それぞれの母の日

　今日は母の日。

　母の日や誕生日など、独身の時は親に一切贈り物をしたことがない私ですが、

　結婚してからは母の日・父の日だけはしようと心がけております。

　今年は先月、徹子の部屋でピンクの電話のみやちゃんがオススメしていた

　コチラのスィーツのセットにしました。

　番組で徹子さんが絶賛していたので♪

　まず、義母宅へ電話し、今から行ってもいい？と聞くと今から出かけるので用事が済んだら寄るわ、とのコトです。

　母の日のプレゼントを渡すのに呼びつけるという結果になってしまいました。

　１時間少しすると義父母が来てくれ、渡すとその場で開封。

　セガレ、義母の前でワクワクして座っています。

　「セガレ、なぜ食べ物ってわかったん・・・？」

　義母は

　「セガレ、これか？これが食べたいんか？」

　と早速マンゴープリンを開けました。

　ほとんど、セガレが食べました。

　セガレは何度も何度も

　「おいしっ♪」と言い、なんとも幸せな顔をして次を要求しています。

　食べ終わると義母は２つ、私たちに、と机に置いてくれました。

　母の日のプレゼントやからいらんっ！と必死で抵抗しましたが、かなり強引だったのと

　やはり私も食べたかったので頂いちゃいました。

　その机に置いてくれたパンナコッタとプリンをセガレが狙ってます。

　開けてくれ、と義母にせがんでます。

　義母、私たちに、と言ったもののセガレのかわいさに負けて開けそうな勢いだったので

　「セガレ、これはもうナイナイな。」

　とカウンターに置きました。

　セガレはしばらく探していましたが、諦めてオモチャで遊び始めました。

　が・・・

　急にカウンターの下に走って行き、

　「◎※■￥＄％△～～！」


　と必死でカウンターを指差し要求しています。

　あ～コワイコワイ。冷蔵庫に隠しましたよ。




　それから昼食を食べ、次は母のところへ。

　母も徹子の部屋を観ていたようで大喜びしてくれました。

　帰りに半分持って帰り～と言われましたが、お断りしました。

　だって母の日ですから。

　そして母にはまだプレゼントがあります。

　私からではありませんが・・・

　それは、こないだの木曜日の夜、久しぶりに兄から電話がありました。

　「あんなー、母の日さ、なんかやっといてくれへん？」

　「はぁ？」

　「今なー、みんなで飲んでるねんけどさー、その話題になってんねんけど・・・

　みんな母の日にやってるみたいやねん。」

　「はぁ。」

　「２万ぐらいでやっといて。なんでもいいけど、ナニを送ったかはメールして。」

　「はぁ・・・。でも、さー、母の日もいいけど、もうすぐ還暦やで。」

　「あ～！そうか～～～！還暦か～！

　で、なんなん？還暦の年は母の日したらアカンとかそんな決まりでもあるん？」

　「ちゃうやん・・・還暦のお祝いをうちらでしてあげよう、ってアンタに言おうと思っててん。」

　「そうやな～。どっか美味い店でお祝いしようか～。

　アンタ、こっちに連れてきてや。」

　「ま、まぁ、そっちの方がおいしい店あるよね・・・」

　「で、水曜日がいいわ。」

　「お母さんのお祝いやのにすべて自分の都合なのね・・・」

　（聞いてない）「ほな、還暦はまた相談しといて。

　母の日頼むわな。１万５千円ぐらいでな。」


　・・・・予算下がってまんがな。


　と、いうわけで、今日は兄の母の日も渡しました。

　選んだのは私ですがね。

　結局、８０００円のテンピュールの枕にしました。

　予算が余りまくったので母の好きなお店のみかさとチーズケーキをプラスしました。

　「なんかさ、これからは毎年くれそうな言いっぷりやったからさ、この枕気に入ったら

　来年はテンピュールのマットレスをリクエストしたらええんちゃう？

　予算は十分あるみたいやし。」と母にアドバイス。


　貯金も少なく、年金は国民年金しかもらえなく、働ける今のうちにしっかり働こう、

　と夜も働く（今月と来月は夜中の１２時半まで働くらしい）母に、

　母の日の予算が少ないだけじゃなく、経済的援助を現在も将来的にもしてあげられないことを

　娘・ニコスケは心苦しく思っているのですが、

　その罪滅ぼしを兄にさせています。


　いや、させるつもりはないんだよっ！兄ちゃん！！たぶん・・・。


　（母の経済状況を母は兄には言ってなかったのですが、私が兄に話し、

　兄は毎月５万円振り込んでいます。）

　還暦祝いの食事代金もどうせ出してくれるだろうから、

　私は私でプレゼントを考えておこうっと。（低予算）





　そんな母の日の夜、なにげに観た「ちびまる子ちゃん」。

　母の日がネタでした。

　私・・・・


　私としたことが・・・・


　ちびまる子ちゃんで涙ぐんでしまいました・・・


　まる子とお姉ちゃんがお母さんに母の日のプレゼントをナニがいい？と聞くと

　「なにもいらない」と答えたので、二人はそのまま何もしなかったのですが

　後日、やはりしてあげよう、とお風呂を洗い、音楽をかけ、花びらを湯船に浮かべ、

　入浴剤を入れ、お母さんを一番風呂に入れてあげたのです。

　お母さんは二人も一緒に入ろう、と誘い３人で入るのですが、洗い場に置いてある手洗い用の洗い桶で

　二人が生まれた時はお風呂に入れていたのよ～


　というシーンなのですが。

　テレビのドキュメントやドラマで涙ぐむことって結構なかなか意外にもあるんですが、


　ちびまる子で涙ぐむなんて。チッ。


　年をとったのか、いっちょまえに母親になったのか。

　
　でも

　将来の期待はしないでおこう。

　なんていったってセガレは

　あの男のセガレなんだから。