学生さんの呟き

大学に通っていての日常の出来事、感じたことなど、気ままにぼそりぼそりと。

あの日、始まり。

2008-12-21 21:21:54 | ふたり
今日は雨が降って寒いです。琴子です。

もうすぐクリスマスですが、この季節に雨ってことはまだホワイトクリスマスは望めないのかしら、とか思っております。
彼とは数奇な出会いから細々と続いて、もうすぐ半年です。
そんなこんなで、今日はファーストコンタクトをつらつら…書いてみようかと。

思い返せばまだ夏の日差しが眩しい時期に、教育実習を無事終えて私は帰ってきました。
前にも書きましたが、教育実習中にはアドバイスを貰って尊敬できる考えを持ってる人だと思っていましたし、その頃はもう毎日のメールが楽しみで、一言一言で舞い上がっていきそうなくらい夢中でした(笑)
そんなある日、ちょうどバイト先に用事ができて、朝イチでお出かけが入ったので、なんならもう意を決して会っちゃおうかと思ったのです。
我ながら過去の恋愛を振り返っても共通のある種潔い部分だと思いますが、一応ネットで知った人なので、ほんの少し不安も持っていました。
でも「お出かけの後に会おうか?」と誘ったら(彼はバイト先からほど近い場所に住んでいましたので)「試験前だけど少しなら大丈夫」、とお返事いただけました。
写メ交換もしていましたので、お互い顔も分かります。
ですが、どうせなら会うまで声は聞かないでおこうかとお楽しみ(?)要素もあったりで、とにかくドキドキでした。
まあ最近はネットで出合ってそのまま帰らぬ人になることもありますし、決めたはいいけど、人生最大の賭けだな、とも思っていました(いやマジで)

さて、当日用事を済ませて駅の改札出口で待ち合わせにしていました。
顔は分かるのですが、とりあえず確認できる距離で確認して、それっぽくても変なおっさんとか、別の集団に連れて行かれそうなら無かったことにして帰ろう、と思っていました(笑)
先に着いたのは彼で、「ベンチに座っている」とメールが来て、ベンチに座ってる男の子も見えたけど、とりあえず釣りなら帰ろうとまだ疑って遠目から観察(酷い)
数分経っても声もかけてくる人はいないし、目配せしてる怪しいおっさんもいないし(ドラマの見すぎ)、さてどうしたものかと今更緊張を取り戻した私ですが、先に痺れを切らした彼が「○○のとこいる?」とメールしてきたので、ついに観念して、ご対面となりました。

第一印象は…『もにょもにょしゃべる人』。
とどのつまりは活舌の悪い人だなあ、と思ったのを覚えています(笑)
声も思ってたより少し明るめの人だった。そんで、その辺りは行くことなくて知らないからエスコートしてくれと頼んでいたのに「どうする?」ってよく聞く人でした。『決定力のない男やなぁ』と思ったのも白状いたします。
しかし、唯一どストライクだったのが、ちょっとぽっちゃりしちゃってましたが、素敵な骨格(笑)もうばっちぐーな肩幅をしておられましたので(がっちりした人が好き)外見でそこにずきゅんときました。少々メタ坊でも気にしません。現金です。

それで行き当たりばったりデートの開始になったのですが、緊張するととても早足になる私は、スタスタ歩いて、少しゆっくり歩く彼は炎天下によたよたと私の後ろをついて来るような形でした。
初デートにしてはなかなか酷いですね。
でも恥ずかしくてなかなか顔が見えなかったのです。それでも、笑った顔がとても可愛い人だなあとキュンとしたりしました(照れ)
私は買いたいものがあったので、買い物を済ませて、そのあとお茶をしました。
そこでも私たちのその後をはっきり区切るように私は「アイスコーヒー」、彼は迷わず「アイスミルクティー」とオーダーしました。
…彼は可愛い人でした。
店員のお姉さんは私と彼とに反対に飲み物をおいてくれたので、苦笑しながら変えっこしました。

そのお店では彼が試験の参考書を持ってきていまして、私は国家試験の問題とはどんなところが違うのかパラパラとめくって見ました。しかし知らない単語や知らない問題を解いていくのが面白くて、かわいそうなことに彼をほったらかして参考書に夢中。
彼はタダでさえ口下手で(一応)女の子と初対面して緊張しているというのに、会話を振ることもままならず…。のちに「参考書が敗因だった」と振り返っています。

あの時の喫茶店のオーダーと、二人で歩くスピードが現在の私たちをそのまま表していると言って過言ではないです。今日デートで飲んだジュースも私がホットコーヒーで彼がグレープフルーツジュースでした(笑)
彼は私のどこが気に入ってくれているのかよくわからないけど、でもまだ、続いてるんですよ。

今年は初めて彼と一緒のクリスマス。