宮城教育大学演劇部活動日誌

宮城教育大学演劇部です。日々の稽古の様子や公演の情報をお届けします!年3回の定期公演を中心に活発に活動しています。

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2018年05月12日 19時18分23秒 | #65 特別支援学校公演
こんにちは、今回のブログ担当は北澤です。

最近は雨が多いですね。春の長雨、五月雨、卯の花腐し。この時期の雨は面白い表現が多いです、掌に当たる雨粒にそんなことを思い出しつつ傘を忘れた日に限ってやたら振ることに悩む今日この頃。


さて、この二日は劇団短距離男道ミサイルの小濱昭博さんにワークショップを行っていただきました。
集中しすぎて写真を撮ることを忘れてしまったため活字での説明とさせていただきます。

まず初日のワークショップでは空気感を捉えること、そして空気感を変える手段を学ぶことから始まりました。声を出すことも、大きく動くこともなく、それでも確実に空気を変えるという体験は初めてでしたのでとても驚きました。
次に、演劇をするにあたって考えておくと役に立つ五つの事項について教えていただきました。私個人としてはその人物の表面だけでなく背景や心理まで考えるということが演劇だけでなく人生でも重要だと感じました。最もそこで学んだことは全て人生で活用できる上とても有用なものばかりですが。
初日の最後にはアクティビティで空気感を察することなどを実践することによってとても学ぶことができました。

2日目のワークショップでは参加者がそれぞれ「体」「演出」「声」の三領域で分担して記憶し、発見することを決めました。これにより私たちは一人が負担するより多くのことを理解できた気がします。
まず最初に学んだのはストレッチや体の制御の仕方についてです。ここで普段はしない系統のストレッチを行い、自分の筋肉が想像している以上に存在し、活用できることに気がつけました。
次に、声の部分についての学習を行いました。ここでは口腔内のどの部位で音が最もよく通るかなどについて学びました。
そしてその後、相手へオファーを出しそれをキチンと共有することに関するアクティビティを行いました。最初は上手くいかずバラバラでしたが徐々に上手く合わせることができ、それと同時に自身の無意識な癖の修正の難しさを実感しました。
そして再び初日のアクティビティを行いました。本当に、やってることそれ自体は同じアクティビティでしたがその内実はこれまでのワークショップの成果かかなり変貌しており、より高い結果と、さらなる新しい学びを得られました。
その後、詩を読みその内容について深く考えて語るという台本を読むことにも通じるアクティビティをしました。私はこの中で全体の中で最も伝えたいことは何かと言うことを論理と感覚両面から探るとまた違った読み方ができそうだと気がつき、台本を読むときにもより面白い読み方がありそうだと感じました。

ここで語った事柄以外にも語りつくせないほどの多くの学びを得られました。そして参加者それぞれに深く刺さった体験は異なると感じています。これを糧に、より良い演劇が作れるよう一層精進していきます。

最後に集合写真を。本当に、ありがとうございました。


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