学生さんの呟き

大学に通っていての日常の出来事、感じたことなど、気ままにぼそりぼそりと。

オンナノコ

2008-01-25 21:55:01 | 恋以上恋未満
「女の子」らしいって、何だ?琴子です。

前にもテスト期間中にやって来たあいつ。
今回はもう一人連れてやって来た。

私は実家に帰る用意もそこそこに、部屋は散らかり放題なのをなんとか座れる状態にして、突撃訪問をなんとか耐えた。
ご飯だけ食べると言うから、ご飯を食べるのを見守りつつ、マイペースにゲーム(無双)していた私。
ホントにご飯が終わったらサッサと帰っていった。
相変わらず「女の子らしくない部屋」だとか「女の子がゲームするのって珍しい」とか色々言いつつ。

実習も近くなって色々言ってたけど、正直あんまり聞いてなかったりする。適当に生返事で流してた。
どうやら私の癖というかなんというか、興味の無くなった人にはとことん興味が向かないらしい(我ながら酷い)
まあゲームもしてたし、・・・とりあえず反省すれば部屋に来た人に「いらっしゃーい」って感じじゃなかった。
普段ならどんな人が来てもそれなりの対応はできるはずなんだけど。

そのことをちょっと後から悪かったかなーと思って、少し考えた。
毎回私のこと見る度に「女の子っぽくないよなー」とか言われるので、こっちも悪のりして口も悪くなるし、反応もイマイチだったりしてしまう。
最近の小さな目標で、「誰にでも明るく接してみる」というようなことを掲げていたんだけど、今日ですっかり崩れてしまった。
・・・というか、なんだか彼らと話しているときの自分はどうにも意気地になるというか、ちょっとおかしい。
普通に笑って済ませばいいのに、わざわざ皮肉を言ってみたり、ちゃかしてみたり。
むずむずする、やな感じ。
例えていうなら、小学生の男の子が好きな子に悪戯するような状態。
悪戯までいかないけど、ちょっとからかってみたくなる。
ストレートに取ることがなんだか嫌なことみたいになって、結局軽口をたたいてしまう。
・・・ガキくさいなーと思うけど、どうにもむずむずする。
他のどの男の子にもそんなことないんだけど。

会って話すとよっぽど余裕がないと、身体の中を引っかき回されていくみたいで、自分が自分でなくなるみたい。
触られたくないところを無理矢理ガリガリ引っかかれるみたいで、なんとも居心地が悪い。
変な感じ。

まさかほんとはまだ好きで・・・とかそういう安っぽいオチだけは勘弁して欲しい。
やっと別の人のこと考えてどきどきしたりできるようになったのに。
まだあんたに引っ張り回されないといけないのか?

もっと余裕の対応が出来るようになりたい。

普通でいいのに。普通で

男友達

2008-01-22 00:03:16 | あなたとあたし
自称:女の子らしくない私。琴子です。

昨日は雪の降る中『スウィーニー・トッド』を観てきました。
感想を書きたいけれど、もう少し自分の中で整理できたら書こうと思います。
今日は友達の話。

結構前から男友達に憧れてて。居たらいいのにってずっと思ってた。

男と女ってだけで友情っていうか、距離を保つのは難しいと思う。
私自体が近くなりすぎたり、ひょんなことで関係が崩れたり、周りから冷やかされて疎遠になったりしてた。

それが最近なんとなく、普通に笑って「男友達だよ」って言えるような人ができた・・・と思い始めた。
最初はなんとなく「なよなよした人・・・?」って思ってたけど(笑)、気づけば3年一緒にいるわけで、もしかしたら最長記録かもしれない。地味に話題が合う、不思議な奴。

長らく彼氏がいないせい(泣)で「あの人はどうなん?」って聞かれることもあるけど、お互いの恋愛事情をよく分かってるだけに、苦笑するしかない。
私は教育実習の不純な動機のあの人が今のとこ好きで、あいつにもずっと好きな人がいる。
今好きな人を好きでいるのが辛くて、離れようとしたり、別の恋を信じ込んだりして色々やってみてるけれど、結局「彼or彼女」の話になってしまう辺り、やっぱりその人が好きな私たち同士でくっつくということはなさそうだ。
そもそも、何かあったら報告しあってしまうのだから、変だけど習慣になってしまっている。
からかい合いながら好きな人の話を嬉しそうにし合ううちらって正直おかしい。
だけど「やっぱお前じゃなきゃコレは理解できないよな!」って感じになってしまう。
「わかるわー。それ、うちもやった!」っていうエピソードが案外ある(笑)

その人に話聞いてもらうのが楽しいんだ。
落ち込んだときは電話して相談し合う。(例え朝だろうと昼だろうと夜だろうと関係無し)
お互いヘタレで、恋愛には馬鹿みたいに好きな人なのに、馬鹿みたいなことばっかりして、本命に相手にされない(笑)
お互いの家にもたまに遊びに行くけど、あるまじきくつろぎモード。
自分の弱点が分かってるのに、直せない。

・・・ちょっと気になったから書いてみたけど、やっぱり変・・・かもしれないこの関係。
だけど付き合うって今更だからたぶん卒業までこうなんだろうって思う。
割と私がアッサリしすぎかなっていうのも一因だと思うけど、居心地いいからそこは考えないことにする。
ただ、彼の中の「女の子像」を私が破壊していないかが心配・・・な今日この頃。

願わくば君が私を「友達」に認定してくれていますように

溶けてなくなるまで

2008-01-19 22:11:09 | おりょうり
鍋の前でじいっと待つ。琴子です。

昨日の追いコンは無事に終わりました。
私がぶちぶちと責めたので(笑)なんと代わりのマグを買ってきてくれました。
・・・すまない。言うだけ番長で。

寒い日が続くので、たっぷりと野菜を買い込んでシチューを作りました。
野菜が安い日にスーパーへ行き、タマネギ、じゃがいも、なす、ほうれん草と鶏肉を買いました。
それをぜーんぶ使って煮込み、シチューのルゥを追加、完成です。
にんじんが入ってないのは、一本しか使わないので、3本入りを買うと余らせてしまうから。
シチューのにんじんは甘くて好きですが、そんな理由で一人のときは入れません。
そしてなぜかなすまで入れてしまったのですが、なす、好きな野菜なのです。
シチューに入れたらどうなるかなーと思って実験がてらやってみたのですが、できたてはちょっとアクが残ってましたが、1日おいておくととろけて美味しくなりました。
できたてはほうれん草の緑も美しかったのですが、火を入れて食べる度、繊維だけ残して後は溶けてしまいました。
とろとろになるまで一度で煮込めたらいいのですが、一人暮らしの手前、そんなガスの贅沢もできないので、減っていく鍋の中で楽しんでいます。
鍋でルゥを使う料理なら断然、シチューが好き。
これを食べてる間だけ、冬って好きだ、と現金な幸せに浸ります。
実家で食べるシチューもそのときある野菜を放り込んでしまうので、王道のブロッコリーはもちろん、キャベツが入ったり時には白菜が入ったり、バラエティに富みます。

知り合いの先輩は料理本に載っている調味料が一つでも足りないと料理ができない人なので、私みたいなお料理もどきのご飯を食べたら、びっくりするだろうなと思います。

でも、まあ一つだけが料理じゃないから、いいか

100円のキモチ

2008-01-17 21:41:27 | 衝撃
キムチじゃないよ!琴子です。

今週末サークルで追い出しコンパ、略して追いコンがあります。
今時追いコンなんて単語使われているのだろうかと一瞬ハラハラしつつ、他に思いつかなかった現役田舎でプーな大学生でございます。

本日のテーマは、「これはプレゼントなのか、ネタなのか?」です。
・・・ほんとコレを知ったときには血が逆流して卒倒するかと思いました。
常識って怖い。

学祭で何とか稼ぐことができたので、4年の先輩の追いコンの費用を捻出することができました。
飲み代一人3000円、プレゼント代1500円を除いて学祭の打ち上げを無事に終え、ついに1月に突入。
予定が合わないながらも無理矢理日にちを決定。
先日プレゼント買い出し班に先輩へのプレゼントを買いに行ってもらいました。

※下方向なので、苦手な方はご注意。

学生のすることなので笑ってやって欲しいのですが、変な先輩のおかげで、うちのサークルのプレゼントは代々マグカップにぱんつというセットになっております。
マグカップはプレゼントの代表格みたいなものですが、ネタとしてハデハデしいぱんつも合わせて贈っています。
それで、笑いを噛み殺しつつ買い出し班を編制し、近場のショッピングモールへ出陣してもらいました。
この日は私は生活のかかっているバイトの為、欠席。これが全てを左右することとなりました・・・。

当日、朝イチで鳴った電話。バイト出勤前に何だと思って出てみると買い出し班から「サイズがわからん」と言われて、独断と偏見でアドバイス。
ついでに買い物必勝法として、「ぱんつはワゴンを狙え!」と予算に優しい攻略法も伝授しておきました。←派手なやつは売れ残るし、値下がりするから(邪道)
何が悲しくて人の下着のサイズを朝っぱらから予想せねばならんのかとちょっとブルーな気分で出勤。
夜、無事勤務終了。買い出し班リーダーに「ちゃんと買えた?」と確認の電話。

下着の値段を聞いて仰天。一人1000円クラスを買ったという。
「アホかお前ー!!予算言ってあっただろ?!ワゴン狙えって言ったじゃないか!!」と怒髪天を衝く勢いで噴火しそうになって、次の一言で氷河期が襲来。

「だから、マグカップは100均にしたよ」

・・・・・・もう何を言えばいいのか、一瞬固まりました。
「・・・は?100均?あの、100円均一?」と聞けば「うん」と言う。

・・・お前、本気でそれをプレゼントするのか?
散々確認を取った結果、
「だって、ワゴンって何のことかわからんし、俺男だから女の子に行ってもらった。
あと、みんな買い物で疲れてるみたいだったし、いい感じのデザインだったから、100均で買ったんだ」
とのこと。

頭が痛い。
ちょっとアレな下着をプレゼントするだけでも心にトラウマ作ってもいいくらいなのに、本気で大丈夫と思っている辺りが痛すぎる。しかも満場一致で「バレない」と判定されたらしい。
むしろ気遣いの「き」の字も心配されない先輩たちがかわいそうすぎる。
100均といったら、ほとんどこのあたりで目にするお店です。
プレゼントはおねだりされない限りは、相手に値段を知られないのが鉄則。
逆にものすごく高価そうに見えて、「え、このお値段?!」というネタばらしなら笑いも取れるけど、「先輩、3年間お世話になりました!つまらないものですが、100均のマグ、使って下さい!!」という方が「ほんと、つまらねーよ」と言われそうで怖い。

「ワゴン」で分からなかったのなら、連絡してほしかった。
ちゃんと説明しなかった私も悪かった。女の子も一緒に行っていたから、分かるかと思っていました。
ちゃんと、私がついていけないのが悪かったんだ。みんな、サークルのプレゼント買いは初めてだってこと、甘く見てた。
だから、少々当初の予算よりいいぱんつを買ってきても、目をつぶる。
だけど、正直100均のマグカップは酷いと思う。
気持ちがこもってないとは言わない。
彼も「値段じゃないよ!気持ちだよ!」と言ってた。
だけど、プレゼントってのは「気持ち」を贈るものだからこそもっと一生懸命考えてほしかった。
下着だけ贈る方がよっぽど笑って済ませられると思ってなんとかマグは渡さないように頼んで、説得した。
本気で、贈る気でいたのがものすごく怖い。

大学に入学して、一人暮らしの雑貨をそろえるとき、百均にはお世話になった。
同じ学年の友達の家に行けば、大抵同じものがある。
それくらい、学生の生活に浸透しているし、「こんなものまであるんだ!」と思うような品揃えの良さ。
100均が嫌いなわけじゃない。
実際、それをプレゼントに本当に採用している人だっているだろう。
・・・だけど、今回は本当に人を疑った。

仮にも、3年間のお世話になりました、の恩返し。
楽しい気持ちで卒業を迎えて欲しいと思う。
それに、いくらサークル全体のことだとしても、費用がかさめばまたメンバーから回収することだってできるのだ。
先輩のことを考えたら、これしかなかったってことがあれば、メンバーだって渋りながらでも出してくれないことはないと思う。

今回のことは、そういう選択をさせてしまったことについて、私がゴメンナサイの気持ちでいっぱいだ・・・。

今時、こんな私の常識の方がおかしいのだろうか・・・

映画館

2008-01-14 23:42:55 | みたもの・きいたこと
最近銀幕でとんと映画を観なくなった。琴子です。

雪が降るらしくものすごく冷え込んでいます。
ベッドの足下からひんやりした風が吹いてくる。
今日はバイトだったけれど、閉園時間が変更になったので1時間早く上がりました。
久しぶりに9時頃に家に帰れました。

某SNSを開いていたら、広告画面に『スウィーニー・トッド』が出てて、思わず公式まで飛んでしまった。
だって最近観たい映画がないんだもの。
しばらく劇場で観ていないんだもの。
高校の頃は早く学校が終わると駅前のこじんまりした映画館に駆け込んでなけなしのお金で映画を観てた。
気づくとお財布が空っぽになってしまったり、予定してないまま広告だけのノリで観てしまってパンフレットを買うお金がなくなって、お小遣いが貰える日まで待ってパンフ買いに行ったりしてた。
おかげで観ていかないのにパンフだけ買いにいくものだから、おばさんに顔おぼえられちゃったり。
上映終了日が前日で、慌ててパンフ買いに行ったら荷造りしていた中からわざわざ出して貰えたり。
・・・私は観た映画のパンフは隅々まで読んで、大事に取っておきたいタイプ。

一番豪勢だった日は、学校終わってママンが買い物の都合でお迎え来てくれて、丁度話題だった『パイレーツ』の第一弾が公開だったので、意気投合して観に行った。
はからずもレディースデイだったので、「ラッキー☆」と言いつつ、私がファンのアンジェリーナ・ジョリー主演の『トゥームレイダー2』も観ることにした。
二人ともご飯がまだだったので、パイレーツ開演前に近くのホテルのレストランに駆け込んで慌ててカレーを食べた(笑)←一番早くできるものだったから。
総制作費○○億!とか○○万人動員!とか言われてもいまいちピンと来ないくせに、「映画って贅沢だなあ」と何故かしみじみ感じたのを今でも覚えてる。

学生になって愕然としたのは(駄洒落じゃない)この街に映画館がないこと。
昔はあったらしいけれど、廃れて寂れてつぶれてしまったらしい。
大型スーパーも2軒、マックも遙か遠く、ミスドも地平線の先、ファミレスもたった1軒しかなくて、ツタヤもなければブックオフも古市もないのだから、無くて当たり前なのかもしれない。
まあ、運営するにはお金かかるしね。
休日の度にみんなが映画に行く訳じゃない。

だけど、今、このときにみえるもの、きいたものってものすごく大切な栄養源になると思うのだ。
ただ単に趣味でみるだけでもいい。
携帯小説の映画化だって、コミックの実写版だっていい。
ドラマのスピンオフだって、嘘っぱちのCGだって、理由はなんでもいいのだ。
そこから、何か生まれるかもしれないのだから。
たった一度観た映画を大人になって見返すとき、それを通して自分を見つめられるんじゃないだろうか。
どんなにお馬鹿なギャグ映画だって、泣くのも飽きるような純愛ラヴストーリーだって、いつの間にか、自分の一部なんだから。

私の家は父も母も映画大好き。だけど弟が進んで映画館に行こうとしていたのを見たのは、ポケモン映画くらいだったと思う。
半分活字中毒な母の影響で半分活字中毒な私。だけど弟は絵がたくさんある方が好きみたい。
これから彼が通う大学があるところには、映画館はあるかしら?図書館は、あるかしら?ブックセンターはあるかしら?
忙しいといいながら、割と好き勝手ができる時間。
何がしたいかわからないから何でもできる無敵の時間。
自信が持てないと言う彼が、何か自分の支えを見つけられますように。
すぐ目の前に4年が迫って、そう思う。

随分話が逸れてしまったけれど、今度の20日は学校もなければバイトもない。
問題は期末テスト期間中ということだけど、レポートはなんとかできる。
試験を受けなければいけないものも、2つか3つのはず。
もし、時間が合えばあの映画観に行きたい。一番近い映画館まで1時間ほど。
ただ、15指定だから電車の時間があるかどうかは心配。最終で帰ってこなきゃいけないかも。
でも時間さえ合えば、一日日常から抜け出して、一人買い物をして歩いて、ごはんを食べて、お茶して、映画で締めくくる、そんな一日を過ごしたい。

お財布と相談だ!

模擬授業

2008-01-13 00:58:34 | べんきょう
今日は噂の発表の日。琴子です。

本日は土曜日にもかかわらず、教職関係で補講と、模擬授業をしてきました。
模擬授業は今回学生のみで集まって自主的に50分の発表をするものでしたが、
率直な感想。楽しかった!

何が楽しいって、みんながおかしかったこと。
いつかも書いた教職の変な先生モリイさんがいつ観察に来るかしれないので、みんなハショるハショる(笑)←さっさと終わらせたい
みんな真面目にしないこともないけれど既に一度別授業でやっているので、そのとき話し合った注意点には気をつけていたけれど、全体的に未だかつてこのメンバーでは見たことのない妙な統一感というか、連帯感が生まれていました。
そのせいか、質問してもかなりのびのびとやってくれるし。
答える側も気楽に手を挙げられるし。

私も普段カタイイメージを持たれているということがよーくわかりました。
大抵、みんなどんなイメージかってことは大体わかるけど・・・(笑)
身の回りの例えや、わかりやすい説明のヒントとして漫画やゲーム、スポーツなどを出したのだけど、「え、それ知ってるの?!」と逆に驚かれた(苦笑)
父が割と何でも有名な漫画は買ってきて読ませてくれるし(井上雄彦とか)、ゲームは大好き(しかも雑食系になんでもプレイする)。
スポーツも今日のメンバーがほとんど所属しているサッカー(もしくはフットサル)については、憧れのあのお方(笑)と母校の活躍で好きになりました。
だけど進んでゲームの話したり、少年誌漫画を頻繁に立ち読みするじゃなし(回し読みはするけど・汗)、ましてやサッカーの熱狂的応援中の姿なんて見られたこともないから無理もないのでしょう。
昨日の教職で自己分析と題したエゴグラムでは「悩める優等生」の称号を頂いてしまったし。
「え?ええ?!」と驚く反応を見ながら「にしし。知らなかったでしょ~」と心でほくそ笑んでしまう性格の悪い子なのでした。
しかし私以外はみんな男の子だった今日の模擬授業、レクリエーションを授業でやっていたときに、自分の誕生日と欲しいものを言っていくことがあったのだけど、「金が欲しい。みんな誕生日は俺の家まで来てくれたら取りに出ます!」とか「来年は大学最後なので彼女が欲しいです!」とか随分砕けた雰囲気になってたから、いっそのこと「私も彼氏が欲しいです!」と宣伝しておくべきだったか。

人は見かけによりませんぜ?

『パプリカ』

2008-01-05 11:28:13 | みたもの・きいたこと
文学・芸術・思想・・・に触れること。琴子です。

お正月のつかの間まったり時間を利用して、隙あらばママンとチャンネル争いをしています。
実家はいろんな事情でいろんな回線が見えるので(意味なく濁しておく)映画や海外ドラマ、舞台、果てはライヴまでチャンネルを回せば見られます。
ごうごうと流れる滝のように、数時間ごとに多様な文化に触れる機会があることの贅沢さ。(もちろん選り好みしちゃうけどね・笑)
まあ今回はそんな機会についてではなく、久しぶりに批評の真似事などしてみようかと。

『パプリカ』 原作:筒井康隆 声:林原めぐみ 古谷徹 etc.

-----他人の夢に入ることのできる装置・DCミニ(?)。セラピー治療にも使うことのできるその装置はまだ試作段階であったが、何者かに盗まれてしまう。
盗まれた装置を追って、開発チームと夢探偵パプリカが動き出す。

アニメです。テレビ欄で見つけて、声優さんに林原めぐみさんが出てらしたので、見たいなあと思っていた作品。
原作を読んでいないので「DCミニ」の呼称はちょっと曖昧です。

夢、という曖昧な空間。けれど、現実との違いはどこからなのか。
他人と精神を共有することの危険と憧れ、誘惑。
現代でも「あの人になれたら」と思うことは時々あるけれど、それができるためには自分をより強く持ち、確立していなければならないのではないかと思います。
それとも、「その人」として生きるくらいの覚悟がいることなのかも。

パプリカは作中で他の人の夢に入り、その人が悩んでいるトラウマの克服への手助けを行うのだけど、結構荒療治(笑)
私も少しカウンセリングの勉強をしているけれど、「優しく、忍耐強く」の鉄則を無視した彼女のセラピー(?)は少しヒヤヒヤした。
でも夢の中というある種ナイーヴな空間で、がつんと言いたいこと、本人がしなければならないことをぶつけるパプリカは、確信を持って突き進んでいた気がする。
精神という不安定で柔らかい深層の部分だからこそ優しく触れることも必要かもしれないけれど、何も着ていない状態だからこそ本音をぶつける、本音で話せることもアリかもしれない。

開発チームの一人・敦子はいつの間にか夢を見ることを忘れてしまう。
前の記事でも少し書いたけど、仕事とプライベートの距離感の問題は私の今考えていることだから、強く印象に残った。
何かに打ち込んでいる間はその人を強く美しく見せる時間かもしれないけれど、同時に消耗も激しい。
何か二つが重なり合うときは大きなエネルギーを要するし、発している。
この『パプリカ』では「夢と現実」、「仕事と自分」、「一つと一つ」が融け込みあうこと、絡まり合うことについて描かれているんじゃないだろうか。

私たちの日常は、ぶつかって、重なって、離れてを繰り返す