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Doublehelix of Drumhakaider

ドラムハカイダー 'Kyo Mad' こと 前田キョウの音楽雑記

シュトックハウゼン / Zyklus

2019年10月05日 | 本日の一曲
ドイツの現代音楽家、カールハインツ・シュトックハウゼンの「zyklus」は音で聴いたことはあったんだが、実際に演奏しているのを見たことがなかった。Youtubeにいっぱいあったので、大体全部みてみた。ので面白いのをメモ代わりにここにまとめて置いときます。

ちなみにこの曲、「zyklus(ツィクルス(サイクル))」は、図計楽譜の一種で、楽譜自体は右から読んでも左から読んでも、上下逆にしてもよいものだそうだ。ちなみに実際の楽譜はこちら↓


なんじゃこれw

個人的には打楽器をこれだけ「こする」というので演奏することができるとは知らなかった。いやぁ参考になりますな。(←何のだw)
一曲10分前後かかるので、とて~も暇な方だけ見てくださいw。


↑この人のが一番わかりやすかった。


↑これもまあまあ。


↑これもまあまあだが、どちらかというと最後にセットから出るときがすごく素で(家のスタジオとかなのか?)面白かった。


↑ライブらしいが、演奏始める前がダラっとしてて好みでない。あとわりとドラムセット(?)中心な感じ。

あと個人的には服装がラフすぎて、なんかこういう音楽だからこそ、おしゃれな服の方がかっこいいような気がする。っていうのがすでにロックに毒された頭なんですかねぇ……。ま、いいや。

本日は以上~。



JOAO GILBERT / Izaura

2019年07月07日 | 本日の一曲
追悼、ジョアン・ジルベルト。

っていうかこのブログの初めの頃に、あたしゃちょこっとジョアン・ジルベルトについて書いているんだよな(→)。

好きでちょこちょこ聴いてるんだけど、相変わらずボサノヴァは勉強不足なんで、この10年以上前のトピックに追加事項はありまっせん!www

ということで、1973年のアルバム、アストラッドの後の奥さんとのデュエット曲(音声のみ)をどうぞ~。




ちなみにレコーディング・エンジニアはスイッチト・オン・バッハのウォルター(ウェンディ)・カーロスでございます。こんな仕事してたのね~。

そろそろ繁忙期に突入するので、7月後半にでも再開できたらと思っていま~す。本日は以上。





岡崎体育 / Friends

2017年11月11日 | 本日の一曲
え~先日、急に岡崎体育の「Music Video」をみたくなり(←何故?)、笑いながらみていたら、こんなのがあった。



すみません、彼について語れることは何もないけど(wikiでもみとき→)、これ面白い。最初と後半(2:00くらいから)のテーマがぶれてる、というか「バンドざまあ」が言いたいだけなのか、よくわからんw。

意外と正しいノヴェルティソング風。ふざけてるけど、才能あるなぁ。あと、パペットの扱い上手いw。

本当に今日のは内容がないようw。本日は以上~。



THA BLUE HERB / 路上

2017年10月15日 | 本日の一曲
13日の金曜日、LOCOHEADイベント「撲殺ギグ」にご来場の皆さんありがとうございました。
The Wonderful Worldの今年の東京でのライブは終了しましたが、あと来月名古屋がありますよ~。

さて、今朝起きて急にブルーハーブのことを思い出したので、調べたらこれ見つけたのでアップ。



これは知らなかったんだけど、面白い。物語を音楽にするという中でも、これは他にはないものだと思う。

ブルーハーブ自体は確かMAD3時代、たぶん90年代の終わり頃に札幌のイベントで対バンした覚えがある。
その時は確か機材トラブルでトラックがうまく出なかったりとかあったんだけど、とにかくすごくインパクトがあって、興味深かったことを覚えてる。

