愛する犬と暮らす風景

70歳を過ぎていまだ現役を貫きつつ、愛犬と暮らす幸せな日々の軌跡。

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ようやく出逢えた恋なのに

2018-01-12 23:27:35 | ルイとの日々

■ ルイのお嫁さんになってほしい!
 ルイにも大好きな彼女がいる。そろそろ3年越しくらいのおつきあいになるだろうか。
 朝、散歩時間が重なるので会えるご近所のチコちゃんである。チコちゃんは、写真のとおり美形のコーギーである。同じ犬種だからというわけではないだろうが、ふたりは仲良しである。相思相愛だろう。

 コーギーなのにチコちゃんには立派な尻尾がある。これがまたかわいい。ルイにはないこの尻尾をいつも触らせてもらってきた。
 ルイと仲がいいから、もし、お嫁さんに迎えられたらいいなぁ、などとできもしない夢想を何度となく描いてきた。半年ほど前からチコちゃんの下半身はきかなくなってしまったが、それでもかまわないと思っていた。

 年齢はルイよりチコちゃんのほうが少し年上らしい。正確な年齢がわからないのは、チコちゃんは保護犬で、縁あってご近所の子になったからである。たぶん、パピーミル(子犬工場)で繁殖犬としてひたすら子犬を産まされ、あげくに捨てられた子らしかった。

■ チコちゃんに会えるなら
 元々の性格もよかった子なのでおっとりしていたが、可愛がられた経験がないので、最初は人間に愛されるとはどういうことが理解できずにいた。しかし、やさしいご家族がそろったおうちに引き取られ、愛情いっぱいに過ごしてきたのですぐに反応も変わった。

 チコちゃんのおかげで、チコちゃんのママとも仲良しになれた。ぼくと同世代のこの山ガールさんは、アグレッシブだし、近所のわんこ仲間たちから愛されるやさしく素敵な女性である。
 不幸な生い立ちのチコちゃんだが、晩年はやさしいママにめぐりあえてよかったと思っていた。ルイもチコちゃんのママが大好きで、遠くに見つけただけで全力でぼくを引きずっていく。

 最近のルイは朝の散歩に積極的ではない。寒さのせいか、6歳半の年齢のせいか、それとも性格がズボラなのか?
 「さあ、チコちゃんに会いにいこう!」
 最近では、そういって毎朝ルイを散歩に追い立てて出かけている。
 6時ごろだから夜明け前の町はまだ暗い。場所によっては街灯の灯りも乏しくなって人影が見えないこともある。それまでフラフラついてきたルイが顔を上げて、引っ張り出すとまちがいなくチコちゃんたちがいる。


■ もう会えないかもしれないなんて
 昨日、年明けではじめてチコちゃんたちに会った。
 下半身がきかなくっているチコちゃんはペットバギーで散歩に出てくる。そして、コンビニ前の100メートルほどを、後ろ肢をママに支えられ、前肢だけで歩いて散歩を終えている。家ではママにマッサージをしてもらっているそうだ。

 2週間ぶりで会ったチコちゃんだったが、ママさんから聞かされた近況は実にショックだった。
 チコちゃんが、ガンだというのである。前日まで入院していて胆のうガンだとわかったそうだ。余命はひと月しかない。
 「ルイちゃん、もう会えないかもしれない」というママさんの言葉が胸に突き刺さる。わが家も6年前のちょうどいまごろにシェラをガンで亡くしているからなおさら辛い。

 ママさんの辛く、悲しい話を聞きながら、ぼくはいつもと変わらずパギーに座っているチコちゃんの頭をずっと撫でていた。
 この日、チコちゃんは何度かぼくの手のひらに自分の頭をそっとこすりつけてくれた。いつもは撫でさせてくれるだけなのに、この日はまるで「さよなら」を告げるかのように頭を預けてくれたのである。
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冬の暗い朝はあぶないからね

