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「Security Tool」は昨年後半～今年前半に広まった偽セキュリティソフトで、インストールしてしまうと・・・パソコンを起動するたびに、実際には存在しないウィルス（膨大な数）を検出したと表示し、駆除には有料版の購入が必要であると説明し、お金を振り込ませる詐欺ソフトです。
しかし今頃になってまた「Security Tool」を導入してしまう人がいるというのは・・・紹介記事にも書かれていますが・・・セキュリティ対策ソフトが入っていない、または入っていてもバージョンアップされていないという人がいかに多いかということのように感じます。
パソコンサポートで伺っても・・・セキュリティソフトが入っていない、入っていてもパソコン購入時のお試し版のままで期限が過ぎてしまっている状態で、平気で使っていらっしゃるかたが多いのも事実です。
パソコンを起動すると・・・セキュリティソフトが「期限切れ・更新手続き案内」のメッセージを表示しているのですが、お客様にお聞きすると「よくわからないから毎回「×」でメッセージを閉じている」と言うかたが多いです。
そのようなお客様には、セキュリティソフトをインストールまたは、更新手続きを行うようにご案内しているのですが・・・「インストールしてくれ、更新手続きをしてくれ」とおっしゃるお客様が多いのですが・・・「普段ネットは使わないから、このままでよい」というお客様もいらっしゃるのも事実です。
もちろん、こちらも強要はできませんので・・・「このままでよい」と言われてしまえば、それ以上は申し上げません。
ネットを使っていなくても、メディア（フロッピーディスク・ＵＳＢメモリー・ＣＤ）などからもウィルスなどに感染する可能性（autorun.infなど）もあります。さらに怖いのは、自分のパソコンだけでなく、他のパソコンにウィルスを感染させたり、自分のパソコン内のデータをネット上にばら撒いてしまう可能性もあります。
パソコンを使う上ではセキュリティ対策ソフトを入れて、常に最新の状態にしておくことは、常識だと思います。
