加齢なる・・・

　２年ほど前にＴＢＳでやっていたドラマ「華麗なる一族」は観ていましたか？

　数ヶ月前からたまにこのドラマのことを思い出します。

　なんで？って？？

　
　万俵大介（北大路欣也）の寝室、覚えてますか？

　寝室中央にでっかいベッドが置いてあって、その両サイドにもベッドがあって。

　それは大介と本妻（原田美枝子）と執事？愛人（鈴木京香）のベッド。

　実際はそこで３人で寝ることはなかった、という設定だったと思うのですが…。


　こんな風にセガレとクンクンと寝ているからでしょうか？

　自分が大介になった気分になります。

　愛人（クンクン）とイチャイチャして愛人が寝たら、

　本妻（セガレ）の布団へもぐりこみ、本妻とイチャイチャ。

　で、そこでまた愛人に呼ばれたら愛人の布団へ。

　本妻は仕方なさそうに送り出します。

　
　本妻から見たら夫は

　愛人が来るまで自分だけのものだった。

　まさか愛人を連れてくるなんて思わなかった。

　その上、これから一緒に住むという。

　自分よりも若い愛人を。

　若い愛人の方が自分より愛されていると思っても仕方ない。


　もしも、明日

　ダンナが二十歳のかわいくて美人の女の子を連れてきて

　「今日から一緒に住むから。」

　と言って私の前でイチャイチャしたらどう思うだろう？

　
　ひょっとしたらセガレは

　クンクンが生まれてそんな気持ちで過ごしていたのかもしれません。

　クンクンを寝かしつけてセガレの布団へ行くと嬉しそうに寝る体勢をとるセガレを見ると

　そんなことを考えます。


　二人目をお考えのみなさん、参考にしてください。（ならんて？）

　
　タイトルを「加齢なる・・・」にしたのは

　夜勤のため昼間ダンナが寝ているベッドで３人で寝るもんだから

　ほんのりダンナ臭がするベッドだからです。



　でも「『加齢』なる一族」には続きがあって

　本妻と愛人はほとほと大介（ニコスケ）に愛想が尽きて

　二人とも大介を捨てる日がくるのです。

　本妻も愛人も狭い個室に閉じこもり、大介は勝手に入ってはいけなくなるのです。

　そして二人とも若い子を探しはじめるのです。

　それでも大介は本妻と愛人のため、汗水垂らして働くのです。

　働いて働いて…３人で過ごした加齢なる寝室を懐かしく、一番幸せだったと思うのです。