宮城教育大学演劇部活動日誌

宮城教育大学演劇部です。日々の稽古の様子や公演の情報をお届けします!本学での公演を中心に活発に活動しています。

「サンキチとミチル」公演レポート③

2014年10月09日 09時02分00秒 | 部員の活躍
本番が終わったあとは、恒例!写真撮影大会です。


カメラ目線をありがとう!
作者であり演出、装置チーフも務めたジャクサです。
イエローのタイツがお似合い


こちらは終演後子どもたちに大人気だった「太った幸福」を演じたたーずん。
子どもたちにサスペンダーを何度も引っ張られてはペッチーン!!とやられてました。笑
彼も、舞監に衣装チーフにと大活躍でした。


はい!われらが部長!あんぬさん!
やさしい老婆の役がとてもお似合いでした。でも動きはとっても軽快で、愉快なおばあさんでした


こちらは「夜の御殿」というシーンに出てきた役者さんオールスターズ!なんだか考えさせられるシーンでしたね。
段ボールでつくった装置に注目です。
ちなみにみなさん兼役していて、違うシーンでも登場しました!


このこわ~いメイクの3人組は、墓の下の住人を演じた3人です。この3人も兼役しています。
3人はダンスシーンもあったのですよ!
真ん中に写っている1年生、みりりんが振付を担当しました♪


こちら、今回「サンキチ」と「ミチル」を演じましたなおくんと私(高橋)です。
最初は目線もあわない2人でしたが、本番にはばっちり兄妹になりました。
さらになおくんは今回の公演で音響を担当し、複数曲作曲をしているんです。
今回もたくさんの名曲がうまれました。

写真撮影のあとは、子どもたちと一緒に給食を食べました!

みんな役のままで教室にいったので、子どもたちから大人気だったようです。

そして、楽しい給食の時間を終えて教室に戻ってくると…


なんと、黒板に子どもたちからのメッセージが!!!

これには一同感動。

とてもあたたかい気持ちになりました。


このような機会をくださった野蒜小学校の先生方に、この場を借りて御礼申し上げます。
また、この公演を手助けしてくださった方がたくさんいます。
OBOGのみなさま、部員のみなさま、トラック会社のかた、相談にのってくれた方々…
たくさんのかたの協力のもと、「サンキチとミチル」を子どもたちの前で上演できました。

感謝の気持ちを忘れず、子どもたちの笑顔を糧にこれからも部員一同頑張りたいと思います!

長々と読んでくださったかた、ありがとうございました

これからもよろしくおねがいします!



文責:高橋

「サンキチとミチル」公演レポート②

2014年10月09日 09時01分00秒 | 部員の活躍
さてさて、いよいよ本番当日のレポートです!

やはり朝が早い。6時半に宿のロビー集合でした。
寝ぼけて本番だという実感がわかないまま代行バスへ向かいます…。



会場の体育館につくと、各スタッフあわただしく最終確認を始めました。
ようやく目が覚めてきた!という感じでしょうか。

役者もみんなストレッチをしたり、セリフの確認をしたりと緊張感が高まります。
衣装を着て、メイクをするといつも以上に気合が入りますね。



宮教演劇部では、本番前に演出を中心にして全員で発声練習をするのがお決まりのパターンです。
(入部を考えている人、覚えておいてね!笑)
今回の演出、ジャクサを囲んで発声。

演出から「好きなセリフを言ってください」
という指示が飛ぶと、各々の名台詞が飛び交いました。
やっぱり1番は

「俺は手羽先がすきだ!!」

かな?笑
このセリフのある役を演じた役者は、このセリフが言いたいがためにこの役を希望したほどです。
役への愛を感じますね~。


みんなで円陣を組み、
演出「青い鳥を」
みんな「「「さがそーーーーーう!!!!」」」

という掛け声で気合入れ。

いよいよ本番です。


本番はというと………

大成功!!でした。

子どもたちの素直な反応に演じていて感動しました。

子どもたちにも参加してもらうシーンがあったのですが、後ろのほうまでみーーーんな参加してくれました!!



この青い鳥を1枚1枚切って、それに割り箸をつけて「あおいとりペープサート」を作り、
小学校さん側に前に事前に児童に渡していただくよう頼んでおいたのです。

そして、劇中で合図が出たら一斉に掲げて振ってもらうようお願いしてありました。

目の前に青い鳥がたくさん振られている光景は、圧巻でした。
これを書いている今でも忘れられません。


みんなの青い鳥は、見つかったかな?

わたしは、舞台「サンキチとミチル」をこの部員と一緒に、
この子どもたちの前で上演できたことが幸せだったなあと思いました。

カーテンコールでは花束と立派な感想と大きな拍手をいただきました。

本当に幸せな瞬間でした。

ありがとうございました!!(続く)





「サンキチとミチル」公演レポート①

2014年10月09日 09時00分00秒 | 部員の活躍
こんにちは、宮教演劇部2年目の高橋です。
今回は、先月行った東松島市立野蒜小学校さんでの公演について報告します!

ちなみに「サンキチとミチル」は、小学校公演用に演出・成田がモーリス・メーテルリンクの
青い鳥」をヒントに書き上げた創作作品です。


時はさかのぼり2014年9月9日。
現場が東松島なだけあって、相当朝早い出発となりました。
部長と演出は先に現地へ。
荷物はトラックを手配していたので、手の空いているメンバーで積み込みをしました。

そして私たちは仙石線に乗り、代行バスに乗り換えて、東松島市の体育館におりたちました。

そう、舞台「サンキチとミチル」の会場は正真正銘体育館。
舞監たーずんを中心に事前に何度も小学校の先生と打ち合わせを重ね、入念に現地視察を行った結果…

見事、体育館を劇場へ変えることができました!

こちらの写真は仕込みの様子ですね。
装置は力仕事が多くて汗だくに。
照明も予想外なことが起こりましたが、機転をきかせて無事解決!
初めてのハコ、しかも体育館での仕込みなんて初めてのことばかりで大変でした。




照明は学芸会でおなじみのカラーチェンジャーをぐるぐる回す灯体を、
音響は学校から持ち込んだ機材を使用。
装置や小道具には卓球台や段ボールが使われています。
衣装も部室にあったあまり布や新聞紙を利用しています。

まさに手作りの舞台です。

各チーフを中心に、夏休み返上で
いっぱい考えて、一生懸命用意しました。


この日は仕込みにきっかけ合わせにゲネプロに…と怒涛な1日でしたね。
みんな指示だしやら作業やら長時間の練習でクタクタになりました。


さて、そんなクタクタななか、水面下ではある計画が進んでいました…。

それは、9月にお誕生日を迎える部員へのサプライズです!

この公演は現場が東松島だったので、部員みんなで現地の宿に1泊しました。
夜、宿にて開かれた「本番前日ミーティング」。
このミーティング、実は誕生日サプライズの布石なのでした。

今回お祝いしたのは、
ハタチになった音OPのベッキョムと、サンキチ役のなおくん。

ミーティング終了後、演出のジャクサが「どうしてもサンキチとミチルの長セリフが聞きたい」
と言い出すところからサプライズスタート。
戸惑うサンキチ役のなおくん(仕掛けられ人)と、緊張が走るミチル役の私(仕掛け人)…。
実際の長セリフを誕生日バージョンに言い直し、
みんなで用意していたプレゼントを渡して誕生日の2人を祝ったのでした。


部員みんな相当疲れていましたが、部員への誕生日サプライズは手を抜きませんよ!笑

2人に喜んでもらえてなによりです

サプライズのあとは、
次の日が本番だと緊張する暇もなく、みんなお布団に直行したのでした…。(続く)