先日の前橋~プチステージでのハワイアンナイト/プチステージ~ライブ会場に行く前、企画してくださった、三ッ葉楽器の大澤社長と若殿が、前橋駅まで直々に迎えに来てくださいました。。
そして....ウクレレを弾き始めてだいぶ経ちますが、初めての!!三ッ葉楽器さん訪問。
この日はお盆で、工場はお休み。
「またラインが動いている時にもいらしてください」
とおっしゃっていただきましたが....このお盆の、静まり返った工場が....なんとも趣き深く、静かな感動を呼ぶ結果に。。。
云わずと知れた、日本が誇る名ウクレレブランド、キワヤ商会さんの~フェイマス。
この、フェイマスウクレレ....おそらく、日本で最も愛用者の多いウクレレでしょう。
このフェイマスシリーズを量産/製造されているのが、群馬は前橋にある、この「三ッ葉楽器」さんなのであります。。。
http://www.mituba-kk.com/
この日は、後がつかえているので、短い時間での滞在となりましたが....貴重なお話もたくさんきかせていただきながら、とても中身の濃い、すっかり長居したような感覚になるほどの時間を過ごさせていただきました☆
50年代のハワイアンブーム。
木琴制作からウクレレの製作に移行、ブームの一端をキワヤさん、そして、当時数多く存在したと云われるウクレレブランドと共に華々しく飾った時代。。。
ビートルズやGS、エレキギター/ロックミュージックの台頭により、急速にウクレレブームが陰りを見せ始めた60年代。
他のメーカーは次々に製造ラインを手放してゆきます。
この後訪れる、ウクレレ冬の時代。
このとき、日本でウクレレを製作し続けたのは、この三ッ葉楽器さん、ただひとつだったそうです。。
月に10数本だったといわれる出荷数のために、なぜ製造を続けたのですか?との問いに....
「キワヤさんの岡本会長からのメッセージもあり、いまここでラインをストップしたら、日本のウクレレは無くなってしまう、という使命感がありました」
当時、家具部門での収益があったため、手放さずにすんだ、という事情もあったそうです。
この、はや60年にも及ぶウクレレ製造の歴史。
常に庶民間感覚でリーズナブルな価格設定、そして、価格を遥かに上回る品質。。。
こちらは長年使い続けた、ラウンドバックをプレスする、たいやき機のような仕組みの装置。
この金型を、いったい何人の職人さんたちが握り、使い続けて来たことでしょう。。。
ウクレレはハワイの楽器だと思って居りました。
いや。
確かにハワイからやって来たかもしれない。
でも、ここで見た光景は、まさしく「日本のウクレレ」そのもの。
独自の技術とアイデアで、高い品質を保持し続けて来た、正真正銘の「メイド・イン・ジャパン」なのです。
塗装を終えて乾かしている状態の、フェイマス~FSたち。
長い歴史が刻まれた工場の中には....至る所にここで働いた職人さんたちの面影が、揺れているようでした。
歴史、だけは、お金では買えません。
その長い歴史の中で、少しずつ積み上げられて来たアイデアと技術。
そして、量産体制があるからこそ、押さえることが出来る価格。
あのフェイマスを越えるウクレレが出てこない理由を、訪問して初めて、実感として感じ取ることができたような気がいたします。
そしてこの、庶民感覚とでも云うべきフィーリング。。。
なんだか暫く忘れて居た、ウクレレ、という楽器そのものが持つ「魔法」、の、まさにその秘密を改めて感じ取ることが出来たようなひとときでした。
みんなで気軽に手に取って、ポロン。
子供たちも一緒になって、ぐるぐる、ポロロン。
どんな楽器より身近なこのウクレレの魅力は、ここで作られた楽器たちに集約されているような気がします。
どんどん高級化のすすむブランドウクレレたち。
個人ビルダーのウクレレもユニークで、高品質だけれど、費用対効果でどうしても一定以下には下げられない価格事情もあります。
しかし、手のひらサイズの幸せを実感することが出来、そして、いままで音楽に触れてくることがなかった人たちを虜にするのは、やはり、この「メイド・イン・ジャパン~フェイマス~三ッ葉」のウクレレ、ではないでしょうか。。。
いままでも、きっと、これからも。
前橋では、この三ッ葉さんのコミュニティを真ん中にして、子供たちにウクレレと遊ぶ時間を提案する「みちくさkids」、訪問した、プチステージ片野さんと大澤社長が企画するハワイアンナイト、そして、とても盛んなフラの集い、と、どこか、同じ目線と同じ距離感で集える、コミュニティが充実しているような印象を受けました。。。
ウクレレを楽しむことの原点と、アタシも何度も体験して来た、ウクレレマジック、が生き続けている街。
そうか。
みちくさの子供たちはこんな素敵な環境で音楽に接して来たのか。。。
キャナさんやゼロちゃんは、こんな素敵な人たちに囲まれて、のびのびと、自由な発想で活動して来たのか。。。
あらゆる面における、ウクレレのハイテク化?に少々戸惑いを感じながら活動していたどぶゆきですが....この日、心の中で再び「ウクレレ」というキーワードに、灯がともった、そんな心境なのです。。。
みなさん、一度、この歴史を目撃することをおすすめいたします☆
ハワイはハワイで素晴らしい。
コアロハや、カマカのファクトリー見学も、それは素晴らしいはず。
でも、日本にも、こんなに素晴らしく独自のスタイルを持った、ウクレレがあるのです。。。
負けてないぞ、日本!