2017-11-14 21:47:38 | ルイとの日々


 前日が寝不足だったので早々とベッドに入り、今朝は早く目が覚めた。おかげでいつもよりほんの少し早く30分間のルイの散歩に出かけることができた。
 このところ日の出がどんどん遅くなっている。おかげで、5時半すぎの世間はまだ暗い。あぶないので今季はじめて、ルイに夜間散歩用の「トラックジャケット」を着せた。

 メーカーのモンベルのウェブサイトによると、「夜間散歩や、暗い場所でも犬の位置が確認しやすいジャケットです。視認性の高いオレンジカラーで、胴の左右には反射素材を採用しています。腹の部分は伸縮性のあるメッシュを使い、優れたフィット感を実現。生地には撥水加工を施しています。ビーコンを取り付けられるループ付き」という。

 むろん、オプションのビーコンを両脇に2個つけている。モンベルだから登山用の本格的なビーコンである。きっと視認性も高いはずだ。点滅モードも3パターンが選べる。
 ぼくも6月にアマゾンで買った「セフティーベスト」をはじめて着て出かけた。高齢者の自覚は希薄でも、自分が若いときに比べてコンマ何秒か反応が鈍くなっている実感があるからだ。とっさの動きに自信を持てないので購入してあった。

 最近のクルマの運転も慎重になった。高速道では意識して法定速度で走る。一般道でも目の前の信号が黄色になれば、アクセルを踏み込むのではなく、原則としてブレーキに右足を移す。よけいな神経をつかわず、結果的に疲れない走りにかえている。
 歩いているときも安全を心がければ疲れずにすむ。なにが怖いって、まだ薄明の朝のわんこ散歩である。用心するにこしたことはない。

 ところで、ぼく用のセフティーベストは、アマゾンの注文履歴によると979円だった。クルマに載せていたのを、今朝、散歩前に取り出して着てみた。反射テープがついているから少し安心できる。
 ルイのトラックジャケットは4,900円、おまけにビーコンがひとつ2,100円を2個。消費税を加えるとほぼ1万円になる。勢いで買ってしまったが、明らかにルイのほうが10倍高いってわけだ。

 とはいえ、ルイがほしがったわけではない。ぼくの自己満足である。
 歳をとってからの子は、犬であっても甘くなる。安全にはかえられないから、ま、いいじゃないかと思う。
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テントの中に泥足のままのルイがいた

2017-10-13 20:24:12 | ルイとの日々

■ テントのポールが怖いルイ
 9日の「体育の日」がらみの三連休を、今月もキャンプにいってきた。ぼくの唯一の趣味のキャンプなのだし、ルイはもう6年も親しんでいるに、子犬のころからどうしてもなじめないことがある。テント類を設営するとき、そして、撤収するときである。

 いちばん嫌いなのが、アルミのポール(柱)の動きらしい。次がテントの幕体である。テントの設営あるいは撤収がはじまると、突然、激しく吠え出す。むろん、リードはつけてあるが、ポールをかじり、幕体にも突っかかっていく。油断したために破かれてしまったテントだってあるくらいだ。やっぱりオスのわんこはきついなんていってられない。

 子犬のころは、こうした作業が見えない場所に連れていって繋いでおけば静かにしていた。だが、最近では、われわれが何をやっているかわかっているから見えようが見えまいが激しく吠えている。周囲にも迷惑だし、ルイ自身だってヘロヘロに吠え疲れてしまう。

 設営と撤収は、たいてい、クルマのすぐ脇でおこなう。クルマの中にはルイのケージが入っている。ここへ入れてしまえばしめたもので、たちまちおとなしくなる。すぐ横で設営作業をしようが、撤収のためにテント類をバラしてたたもうが「キャン」とも吠えない。先住犬のシェラやムギにはなかったルイだけの困った癖である。

 キャンプ場へ着いたときでもルイはシェラやムギのようには喜びを示さない。それよりも、まもなくはじまる設営作業に身がまえる。
その点、女の子たちはかわいかった。シェラは座っていたクルマの後部座席から下ろしてやるとすぐにサイトにゴロンして首をなすりつけて喜ぶ。そんな姿のシェラを見て、一緒に降りたムギも興奮し、吠えながらまわりを駆けまわる。どちらもが、「キャンプへ連れてきてもらってうれしい」といっているのが伝わってきたものだ。