年は合ってないけど、その時もこんな感じだった。↓



ライブ中にも「あ~日本語のHip-Hopって現代のポエトリーリーディングなんだなぁ」と思ったりした。不良の自画自賛、いわゆる「悪そうなやつらはみんな友達」ばっかりじゃないんだなとw。
その時のライブは、自分ひとりだけがよかったわけじゃなくて、ベースのHARUTOがその後よく初期の音源聴いているっていう話もしていた。自分も当時その辺なんかほとんど聴いてないのに、ASAの「危言危行EP」にブルーハーブのBOSS THE MCとDJ.BAKUが入っているという理由で入手したりと、静かに影響があったのは確かだ。

普通の楽器の音にも共通して言えることだが、過剰な詰め込みにより、ひとつひとつの音には意味がなくなっていくという現象がある。

HIP-HOPで言えば、韻を踏むための言葉遊びには深い意味があるわけではないが、その「遊び」によって新しい意味(ニュアンスといってもいいか?)が付与されて、多重構造が生まれる。単純な構成が立体的で重層的な形にかわることで、音楽的な深さみたいなものができるのだ。

これは歌詞が表示されてわかりやすい。↓



ただの無駄になるか、有効な枝葉になるかを見極めるのが、作る側のセンスというわけだ。

ちなみに私のタイコは意味のないフレーズがまるで有効に機能していませんw。

本日は以上、次回のライブは10/21(土)、MOSQUITO SPIRALで奇形児と2マンライブ@新宿Live Freakです。よろしかったら遊びにいらしてください。では~。





いい事ばかりはありゃしない / 仲井戸麗市

2017年10月03日 | 本日の一曲
お彼岸終了しました~。お久しぶり~、先日のThree Days(崇君抜きだけど)のライブ、よかったです。

ということで、本日は文章書きのリハビリでっす。

オールドウェイブなロックを語ると面倒くさい大人がたくさん住んでいた武蔵野(国分寺)で育った自分は、ご多分に漏れず最初に聴いた日本のロックバンドのひとつがRCサクセションだった。

RCサクセションについての、いつものどうでもいい個人的なエピソードは、そのうち一枚アルバム取り上げて書くつもりなので、割愛~。

で、特に好きな曲は何かといえば、「多摩蘭坂」とこの「いい事ばかりはありゃしない」とかになる。

ということで、仲井戸麗市が忌野清志郎が亡くなった翌年2000年のイベントでアコギで歌った「いい事ばかりはありゃしない」を張り付け。

「なんだよ、清志郎歌ってないやつかよ」とか考えた人は思うツボでございます。(←性格悪)

いや、このチャボの歌もいいなぁと思うんだが、いかがでしょうか?



中学生の時初めて聴いた時からなんとな~く好きなのだが、今のところ理由は不明。

え~本日は以上。ネタはいっぱいあるんで、早めの更新心がけます。では。



MONTY PYTHON / Always Look on the Bright Side of Life

2016年12月20日 | 本日の一曲
あ~もう年内休みないのよ。時間がないので簡単に。

久しぶりにCD購入。モンティパンソンの「Sings(again)」。



なぜかスパム大好きパイソンの「Spam Song(スパム・ソング)」や、子沢山のカトリックの歌「Every Sperm Is Sacred(すべての精子は神聖なり)」、個人的にこういうのが大好物な「Never Be Rude to an Arab(人種差別の歌)」等どれもくだらな過ぎて最高なんだが、やっぱりこの曲に尽きるんじゃないかと。

NIKEのCMで使われていたので、わりと日本でも知名度が高いと思われる。

だが、映画「Life Of Brian」で、救世主と間違われた主人公が十字架にかけられたラストで歌い上げられるこの曲。作中だと絶対死ぬ状況でこの歌はないよ……、という曲だけのイメージと意味が真逆になるのが素晴らしい。

