクランチ系の音は特にリズムバッキングには欠かせないでしょう。理想はチューブアンプの自然なクランチなのですが、会場の広さとアンプの組み合わせ、そして音量バランスの関係で中々難しいものです。さらにソロではもっと余裕の音量も欲しいし、1台のアンプではまず困難です。理想を言えば、20W規模のアンプ、40W規模のアンプ、そして100W規模のアンプ3台要りますね、アンプで出したい音を作るとすればね。ってなことで、そういう時にオーバードライブが便利なのです。それも上質なやつがね。何故「上質なやつ」が必要は後程。

最小限といわれれば上記3点セット+ボリュームペダルかな。かく言う修行僧のボードの中身はと言えば、BUDDAのワウ、Keeleyのコンプ、Voodoo LabとIbanezのオーバードライブ計2台、EBのボリュームペダル、Bossのトレモロとコーラス、でLine6のディレイ。これでも絞ってます・・・。以前ディレイはスラップバック用とロングディレイ用の2台体制でしたが、Line6のは3パターンまでの異なる設定を瞬時に呼び出せるのでそれに換えました。

オーバードライブはまだ軽いクランチ用と深いリード用の2台体制です。Voodooのはほんのかすかにクランチかけてます。このペダルは音痩せとノイズが少ないので採用してますが、スイッチの具合がイマイチなのが難点かな。IbanezのはアメリカのBrianさんに改造してもらったやつを使ってます。市販品では低音が出ないのですが、こいつは違います。よう出ます。昨年来日したBrent Masonさんが使ってたTube Screamerはすんごく音が太くてエエ音してました。で、Brentさんとお話する機会があった時に聞いたらBrianさんを紹介してくれ、さっそくBrentさん仕様の改造を施した品を入手したのでありました。さっき「上質の」って書いたのはこの部分です。上質でないと音が細くて単にヤカマシイだけなのです。

しっかし、まあ、現在のオーバードライブ2台体制に満足はしているのですが、機材を軽くしたいし、やはり1台に減らしたいなぁなどと思っております。1台に2台分入ってるヤツなんかを以前から探していたのですが、なかなか良いのがない・・・。と思いきや、こんな商品が出ましてン。



http://www.wamplerpedals.com/bsmpedal.htm



それもあのBrianさんところから。さらに何とあのBrent Mason仕様!!!で商品名が「Hot Wired」!!!Brent Masonのシグネチャー的ソロ曲のタイトルやん!!!!完璧~!!!!!

ってな事で、春にはペダルボードは少し軽くなるかもしれません!!!!へへへ。就職活動もせずにこんな事ばかりしているアホは修行僧でした。

愛器紹介その6「Fender B-bender Telecaster & Gretsch 6128」

2007-12-24 | 楽器・機材
最近公私ともにいろいろありまして、なかなかブログに手が回らない修行僧です。

前から複数画像をUPしたいけどやり方がわからんかったのですが、うら技を教わったので実験してみます。


今回紹介する愛器は1997年製のアメリカンスタンダードテレキャスター。ご覧のとおり改造しまくりで、なんちゃってBRENT MASON仕様となっております。今はなきパーソン/グリーンのBベンダー、ダンカンのビンテージスタックPU、フロントにはジョーバーデンのハンバッカーで、ええ感じな音がします。ミドルはダンカンのPUでストラトと同じくブレンダー仕様に改造済みです。そんでももってブリッジはカナダから取り寄せたアメスタブリッジにはまる特別なサドルを装着。ストックの変にねちっこい音が大幅に改善されてます。



次は2004年製だったかな?ちょうどFENDER社がGRETSCH社を買収した直後の6128「Duo Jet」です。移行期のためなのか何なのか、57年モデルなのにポジションマークが半月型です。これは眺めて楽しいギターですね。


という事で、今回は実験的なブログの修行僧でした。