ぼくが設営している間、女房が、うれしそうにしているふたりを連れ場内を散歩してくる。いつも顔が笑っていた。
 ルイもクルマからキャンプ道具を下ろすまでは下の写真のようにうれしそうなのだが、設営がはじまりそうになると表情が一変して全身で身がまえる。むろん、たちまち車内のケージ送りとなる。



■ キャンプをいちばん楽しんでくれたムギ
 もっとも、シェラやムギは、キャンプ場到着直後の散歩から帰ってきてからが厄介だった。テントの設営でぼくがもたついていると、シェラは、「早くテントを建ててよ」と吠えて催促する。早くテントに入りたいからだ。
シェラに急かされ、ようやく建てたばかりで最終的な位置さえ決めていないテントの中へシェラは強引に入り込んでしまう。
 おかげで設営中のテントを風で飛ばされる失態はしなくなったが、微妙な移動さえ大変である。「シェラちゃん、ちょっとどいてくれよ」と頼んでも決して出てこないでまったりしている。

 キャンプを楽しんでくれたという意味では、シェラ以上にムギは、ルイも含めた三頭の中で抜きん出ていた。いつもはシェラのかたわらから決して離れようとしないのに、キャンプだとテントの中のシェラを放って自立する。しかも、写真のように上(前)半身だけ外に出してずっと見張り番をしてくれた。しかも、いきいきとして。


 ムギ(のお尻)が見えないときは、呼べば慌ててテントに戻ってくる。たぶん、近くへおしっこにでもいっていたのだろう。そんな子だった。

 キャンプはムギにとってコーギーの本能を少しは満たしてくれる場だったのだろう。ふだんから、家でも玄関の扉の前で見張りをするので、ムギの定位置の壁には汚れが残っったままである。いまもムギがそこにいると信じて汚れを拭き取らず、そのままにしてあるからだ。同じコーギーのルイも玄関の前で見張りに立つがムギほどではない。

 キャンプだと、まるでムギが憑依したかと思える姿でテントから半身だけ出して見張りをやってくれるルイではあるが、ムギのように楽し気ではない。
 じつまらないのか。キャンプが嫌いなのかというと、そうでもないらしい。家でキャンプ支度がはじまると興奮している。だからやっぱりキャンプが好きなのかもしれない。よくわからない子である。

■ そこはオレが寝る場所だ!
 夜、テントの寝室の部分に潜り込むと、キャンプ慣れしたシェラやムギは下の写真のようにわれわれのシュラフにくるまって熟睡していた。むろん、シュラフを取り上げ、彼女たちのベッドに追い立てる。




 わんこたちのテントの中での寝る場所は一定ではなく、一晩中、動いているのがわかる。寒ければ、ムギは女房のシュラフに潜り込んで一緒に寝ている。シェラはたいてい、ぼくらの足元にいた。

 ルイはといえば、最近は一緒に寝るのががうれしくて、寝る前にテントの中でひと暴れするので往生する。さらに、油断をすると、夜中、テントから脱走してしまう。
 ぼくらが寝静まったころ、テントのファスナーを鼻先で開いて外へ出ていってしまうのである。去年から今年にかけての年越しキャンプでは、真夜中、いつの間にか脱走して隣のF家のテントに入り込もうとしていた。
 逃げ出すと走りまわって容易に捕まえられないので、まずは逃がさないようにしなくてはならない。テントの出入り口のファスナーの前に荷物を置いて開けられないようしておくわけだ。

 ルイは脱走癖があるから寝る直前にテントの中に入れることになる。ビニールのバケツに水を汲んできて雑巾を濡らし、ルイの足から身体を拭いてからテントの寝室に入れてやる。
 ところが、今回のキャンプでは、気がつくともうテントの中でルイが寝ていた。しかも、ぼくのシュラフの上で熟睡しているではないか。

