XP(SP2)のノートパソコンです。といっても、元はSP1のものをSP2にアップデートしたもので、ちょっと古い機種です。
状況をお聞きすると・・・「子どもが何かさわっていてその後から起動がおかしくなってしまった」とのことでした。
とりあえず電源を入れてみます。・・・Windowsのロゴ画面はすぐに表示されましたが、そこからが長いです。10分位して画面が変わったと思ったらいろいろなメッセージが表示されました。
さらに進むと・・・「ようこそ」画面でまた10分くらいかかってやっとデスクトップ画面が表示されました。
マウスは動きますが、デスクトップに表示されるショートカット(アイコン)の数が少なくなっているとのことでした。
起動にやたら時間がかかっていることから、ハードディスクが壊れかかっていることが考えられます。
「システムツール」の「イベントビューア」の「システム」を確認してみると・・・
diskエラーのオンパレードです。
修理に時間がかかると判断し、パソコンをお預かりしました。
まずハードディスクを取り外して検証用パソコンに接続し「CrystalDiskInfo」でディスクの状態を検査してみると・・・「注意」状態で「セクタ代替処理発生回数」「代替処理保留中のセクタ数」の生の値が「0」でありませんでした。
ハードディスクが壊れかかっている状態です。
まずは現状の状態で、ハードディスクを丸ごとバックアップをとります。
そして今度は、コマンドでチェックディスクを行います。
結構たくさんのクラスタの置き換えが行われました。
さらにこの状態でもう一度ディスクを丸ごとバックアップを取ります。
このバックアップデータを別のハードディスクに丸ごと復元します。
もちろん「生の値」は「0」になりました。
ハードディスを元の場所に取り付けて・・・起動も動作も正常な速さになりました。
XPの初期のパソコンはそろそろ、ハードディスクが寿命になってもおかしくないので、大事なデータのバックアップだけは忘れないでくださいね。
またディスク故障でも初期の状態であれば、今回のように今までどおりの状態に戻すことができる可能性が高いです。
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