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D's studio

音楽と友人と家族に向けた愛のホォムペェジ

Zaurus備忘録

2009-02-07 15:10:46 | ぱそこんのこと
 国産PDAとして一時代を築いたZaurusも、昨年の暮れ、シャープが生産終了を発表しました。なにげなく検索したら、すがやみつるのコメントを発見。この人、Zaurusの本も書いてたんか・・・

 Zaurus関係のTips情報は結構、充実しています。ここでは使えるものについてタイトルと留意点のみ記載。Zaurusが飛んじゃったときに自分が役立てるための備忘録。具体的な手順はgoogleで十分探せます。なお、下記記載のものはうちの環境(SL-C1000)では、ちゃんと動いています。

○スペシャルカーネルの導入
 詳しいことはよくわからんが、Zaurusが高速化するらしい。確かに体感できるレベルで早くなった。意外に簡単にできる。

○MemoryMonitorAppletで仮想メモリ領域作成
 SDカードやCFカードに仮想メモリ領域をつくることができる。Zaurusでフリーソフトを導入するとメモリ不足で落ちることが多いが、このアプリを入れて必須。

○高速起動管理ツール PreloadMgrの導入
 アプリケーションの高速起動をする目的で導入するというよりも、勝手に高速起動の設定がされてしまったものを切ることでメモリを開放するというのが主たる目的。

○Sambaでファイル共有
 ZaurusはWindowsとUSBで接続すると外部ストレージのように扱えるが、これはZaurus側でファイルサーバー(Samba)を立ち上げることで実現している。デフォルトではインターフェースがUSBしか許可されていないが、設定次第で有線LAN、無線LANが使えるようになる。無線でファイル共有できるとかなり便利。ターミナルからの操作は慣れないので、「Sambacontroller」というアプリを入れると、GUIで設定できる。web情報では、設定ファイルのinterfaceの行に「eth0」を追記とあるが、これは有線LAN。無線LANは「wlan0」を追記しないといけない(ここで結構てまどった)。

○ブラウザ「Opera」の導入
 標準ブラウザ「NetFront」ではうまく開けないページが多いので。バージョンは7.25、7.30、7.55とあるらしいが、まともに日本語入力できるのは7.25なので注意。Opera自体がかなりメモリを食うので、仮想メモリ領域作成は必要。

○MimeTypeToolで拡張子の関連付け設定
 拡張子の関連付けの設定を行うアプリ。標準アプリ以外のエディタやプレイヤーを使う場合に重宝。

○SDカードドライバの追加
 末期のZaurusにはSDカードスロットがついているが、SDHCカードは非対応で、おまけにSDカードも1GBまでしか使えない。ところが、フリーで1GB超のSDカード用のドライバが公開されていますので、ありがたく使わせてもらっています(やはりSDHCは非対応なので注意)。

 そういうわけで、Zaurusも既に過去の機種という位置づけられそうですが、そのわりにフリーのZaurusネイティブのアプリはいまだに公開されていたりと、しぶとい、もとい、根強いユーザーはいるもよう。万人に進められる機種ではないものの眠らせておくにはもったいないマシンです。





我が家のファイル共有

2009-02-04 00:00:08 | ぱそこんのこと
 我が家で使っているデバイスは、既出のLet's note、Zaurus、iPhone、それとデスクトップ機(NEC製)との4台である。その間のファイル共有の考え方はこんな感じ。ZaurusとiPhoneの繋ぎ方は似ているので、図中でZaurusは省略。