 足も身体も拭いてないからマットやシュラフは砂だらけだった。むろん、ぼくはそこで寝たわけだ。ちょっと身体を動かすと足にルイが持ち込んだ砂や泥がまとわりついた。
 でも、朝までぼくに背中を密着させて寝ていたから、まあ、カンベンしてやろう。
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遊び過ぎてさすがに疲れたぜ

2017-09-28 21:14:00 | ルイとの日々
■ 食欲が落ちたらしいけど
 このところ、朝のルイは食欲を失っている。原因は、もっとおいしいご飯がほしいからか、歳のせいだからなのか、それとも、疲れがたまっているからか?
 もしかすると、全部が原因かもしれない。
 
 ルイのご飯は獣医さんから推薦されたドライフードである。どこにでも置いてあるわけではないので、毎回、インターネットで取り寄せている。
 ドライフードだけでは、あまりにも無味乾燥でかわいそうだというので、女房は、毎回、においづけのようにふりかけやそぼろのような別のフードを混ぜている。

 最近、においづけ代わりにチーズをやってしまったという。それからというもの、朝の食べが悪くなった。ふりかけだけを食べてドライフードを食べようとしない。 
 小言をいいながら、女房はふりかけをもう一度まぶし、ドライフードを手で食べさせている。「甘やかすな。一食や二食抜いても死なねえよ」といってもやめない。「これだけデブなんだから心配するな」といってもいうことをきかない。ルイは明らかに「もっとうまいもんがあるだろう」という顔をしている。


■ ドライブはどちらも疲れる
 そうやってようやく食べさせてもドライフードが食器の中に残っている。それ以上は食べないからだ。これは6歳という年齢のせいかもしれない。デブだからちょうどいい。どこかが悪いという兆候はない。
 エサの食べが悪くても、毎朝、会社へ出かけるぼくに相変わらず「遊ぼうぜ!」光線を浴びせかけてくる。
 
 ルイにも疲れがある。毎週末、ドライブにつきあわせているからだ。クルマではケージに入れているが、ドライブ中はたいてい起きている。しかも、行き先が山道やらアップダウンの激しい曲がりくねった道が少なくない。ルイはケージの中でカーブ毎に右に左に踏ん張りとおしているそうだ。かなり疲れて当然だろう。
 
 今月だけでも週末の休みはけっこう遠出していた。ハードなルートもあった。運転するぼくも疲れるが、それにつきあうルイも楽じゃない。週の前半は、昼間、死んだように寝ていたらしい。
週明けは、ぼくも会社でヘロヘロなので、月曜日や火曜日はなるべく予定を入れないできた。水曜日あたりから復活して、週末がピークになるように調整する。そして、遊ぶ。


■ ひたすらもう太らないように
 敬老の日がらみの連休は長野の戸隠へ出かけた。15日の金曜日に休暇を取り、18日までキャンプの予定だったが、列島をうかがう台風のおかげで一泊で帰ってきた。
 片道300キロを2日続けて運転したぼくはバテバテになった。つきあわされたルイもたまったものじゃなかったろう。
 翌週の23日の土曜日は墓参りで御殿場まで走った。翌日は友人の家族と山中湖で合流して遊んだ。むろん、ルイも一緒である。

 ぼくもルイもバテた。ルイは食欲をなくした。やっぱり疲れたのだろう。
ぼくのほうは、幸い変わりがない。仕事上のストレスだってあって当然ながら自覚がない。ストレスを生じるとどうなるのかよくわからないのだ。インフルエンザで高熱が出ても食欲が落ちないような人間である。もちろん、70余年の人生に食欲が落ちた記憶がない。
 もしかしたら、去年のいまごろ、やたらステーキが食べたくなっ
たのがストレスだったのかもしれない。もちろん、せっせと食べた。

