パソコン便利屋 どらともサポート ブログ

SSHDをSSDに交換

ノートパソコンの動作が遅い、時々フリーズするなどの現象が発生しているので、事務所へパソコンをお持ちくださいました。
パソコンはQosmioT953で、Core i7-4700、メモリ8GB、SSHD 1TB、Windows8.1 64bitというスペックです。
ここで使われているSSHD(Solid State Hybrid Drive)・・・ちょっと聞きなれないかたもいるかもしれませんが・・・簡単にいうとHDDとSSDの両方の機能を兼ね備えています。物理的には、HDDに小容量のフラッシュメモリ(SSD)が付いていて、メインデータの保存はHDDに保存し、頻繁に使うファイルなどは、フラッシュメモリに保存して動作の高速化が図れます。
SSHDにもメリット、デメリットがあります。
〇主なメリット
・利用頻度が高いデーターなどはフラッシュメモリに一時保存されるため、動作の高速化が可能。
・メインのデータはHDDに保存するので、大容量のものもある。
・SSDよりもコストを抑えることができる。
〇主なデメリット
・SSHDとSSDを比較すると、データの読み書き速度はSSDのほうが速い。
・HDDを使用するので、衝撃や振動による故障リスクが、SSDより大きい。
・SSDと比べると重たい。

一時期このSSHDは、パソコン動作の高速化の一手段として使われましたが、最近ではSSDのコストが価格が下がってきたこともあり、メーカーのノートパソコンでも、SSDが主流になってきてSSHDは、あまり見かけなくなりました。

前置きが大変長くなってしまいましたが・・・電源を入れてみました。
メーカーロゴが表示されてから、暫く真っ黒な画面が続きます。ログイン画面が表示されてから、ログインパスワードを入れてからWindowsのデスクトップ画面が表示されるまでも時間がかかります。
タスクマネージャーで確認すると、ディスクの使用率が100%で貼りついています。やっと使用率が落ちついたと思っても、突然100%に上昇する現象を繰り返していました。いろいろ操作すると、確かにフリーズ(一時的に動作が止まる)のような感じもしました。

ディスクの状態を確認してみると・・・「正常」でしたが、使用時間が12,000時間を超えており、ディスク交換のよい時期だったかもしれません。

お客様も、何回かリカバリーを行ったそうですが、暫く使っているとまた同様の現象が発生してしまうそうです。

ご相談し、1TBのSSDに交換することにしました。データなどはバックアップしてあるので、リカバリーディスク(Windows8)、8.1Update用データ、Officeカードをお預かりして、データなどは移行せず初期化してWindows8.1の状態にすればよいということでした。


底面カバーのネジを外すとカバーを外すことができます。この機種は、ネジ穴にゴムキャップが付いていて、場所によって微妙に形状が異なるのですが、よく見ると、ゴムキャップの裏面に「A」とか「H」、「G」などのマークがあり、場所によって分けていました。

今回は、クローンコピーは行わないので、SSHDをSSDに交換し、元の状態に組みました。


あとは、お預かりしたリカバリーディスクでまず、Windows8にしました。Windows8・・・久しぶりに操作しましたが、あまりの使い勝手の悪さに改めてビックリ!その後、SDカードに保存してあったWindows8.1へのアップグレードを行いました。Windows8.1になって、見慣れた画面になり操作できました。
その後Windows8.1のWindows Updateが膨大な数があり、時間がかかりましたが無事に最新の状態にできました。Officeについては、インターネット認証ができなかったので、電話認証で無事に認証できました。

SSDに交換して、Windowsの起動やアプリの動作が速くなりました。タスクマネージャ―で確認しても、以前のように突然ディスクの使用率が100%に貼りつく現象も発生しませんでした。SSHDを使っているパソコンでも、SSDに交換することで、高速化を体感することができます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事