時々Wordを保存する際にも、エラー表示されて保存できないことがあるそうです。
電源を入れてみると、確かに起動に時間がかかります。起動しても、動作がとても遅いです。
タスクマネージャーで確認してみてもCPU使用率が特に高いわけでもありません。
ハードディスクの状態を「CrystalDiskInfo」で調べてみました。
すると健康状態が「注意」となっていました。
「代替処理保留中のセクタ数」「回復不可能セクタ数」が「注意」となっており、本来0でないといけない「生の値」がなんだかすごい値になっています。

パソコンを起動するたびにこれらの値が大きくなっています。
う~ん、これはハードディスクが壊れかかっているようです。何回か繰り返しているうちにデータを読むことが出来る状態だと思われます。
先日他のお客様でもあったのですが、なんとなくパソコンの動作が遅くなったなと思いながら使っていたら、ある日突然起動しなくなってしまったということもありますので、早いうちに手を打った方がよいです。
その場での修理は無理なので、パソコンをお借りして新しいハードディスクに交換することをご了解いただきました。
ハードディスクはS-ATAの120GBだったのですが、160GBの新しいハードディスクを用意。ハードディスクは、背面のネジ2個を外すだけでアクセスできました。
古いハードディスクを検証用パソコンに接続し、丸ごとバックアップを行います。
次にディスクチェックを実施し、再度丸ごとバックを行います。
次に新しいハードディスクを検証用パソコンに接続し、丸ごと復元を行います。
復元の完了した新しいハードディスクを、元に戻してパソコンを起動します。
特に問題なく起動しました。いろいろなソフト動作も確認してみましたが問題ないようです。
再度「CrystalDiskInfo」で調べてみると・・・
「代替処理保留中のセクタ数」「回復不可能セクタ数」とも「生の値」は0で健康状態も「正常」でした。
パソコンの動作が急に遅くなったり、ファイルを保存しようとしてエラー表示されるような場合は、ハードディスクが壊れかかっていることも考えられます。