090131

 もうちょっとスマートにならんもんかと思い試行錯誤はしましたが、いまのところこんな構成に落ち着いています。まず、メインマシンとサブマシンの間はオンラインストレージでつないでいます。うちと利用しているのはDropboxとSoonR。機能的には似たりよったりなので、普通はどっちかでよいでしょう。
 例えばDropboxというサービスですが、PCに専用のソフト(フリー)を常駐させると、特定のフォルダとオンラインストレージを同期します。ここで、別のPCにも同様にソフトを常駐させて、最初のPCと同じID・パスワードを登録すると、そちらとも同期をします。先ほどの図でいうと、メインマシンとサブマシンにある特定のフォルダがDropboxのサーバー(オンラインストレージ)を介して同期されます。PCに常駐しているソフトが同期フォルダとサーバーを監視していて、どちらかに変更があると直ちに同期をとるという仕組みなので、「ほぼリアルタイム」といえます。2台のPCがネットに繋がっている状態でしたら、片方を変更して数十秒後にはもう片方に反映されています。
 ファイル共有にはNASや自宅サーバーを立てる方法もありますが、この場合、通常はネットにつながっていないとファイルが参照できません。Dropboxの場合は、同期によって各PCのローカルHDDにデータが保持されますので、そのまま外にもっていってもデータが使えます。また、Dropboxのサーバーを介しての同期なので、相手方のPCを起動していなくても同期がとれるのも強みです。
 Dropboxは月10ドルで利用できる有料サービスですが、2GBまでであれば無料のアカウントで使えます。音楽、動画、画像といったマルチメディア系のファイルを共有からはずせば、そう簡単には2GBまでいきませんので、当面はOKです。またオンラインストレージであることを考えますと、個人情報系のファイルも共有には入れないほうがよいかと思っています。

 さて、このDropbox、そのままスマートフォンまでファイル共有ができれば理想ですが、いまのところそこまでのサービスとはなっていません。ただ、オンラインストレージの内容は、ブラウザで閲覧できますので、最低限の共有はできているというところでしょうか。編集、アップロードはできません。GoogleDocsのように、サーバー上のファイルを直接編集できれば良いのですが僕の知る限りではDropboxや類するサービスにその機能はありません。(ちなみにGoogleDocsもiPhoneからではブラウザ上での編集はできないはずです)
 今のところは、ノートPCとスマートフォンとの間では、ミラーリングをするようにしています。同期ではなくミラーリングです。ノートPCからスマートフォンにアクセスし、ファイル転送ソフトで行います。ノートPC⇒スマートフォンは、Dropboxで共有しているフォルダを転送します。スマートフォン側でファイルを編集するときは、必ず「別名で保存」することとし、保存場所も「ミラーリングフォルダ以外」のところにつくった保存用のフォルダに行うようにします。スマートフォン⇒ノートPCは、この保存用フォルダをミラーリング転送します。ソフトによっては、この相互の転送は同時に行うことは可能です。あとは、ノートPC側で保存用フォルダのファイルを手動で適当なフォルダに移動させれば作業は完了です。
 やや面倒ながら、このようなやりかたをするのは、「ファイルの競合」を避けるためです。一対のフォルダ間で相互にミラーリングをかけて同期を実現する方法はありますが、古いファイルを新しいファイルに上書きしてしまったり、削除したはずのファイルが復活してしまったりすることがしばしばおきます。相互の機種で常駐型のソフトが動いていて、ファイルを更新・削除を行った時間を常に監視していないと正確な同期はできないのでしょう。PCとスマートフォンの間でそれをうまくやってくれるソフトも探せばあるのかもしれませんが、今のところ僕は知りません。
 PCとスマートフォンとの間のファイル転送自体もいろいろと工夫が必要です。特にZaurusとかMacの場合は。そのあたりは、また改めて書くことにします。






スマートフォンと私(その2)

2009-02-01 14:15:18 | ぱそこんのこと
 個人的にスマートフォンを持っている意味があると感じる点を連ねあげるとこんな感じである。
  1.ネットの情報がPCと同等水準でとれる
  2.PCのデータをそのまま持ち歩ける
  3.外出先で簡単なデータが作成できる
 PDAのかつての主機能であったPIMについてはあまり魅力を感じていない。いろいろ試行錯誤したもののスケジュールは結局のところ紙の手帳に落ち着いている。
 2.と3.はかつてはノートPCで行っていた。当時は出先のプレゼンなど、仕事のデータの持ち歩きの必要性が今より遥かにあった。こういう状況では、スマートフォンよりもデータ通信カードが持つほうが現実的。ただ、最近の使い道としては、扱うデータも個人が管理しているものが中心で、編集もメモ作成など軽いものが多く、PCほどのスペックは不要になっている。Officeのデータが閲覧できて、テキストデータが編集できれば、ほぼ足りる。こうなると「常に身に着けられる」というスマートフォンの携帯性の方が価値が高い。
 これらの用途で使うのに、ハード的にはQWERTキーボードがないとストレスを感じる。iPhoneはタッチ式ながら一応備えていて、物理キーボードほどでなないにしてもそれなりに使える。致命的というほどの差はない。
Photo
 
