
以前から自分でS字を作りたいと思っていたのだが、やっとそれなりの形を作ることができた。
名前はまだ決まっていない。名前を付けるというのもなかなか恥ずかしいものがあって、かっこ悪いだとかダサいだとか言われたくないので、なかなか良い名前が浮かばないのだ。
それはともかくとして、今回のS字ルアーは先程書いたとおり、それなりのシェイプに形成することができた。このブログを読んでくださっている方はご承知かと思うが、この前作の自作S字はもっと平べったくて、お世辞にも魚らしい形をしていなかったのだ。つまりはルアーらしい形がやっと作れたということである。

やってて思うのだが、小刀一本で形成するのは結構大変な作業である。半日以上丹念に削り続けてやっとこの形ができたのだが、そういう作業量的な面ももちろんのこと、曲線を出すなどの技術の面も大変なのである。それに最初から頭の中で思い浮かべながらやってしまうと失敗をしてしまう。ワタシはそういった経験を何回もしているので、今回は事前に紙に絵を描いて、それを貼りつけて作業することにした。そうすることにより、より具体的な形というものが見えてきて思う形が作りやすかったように思う。
肝心の動きであるが、先日水辺で泳がしたところちゃんとS字に泳いでいた。こだわりのスローシンキングにしているため、バスにルアーをプレゼンテーションする時間も長く、またゆっくりと巻いたり、素早く巻けたりもできる。まぁ自分としては動きに関しては、8割方成功したように思っている。泳ぎだけの面ならば、某ウッド系S字に負けていないだろう。ここだけの話、実はS字というのは意外に簡単に作れてしまうのだ。要はそれなりの形をそれなりに沈めればS字というのはできてしまうということ。本当、ここだけの話であるが、S字というものを難しいものと特別に考えてしまっては、骨折り損のような気がしている。

あと、最近気づいてしまったのだが、世の中の既製品S字は大体、ラインアイを横に付けている。お手持ちのS字ルアーを見ていただければ分かると思うのだが、おそらく上の写真のように付けられているだろうと思う。かといって、経験上、縦に付けてもS字になることは変わりないのだが、これって何か意味があるのかと個人的に非常に興味を持ってしまった。今回の作品はこのことを発見したため横に付けている。
さて、このルアーが自己記録の魚をワタシにもたらしてくれるだろうか…?
ご覧いただきありがとうございました。
明日もビガワン。