息づかい・ ぬくもり ・・・ アラン写真館

心に歓喜を、Dr.アランmac      幅広~い心と、 ゆとりある心で。。。。

手紙に対する 父の返事は、わずか二行の。。。

2016-05-26 20:35:15 | 写真館
  戦争中、私の夫はカリフォルニアのモハーベ砂漠に近い陸軍教練所に配属されました。

私も 夫のそばにいたかったので、そこに引越したのですが、

私はそこが嫌いでした。

胸がむかむかして、あんなにみじめな思いをしたことはありません。

夫はモハーベ砂漠での演習に参加するように命じられ、

私は小さな掘っ立て小屋に一人で取り残されました。

耐えられないほどの猛暑ーーーーサボテンの日陰でさえ52度もありました。

話し相手は 誰もいません。

風が絶えず吹きまくり、口にする食べ物も呼吸する空気も、

何もかも砂、砂、砂だらけでした!


すっかり意気消沈し、我が身を悲しんだ私は 両親に手紙を書きました。

どうしても我慢できないので家に帰りたい、一分間でもいたくない。

刑務所のほうが まだましだと訴えたのです。


手紙に対する父の返事は、わずか二行の言葉でした。


  刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。

  一人は泥を眺め、 一人は星を眺めた。


私は この二行を何回も読み返しました。

自分が恥ずかしくなりました。

私は 現在の状態から何か有益なものを見つけようと決心しました。

  星を探そうとしたのです。

。。。。。

       D・カーネギー   道は開ける     香山 晶 訳より


                                       宮古島
















コメント (2)
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