千の言霊

一生ぬぐえない想いからたくさんの本をよみました 
そして いろんな言葉たちに出会いました 

こころが楽になる言葉

2006-07-28 09:59:11 | Weblog
ひろさちやさんの本です
宗教に関して 私が一番わかりやすいとおもった人です
その方が心について語った本です

「明日のことを思いわずらうな」(新約聖書)
「若いときは二度ない」(尾張かるた)
「青色青光 黄色黄光」(阿弥陀経)

とか いろいろたくさんかかれています
その中で

「イン・シャー・アッラー」
これはイスラム教の聖典である「コーラン」にあるそうです
「コーラン」の第18章23節にこうあるそうです
「何事も 「私は明日それをする」などといってはならない」
そして 次の24節
「ただし 「神のみ旨ならば(イン・シャー・アッラー)と言い足せばよい」(藤本勝次 他訳)

だから 

ひろさんがパキスタンでガイドさんに
「明日 8時に迎えにきてくれ」と命じたとき
「はい 来ます イン・シャー・アッラー」と答えたそうです
そして ガイドさんがきたのは10じ
カンカンに怒ったひろさんにガイドさんは
「あなたに怒る権利も理由もない」
「どうしてだ! 2時間も待たされたんだぞ 怒る権利はある!」
「私はちゃんと言ってある イン・シャー・アッラーと 神が望んでおられたら
8時にくると約束したのであって 今日は神が望んでおられなかったから 私は遅刻したのだ」
「お前はなぜ 神が望んでおられなかったということがわかったんだ!?」
「私はめざましをかけて寝た しかし 目覚まし時計のアラームが聞こえなかった
アッラーの神が望んでおられたら きっと 目覚ましのアラームは聞こえたはず
だから 神は望んでおられなかったんだ おまえさんはおきらめな!起こってはいけないよ」

なんともはや 2時間も遅れたひろさんはご愁傷様だ
しかし 時間にめちゃきびしい日本人には これくらいの感覚が少しくらいあってもいいのかもしれない

ひろさんはある事件を思い出したそうだ
1990年 神戸の高校で起きた 「校門圧殺事件」
高校の教師が遅刻する生徒を締め出すために 鉄の校門を力まかせに閉め はさまれて女子高校生が殺された事件である
あの女子高校生は 3秒 遅刻したそうだ 

明日のことなんてわからない 
約束は大事だけど 規則は大事だけど
思い道理にことがいかなくても 命があるからこその明日だ
たった3秒ですべてを失って規則もないだろう
それより 

イン・シャー・アッラー
まあ 神にまかせなさい すべて 必要なことだよ 

でも・・・2時間は待てないな~(笑)