このひねっぷりがイギリス臭くて最高。ということでご覧ください。



あ~もうひどいw。

はい本日はこれで終了。したいが、もういっこ見つけたのでやっぱり「Spam Song」も。



あ~くだらないw。

さて本日は以上。では~。





「Mess Around」 小考

2016年11月27日 | 本日の一曲


ちょっと前にCDを350枚処分した。350枚CDを売ったその足で10枚アナログを購入w。その中の一枚がこのアルバム。

国内盤はもちろん廃盤。というか1920年代の貴重な録音。油井正一の解説付きだが、これを聴いてて「!」と思ったのをもう少し調べてみたので今回はこちらを取り上げてみる。

レコードには1920年代の創生期のジャズとなる、ブギウギピアノが収録されている。有名どころなジミー・ヤンシーとかアート・テイタムとかは入ってなくて、本当に知られていない人も入っている。いわゆるシングル(SP盤だけどね)のみで消えてしまった人達。で、たぶんこのオムニバスの中ではパイン・トップ・スミスの次に知られているらしいカウ・カウ・ダヴェンポートの「Cow Cow Blues」を聴いて、「あれ?これ『Mess Around』でしょ?」と思ったのが発端。

「Cow Cow Blues」、どんな曲かというとこちら↓。
Cow Cow Davenport - Cow Cow Blues - 78rpm record - Blues piano from 1928


んで、有名なレイ・チャールズの「Mess Around」はこちら↓
Ray Charles - Mess Around (1953)


さらに最初に自分が「Mess Around」を聴いたのはこちら↓
Dr. John - Mess Around(1972)


ほら一緒でしょ?

というか後のドクター・ジョンのバージョンの方がさらに元に近づいてる。

ちなみにドクター・ジョンのはDVDの映像らしく、冒頭で「カウ・カウ・ダヴェンポートの」ってちゃんと断っている。ということで、この界隈の人たちにはこの元ネタ話は普通に知られているみたいだ。

さらに興味深いのは、ちょっと歌詞カード的には未確認なんだが、歌詞でもレイ・チャールズはちゃんとネタありと言っているようだ。

※参考(yahoo知恵袋→☆彡 「Now there's a dance that Ray Charles revived レイチャールズがリバイバルしたダンスだよ。」)

あと、歌詞はレイ・チャールズとドクター・ジョンで若干違っているみたい。後半の歌詞が2番だったり。

※参考 レイ・チャールズ版

※参考 ドクター・ジョン版。  


こういうスタンダードなブギウギ→ジャンプジャズ→R&B→ロックンロール的な起源がわかるったりするのがあるので、戦前ものがやめられないのだ。

ちなみに他でもこの件については既に取り上げている方がいました。

※参考「Black Beauty 「メス・アラウンド」とブギウギ・ピアノ」

本日は以上! 
と、言いたいとこだが、さすがに歴史ある曲だけあって、おまけもあるよん。



とにかくノリノリの曲なので、自分も大好きなんだが、やっぱりアメリカ人も同じなのね、という証拠映像がこちら。

john candy mess around


このジョン・キャンディのコメディがなんの映画かわからんが、これを元ネタに「テッド2」でも同じことを。まぁ、内容はもっとひどくなってるけどw。

Ted 2- Mess Around by Ray Charles


最高www。

ついでにこの曲、おそらくドクター・ジョンを元にボ・ガンボスがこんな曲もやってました。懐かしい……。

ボ・ガンボス - 見返り不美人




YouTube駆使しまくりの回。リンク貼りが疲れたよ…。

「Mess Around」すごいなということで、本日は以上~。


山下洋輔トリオ / Clay

2016年06月05日 | 本日の一曲
昨日のジョーアルコールの入院前ライブ、大変よかったです。
アコギのライブにもかかわらず、Little Elvis Ryuta君やHi-HOPESの久保君やGIGOLO13のGENちゃんなど、こち君いわくの「ゲストも豪華」な感じでした。


