つれづれ日記 

ひごろのあれこれ。

万引き家族

2020年04月05日 01時10分07秒 | 日記
ネタバレあり
東京下町、血のつながりのない家族(?)が万引きなどをして絶妙なバランスで暮らしていた。
最後には虐待されていた娘(世間的には誘拐?)の万引きのミスをかばおうとした少年(息子役)の入院から全てが世間の法に照らされ家族は崩壊。もとの木阿弥に。
父親役のリリーフランキーと母親役の安藤サクラの裸の絡み、松岡茉優の4番さんをぎゅっと抱きしめる(薄暗い中たけど)表情、忘れられない。
亡くなられた樹木希林さんの作中で死ぬ前日の砂浜で自分の足に砂をかける動き、忘れられない。
近所の駄菓子屋の柄本明さんの万引きの少年に駄菓子をあげながら妹には(万引きの御守りのサインで)やらせるな、とても忘れられない。下町もスーパーが建ち並び駄菓子屋もない。だから、そんなこと言ってくれる人も繋りもないし、そんな場面もない。そしてそのおじさんの死が少年がスーパーでの万引きに、更に少女の万引き、その失敗へとドミノ倒しに連鎖する。
疑似の?家族が花火🎆大会の音をみんなで聞いたのを忘れない。
子供の頃はみんな貧乏?で大きな花火大会も近くでしていた記憶がない、ドラゴンくらいか。
そして、少女が取り調べ?で海水浴で家族?皆でジャンプした絵を書いたのを忘れられない。
法律的にはあり得ない家族が 幸せってことを元にしたらどうなんだろう。海外でのカンヌ、パルムドール受賞だが海外の方に日本の矛盾、世間体、やるせなさ わかってもらえただろうか?
わからないけど、お金をかければいい作品が出来るわけではない、毎年やってる
上田城下町映画祭にこんな作品がふっとでてきそうな気もした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする