千の言霊

一生ぬぐえない想いからたくさんの本をよみました 
そして いろんな言葉たちに出会いました 

柳澤桂子さん

2006-03-18 16:02:09 | Weblog
「生きて死ぬ知恵」「ふたたびの生」「生と死が創るもの」「すべての命が愛おしい 生命科学者から孫への手紙」などなど

あの子が消えてから(という感覚しかなかった)というもの
図書館で探す本は 死の本と宗教の本 あとはAED関連の本をさがしたいた
医学 心臓 脳と棚をながめていくと命とはなにか とか 命の不思議とかが
書かれた 柳澤桂子さんの本が目についた 
一冊 二冊 何冊かかりていくうちに
生というものが 生まれる前から 死んだあとも続いていくものだと
そして 死んだということは水が水蒸気になったように 姿を変えただけ
そう思うようになった
今までまゆつばだとおもっていた宗教への思いが
柳澤さんの科学者としての合理性 生命の神秘への畏怖が矛盾なく
共存していた

柳澤さんの庭には「大五郎ツバキ」という椿があるそうだ
かつて 愛犬を埋葬した場所から生えてきた椿をその名前で呼んでいるそうだ
「なんとなく 犬の形をしているように思えて。 でも 大五郎をつくっていた分子がこの木に置き換わったわけですから 
それも不思議ではないかもしれませんね」と

そして
「奇跡を積み重ねて進化してきた人類のことをおもうのに
科学的な知と宗教心をわける意味はありません」と

葬式仏教になっている今 子供たちに命の尊さに触れさせるためにも
その両面からの教育をしていくべきだと思うのは私だけでしょうか・・・