
...今年は本当に長い間、桜を観ることができました☆
東北でも、もうソメイヨシノは終わっているし、ちょうど八重が満開を過ぎた頃、だったのですが...今回はとても貴重な桜に出会うことができました...☆
"亀ヶ森の一本桜"
宮古の山の中〜田代地区のさらに奥に亀ヶ森という牧草地があります。ここに一本のおおきな桜があるのです。
オオヤマザクラ...または蝦夷山桜、というのだそうですが、ソメイヨシノなんかに比べると色が濃く、ほんとうに桜色、きれいなピンクの花をつけるのです。ここは標高800メートルほどの場所らしく、冬はかなり雪が降るのだとか。。。
そんな風雪に耐え、支柱もなしにおおきな枝を広げることでも有名なオオザクラなのだそうです。。。
ちょうど先週の火曜あたりに満開だったそうで...浄土ヶ浜での出演後、雨模様になっていまったのでそれでは、と、田老児童館から田代児童館に転勤となったあけみせんせが案内してくれたのでした。。。
「もう散ってるよ、たぶん...」
「いや...満開が火曜あたりだとしたら、きっとまだ咲いてます!」
と、半ば強引に⁉︎咲いてるアピールをして(苦笑)、片道一時間くらいかかる道のりを連れていっていただいたのでした(^-^)💦
だってそんな桜のお話を聞いたら、そりゃ観たくなるでしょう?
カメラのキムキムがハンドルを握ってくれて、細い山道をずんずん、ずんずん、進みます。
「まだ半分くらいですよ」
いや、大分走ったよね💦
霧の中で車を停めて、草っ原を降りてゆくと...
広い原っぱの片隅に、ぽつんと、一本のおおきな桜。
あいにくのお天気ではありましたが...これまた滅多に観ることのできないような、幻想的な佇まい...それはそれは息を呑むほどの美しさでした!
この冬の雪の重みで、枝が下がってしまっていましたが...却ってそれも味わい深い姿にみえて。。。
すっかり心奪われてしまいました。
強まっていた雨足でびしょぬれだし、寒いし💦だったのですが...ときを忘れて魅入ってしまう。。。
南阿蘇の"一心行の大桜"といい、この亀ヶ森の一本桜といい...ここのところ、素晴らしい桜の名木に出会うことができて...たくさんのインスピレーションもいただいて。。
ここはかなり山深いのと、そもそも遠い宮古の地、そのさらに山奥ですから、人影もほとんどなく、それがまた神秘性を増幅させているようです。。。
調べてみると、とても美しく横に広がった木の姿を見つけることができるのですが...やはり、ここ数年の重たい雪質、それから急激なドカ雪が、枝を痛めているのかもしれませんね。。
ながく元気でいてください!またきっと、会いに来られますように...☆
帰りに、あけみせんせの新しい赴任地〜田代児童館で暖をとらせていただきました。
ここは昨年の台風災害で同地区内の小学校に場所をうつした児童館で、園児は5人。小学校の生徒数も、12人という、ちいさな山里の学校なのだそうです。
閉館した田老児童館から引っ越してきたピアノ。。。
...またこの、調律くるいっぱなしの音色に出会うことができたよ(^-^)♫
ほんとうに神秘だらけ、まだ見ぬ発見だらけの、東北宮古です...☆
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