パソコンは、Vostro220sで、いわゆるスリムデスクトップPCです。Win7→Win10にアップグレードしてあります。
お伺いしました。その際には、Windowsが起動しており普通に操作できました。朝一番で電源を入れる際に、起動しないことが多く、一旦起動すると使用できるそうです。以前Vostro260sで、気温が低い時に電源が入らないという事象があり、マザーボード部品の劣化によるものと判断し、マザーボードを交換して対処したことがありました。今回は、暑い時期でも時々起動しない(電源ランプがオレンジ色)ことがあったそうなので、気温の高低は関係ないようです。
お仕事で使っているパソコンなので、業務終了後にパソコンをお預かりしました。
電源が入らないというのは、まず電源ユニットの故障の可能性があります。・・・しかし、チェッカーで調べても正常のようでした。
次にVostroシリーズで為にあるのですが、BIOS保持のC-MOSバッテリーの消耗です。このバッテリーが消耗してしまうとWindowsが起動しないことがあります。
C-MOSバッテリーを取り外して電圧を確認してみると・・・2.9Vでした。定格が3Vなのですが、実際新品だと3.3Vくらいの電圧です。2.9Vというのか微妙ですが、以前Inspironという機種で、電源ランプが白→橙→白→橙を繰り返して起動しないという事例で、C-MOSバッテリーが2.9Vだったので、新品のバッテリーに交換したところ、直ったことがありました。
今回もC-MOSバッテリー(CR2032)を新品に交換してみました。正常に電源が入りました。BIOSがリセットされてしまったので、時計合わせなどを行いました。
暫く電源を切って放置してから電源をいれても、問題なく電源が入りWindowsが起動してきました。いろいろ試してみましたが大丈夫そうでしたので、ご返却させていただきました。
BIOS保持のバッテリーが完全に消耗してしまうと、パソコン自体が起動しない、エラーメッセージが表示されるなどの現象になりますが、多少消耗した中途半端な電圧だと、ヘンな動作をすることがあるようです。
最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事