 いずれにせよ、ぼくもルイも何があろうと体重が落ちないのが厄介だ。むしろ、これ以上太らないようにと、それだけを心がけている。
ルイが太ると重くなってしまう。ぼくがこれ以上太ると着るスーツがなくなって出費が増える。現状維持こそがぎりぎりの妥協なのである。

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わんこのように純な心で

2017-09-01 22:21:45 | ルイとの日々

■ 筋金入りのチキンハート
 怒涛のような1年だった。といってもルイには直接関係がない。ルイのとうちゃんに余裕がなくなってしばらく放っておかれたけど。
 去年の今日、勤めている会社の代表になった。就任までひと月を切ってのオーナーからの指名だった。予期していなかっただけに慌てた。最初の半年ほどは仕事のことばかり考えていて気持ちの余裕が持てなかった。もちろん、いまも余裕はないのだが、少し慣れてきて「社長を演じる」のが楽しめるようになっている。
 
 春までは、会社で疲労困憊となり、夜、家に戻ってからはルイと遊ぶどころではなかった。朝の散歩以外放っているのに気づき、これはいかんと、少し前からルイには意識的に声をかけてやり、スキンシップも再開した。
 だが、当のルイは迷惑らしい。放っておかれたのに慣れてしまい、かえってそのほうが心地よかったのか、かまってやってもあからさまに「放っておいてくれ」という態度でいる。目があったとき、「こい!」といっても知らん顔だ。

 先代のシェラやムギに「こい」といえば、迷惑そうではあったが、しぶしぶやってきて、「なんの用かしら?」といわんばかりの顔をする。「チュッチュは?」というと、「やっぱりそれなのね」とおざなりのキスをしてさっさと離れていった。
 それでもシェラのキスには愛情があった。ムギのキスには報恩があった。ルイは無視である。
 
 キスを嫌がるくせに、ルイはしじゅうぼくの足元に転がっている。
 女房は、「ボスに守ってもらおうとしているのね」というが、もしかしたら、逆にボスたるぼくを守っているつもりなのかもしれない。しかもポーズである。守っているのを演じているだけの……。
 夕方、ぼくの帰りを玄関で待つルイは、ドアの鍵を開ける音で奥のリビングへ逃げていく。逃げ遅れて、ドアを開けたぼくと目があっても逃げていく。それほどのチキンハートなのである。


■ 演じるのも楽じゃない
 弱虫わんこながら、本能にはあらがえないらしく、番犬を演じようとするのは同じコーギーのムギがそうだった。いつも玄関の内側で番犬をやっていた。
 キャンプへ出かければ、リビング用のシェルターの裾から上半身を外へ出して見張っているのである。シェルターを使っていないキャンプでは、タープの外で見張っている。これは最初の写真のようにルイも同じだ。
 ただ、ムギはうれしそうに番犬をやっていたが、ルイはオス犬のくせにあきらかに緊張している。チキンだからしかたない。

 ルイを非難してばかりいられない。
 社長室のデスクに座り、社長を演じながら、いまのオレはムギかな? それともルイだろうか? と思うことがある。これまでの1年間はきっとルイのように緊張していただろう。しかし、これからは、ムギのように楽しそうに社長業を演じたいものだ。
 幸い全社挙げての苦労が実って6月決算は思いもよらない大幅な利益を計上した。この上げ潮に乗らない手はない。

 だからといって慢心はすまい。これからもわんこたちのように裏表なく素朴に、そして清廉に生きていきたい。何よりも、恩に対して裏切りで報いるような下衆には成り下がるまいとあらためて思う。
 つい最近も、自らが苦境のときにすくい上げ、引き立ててくれた恩人を陥れようと画策した人間をまのあたりにした。天網恢々疎にして漏らさず。悪行はたちまち露見して自滅していった。だが本人は自分のやった行為の醜悪ぶりに気づいていない。憐れだ。

 こちらはせっかく天がくれた僥倖である。思い上がらず、裏切らず、正々堂々と生き、胸を張って職務をまっとうしたい。純な心をあまねく持ったわんこたちに恥じないように。 
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