トップの写真は....歴史を彩って来た数々のウクレレたちと、大澤社長。。。
また必ず訪問してみたい。
そうですね、今度は是非、工場が稼働している時に!!
いろいろとありがとうございました、今後ともよろしくお願いいたします☆
そして....ウクレレを弾き始めてだいぶ経ちますが、初めての!!三ッ葉楽器さん訪問。
この日はお盆で、工場はお休み。
「またラインが動いている時にもいらしてください」
とおっしゃっていただきましたが....このお盆の、静まり返った工場が....なんとも趣き深く、静かな感動を呼ぶ結果に。。。
云わずと知れた、日本が誇る名ウクレレブランド、キワヤ商会さんの~フェイマス。
この、フェイマスウクレレ....おそらく、日本で最も愛用者の多いウクレレでしょう。
このフェイマスシリーズを量産/製造されているのが、群馬は前橋にある、この「三ッ葉楽器」さんなのであります。。。
http://www.mituba-kk.com/
この日は、後がつかえているので、短い時間での滞在となりましたが....貴重なお話もたくさんきかせていただきながら、とても中身の濃い、すっかり長居したような感覚になるほどの時間を過ごさせていただきました☆
50年代のハワイアンブーム。
木琴制作からウクレレの製作に移行、ブームの一端をキワヤさん、そして、当時数多く存在したと云われるウクレレブランドと共に華々しく飾った時代。。。
ビートルズやGS、エレキギター/ロックミュージックの台頭により、急速にウクレレブームが陰りを見せ始めた60年代。
他のメーカーは次々に製造ラインを手放してゆきます。
この後訪れる、ウクレレ冬の時代。
このとき、日本でウクレレを製作し続けたのは、この三ッ葉楽器さん、ただひとつだったそうです。。
月に10数本だったといわれる出荷数のために、なぜ製造を続けたのですか?との問いに....
「キワヤさんの岡本会長からのメッセージもあり、いまここでラインをストップしたら、日本のウクレレは無くなってしまう、という使命感がありました」
当時、家具部門での収益があったため、手放さずにすんだ、という事情もあったそうです。
この、はや60年にも及ぶウクレレ製造の歴史。
常に庶民間感覚でリーズナブルな価格設定、そして、価格を遥かに上回る品質。。。
こちらは長年使い続けた、ラウンドバックをプレスする、たいやき機のような仕組みの装置。
この金型を、いったい何人の職人さんたちが握り、使い続けて来たことでしょう。。。
ウクレレはハワイの楽器だと思って居りました。
いや。
確かにハワイからやって来たかもしれない。
でも、ここで見た光景は、まさしく「日本のウクレレ」そのもの。
独自の技術とアイデアで、高い品質を保持し続けて来た、正真正銘の「メイド・イン・ジャパン」なのです。
塗装を終えて乾かしている状態の、フェイマス~FSたち。
長い歴史が刻まれた工場の中には....至る所にここで働いた職人さんたちの面影が、揺れているようでした。
歴史、だけは、お金では買えません。
その長い歴史の中で、少しずつ積み上げられて来たアイデアと技術。
そして、量産体制があるからこそ、押さえることが出来る価格。
あのフェイマスを越えるウクレレが出てこない理由を、訪問して初めて、実感として感じ取ることができたような気がいたします。
そしてこの、庶民感覚とでも云うべきフィーリング。。。
なんだか暫く忘れて居た、ウクレレ、という楽器そのものが持つ「魔法」、の、まさにその秘密を改めて感じ取ることが出来たようなひとときでした。
みんなで気軽に手に取って、ポロン。
子供たちも一緒になって、ぐるぐる、ポロロン。
どんな楽器より身近なこのウクレレの魅力は、ここで作られた楽器たちに集約されているような気がします。
どんどん高級化のすすむブランドウクレレたち。
個人ビルダーのウクレレもユニークで、高品質だけれど、費用対効果でどうしても一定以下には下げられない価格事情もあります。