さて、モハメッドアリが亡くなったそうなので、やっぱりこの曲を。




おそらく復活祭のDVDからなんだろうけど、音は小さいし、ファイル軽くしてるせいか動きがカクカクしているし、演奏時のカメラワークは酷いしで、いいとこないんだけど、それでも全盛期の10%分くらいは山下トリオの雰囲気は感じられるんじゃないかなぁ。

個人的には「April Fool ; キャシアス・クレイの死ぬ日」っていうアルバムまで出している山下トリオなんでそっちを上げたいが、YouTubeになかった…。

←こんな企画盤

山下トリオの「Clay」、曲自体は自分が知ってる限りだと、4バージョンある。
その中でも一番面白いのは「インスピレーション&パワー14」というオムニバスに入っているバージョン。



森山威男のすんごいドラムソロ中に、山下洋輔が「坂田~、さかた~!さ・か・た~!ソロ、ソロ!」と怒鳴っているところ。
ステージ側で実際に客席には聞こえなかったんだろうが、マイクで録音しているのでばっちり入ってしまっているのが大変おかしい。

同じ会場でクラッシックやってて、翌日ホールに「地下の騒音でご迷惑をおかけしました」的なことを張り紙されただけはあるな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


で、昨日ジョーのライブ直後に高円寺東通りのレコード屋で買ったアート・テイタムのLPを今日聴きながら思うこともありましたが、それは別の機会に書きたいと思います。

本日は以上。では。



KEVIN AYERS / Caribbean Moon

2016年05月25日 | 本日の一曲
満月は終わってしまいましたが、月つながりで思い出した曲。

YouTubeにこんなプロモーションビデオがあがってたとは知らなかった…。




サビの「caribbean moon child, all right.」の間に入る「ピョヨヨヨ~ン」が脱力を誘います。

しかし、セーラー服のケヴィン・エアーズも変だが、途中から出てくる野郎三人組はなんだ?
まるでその筋の趣味の人用のような作りだが、確かケヴィン・エアーズはストレートだったと思うので、たまたまだと思いたい。

いやぁ、それにしてもこの軽い感じ。いいですねぇ。

以前にも書いたけど、この洒脱な感じはそう簡単に出せるものではないんだよなぁ。

こういう曲を作ってみたいと思う今日この頃でございます。

本日は以上。では。


NEIL YOUNG / Harvest Moon

2016年05月18日 | 本日の一曲
え~、夏目漱石が「I love you」を「日本人が『我君を愛す』とは言わない。『月が綺麗ですね』とでもしておきなさい」と言ったという逸話がございます。

で、今月22日は満月ですね。

そんなわけで少し早いがニール・ヤングの「Harvest Moon」を。



名盤の誉れ高いアルバムのタイトル曲「Harvest」より、こっちの方が好きだ。

今日なんとなくランダム再生で音楽を聴いていたら、これがかかった。もうすぐ満月だったので、取り上げただけという深みも意味もないトピック。

ただ歌詞を改めて読んでみたら、夏目漱石のエピソードと同じような、なんとも気恥ずかしいくらいストレートな愛の表現。

こんな赤面しちゃいそうな歌を普通に歌える小汚い目つきの悪いおっさん(失礼)が、妙にかっこいいなぁと思いましたとさ。

本日は以上。月が綺麗ですよ。





ちなみに歌詞はこちら

"Harvest Moon"

Come a little bit closer
Hear what I have to say
Just like children sleepin'
We could dream this night away.

But there's a full moon risin'
Let's go dancin' in the light
We know where the music's playin'
Let's go out and feel the night.

Because I'm still in love with you
I want to see you dance again
Because I'm still in love with you
On this harvest moon.

When we were strangers
I watched you from afar
When we were lovers
I loved you with all my heart.

But now it's gettin' late
And the moon is climbin' high
I want to celebrate
See it shinin' in your eye.

Because I'm still in love with you
I want to see you dance again
Because I'm still in love with you
On this harvest moon.