しかし、手のひらサイズの幸せを実感することが出来、そして、いままで音楽に触れてくることがなかった人たちを虜にするのは、やはり、この「メイド・イン・ジャパン~フェイマス~三ッ葉」のウクレレ、ではないでしょうか。。。
いままでも、きっと、これからも。
前橋では、この三ッ葉さんのコミュニティを真ん中にして、子供たちにウクレレと遊ぶ時間を提案する「みちくさkids」、訪問した、プチステージ片野さんと大澤社長が企画するハワイアンナイト、そして、とても盛んなフラの集い、と、どこか、同じ目線と同じ距離感で集える、コミュニティが充実しているような印象を受けました。。。
ウクレレを楽しむことの原点と、アタシも何度も体験して来た、ウクレレマジック、が生き続けている街。
そうか。
みちくさの子供たちはこんな素敵な環境で音楽に接して来たのか。。。
キャナさんやゼロちゃんは、こんな素敵な人たちに囲まれて、のびのびと、自由な発想で活動して来たのか。。。
あらゆる面における、ウクレレのハイテク化?に少々戸惑いを感じながら活動していたどぶゆきですが....この日、心の中で再び「ウクレレ」というキーワードに、灯がともった、そんな心境なのです。。。
みなさん、一度、この歴史を目撃することをおすすめいたします☆
ハワイはハワイで素晴らしい。
コアロハや、カマカのファクトリー見学も、それは素晴らしいはず。
でも、日本にも、こんなに素晴らしく独自のスタイルを持った、ウクレレがあるのです。。。
負けてないぞ、日本!
トップの写真は....歴史を彩って来た数々のウクレレたちと、大澤社長。。。
また必ず訪問してみたい。
そうですね、今度は是非、工場が稼働している時に!!
いろいろとありがとうございました、今後ともよろしくお願いいたします☆
みちくさの子たちにもたまにお手紙を書いてもらうんですが、
「しゃちょうさん、やすくしてくれてありがとう」
この環境が当たり前でないことを、あたしもしっかり肝に銘じ、子どもたちにも伝えていきたいと思います。
この言葉にただならぬ反応をみせるワタシです(笑)
技術とプライド、繋げて行く意思。
ほんとうに感謝ですね。
工場見学したいなあ
僕もフェイマスのソプラノに一番お世話になりました。
自分も工業人だけど、繰り返す改善と
地味に続ける事のできる
偉大な日本人の魂・・・
我ら日本人は世界で一番のものづくりの
国だと思います。
うんうん、キャナさんたちはとっても素敵な環境で音楽してるんだよ、でもね、それは、キャナさんたちが頑張ってるからこそ、返ってくるもの。。。
いやー、輝いてる、みんな、輝いてるよ!!
manoさん☆
そうだよね、本当に、この国は、素晴らしい。。
とにかくこの品質。
民族性もあるのよね。
箱庭文化というか....細やかのものを作る、この分野は、絶対負けない!
応援しなくちゃ!
田路さん!!☆
コメントありがとう&2度目の関西優勝、おめでとうございます!!
本当に、あの、フェイマスFSって....。
あの楽器こそが、皆をウクレレの虜に、してきたんですよね。
せいいちさん☆
そうですね、ここで働いている、ウクレレプレーヤーのゼロちゃんがいってました。
量産の行程は「ひたすら」。
そして「ひたむき」にお客さんに価格以上の品質を提供すること、だと。
ほんとう、安くいいものを提供してくれたおかげで、あの頃にウクレレを始められて好きになったのだったと思い出します。
見えないところにも、感謝感謝ですね。
読んでいて、とっても気持ちがほっこり温かくなりました。
コメントありがとう☆
ほんとうにね、アタシも同じような感じ持ってたかもって思うよ。
ここで生まれたんですね~
いつか行ってみたいです。
ファーストとか言ってHi-G用のFS-5と
Low-G用のミニテナーしか持ってないんだけれど。
でもキヨシ先生にもよく鳴ってるよ!って
言われているFS-5ちゃんです。
FS。
アキオ楽器のアキオさんが、あの辛口のアキオさんが、下手なもん売るなら、フェイマスのがずっといい!
って。