 
 
 機能的には、一般的なスマートフォンなら十分なものを備えているはずなのだが、その使い勝手はOSによる差が出ているように思う。iPhoneは標準機能が何かと貧弱で、ファイル共有関係が特にひどい。なんとかフリーウェア、シェアウェアでごまかしながら使っている状況である。WindowsMobileについては使ったことないが、もうちょっと使えるんだろうなと勝手に想像。
 ファイル共有は、入力系と並んで重要な要素なので、各自が使い勝手がよいように工夫を凝らすところだと思う。次はそのへんを書いてみようかと思う。



スマートフォンと私(その1)

2009-01-25 21:46:38 | ぱそこんのこと


というわけでiPhoneの話でしようというところですが、その前にスマートフォンの話でもしましょうか。もっている人には当たり前ですが、もっていない人には参考になるかもしれません。

で、スマートフォンですが、機能的にはPDAに通信料固定の通信カードを指したものとかわりません。結局のところ、常時接続環境を手に入れるということが最大の価値です。(私の価値観では)

音声電話と一体であることは機能的にはたいした意味はなく、機械がひとつで済んで携帯性が増すということと、
通信会社との契約が現代のPDAの前提であるなら電話とまとめた方が経済的かつ合理的ということかと思います。

PDA+通信カードという組み合わせは早い人は10年近く前から使っていますね。人によっては懐かしいと思う、NTT「@FreeD」とDDIポケット「AirH"」です。私にとっては高嶺の花でした(笑)。

この組み合わせを2年近く前にスタートしました。Zaurusにソニー「BitWarp」の通信カードを指したのです。BitWarpはソニーがWillcomの通信回線を利用して提供している通信サービス。PDA限定というハード的制約と、最高速度204Kbpsと当時の目で見ても旧スペックではありましたが、通信料固定で月額2100円は破格の値段だったので加入しました。

使い道をあらかじめきっちりもっていたわけではなかったのですが、もっていれば自然と出てきました。ポイントは、先ほども述べた「常時接続環境」です。

まず、たいした用でもないのにネットにつなぐようになりました。例えば電気屋で気になる商品を見かけたら、その場で価格コムで相場を調べるとか(汗)。ほかにも本屋で手に取った本の作者をWikipediaで見るとかですが、従量制だとまずありえない使い方ですね。「常時接続端末」を持ち歩くことで、ネットの情報が生活に入り込むようになりました。

これは地味ながらインパクトがありました。ただ、これはフルブラウザを搭載した携帯でも固定料金サービスを付加すればできる話です(割高ですが)。

スマートフォンの便利さをもうすこしニッチな領域に突っ込んでみると、、、は、長くなったので、また次回ということで。

Scrn001※店員から見ると相当嫌な客だな・・・







2年ぶり更新 ~ 当面のネタ

2009-01-25 00:52:52 | ぱそこんのこと
浜松に転勤、、、などと書いてからはや2年たちましたが、まだ浜松です。

mixiにて、昔の友人たちに遭遇してしまい、
ここも覗かれているような気がするので(気のせい?)、
これを機会にホームページも再開してみようかと。

前回の再開は、見事に三日坊主になったので、
今回はとりあえず続きそうなネタから手をつけることに、、、

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ということで「ぱそこん温故知新」というカテゴリを作ってみた。
主な登場人物はこんな方々。
 
 
 

【れっつのーとくん】 Panasonic Let' note CF-A77J8 [仕様
 1999年生まれ。今年で満10歳となりますが、現役です。というか、メインマシンより触っている時間が長い。世の中にネットブックという言葉が出てくるよりもはるか前からネットブックとして活躍。なんせ非力なもんで(汗)。

【ざうるすくん】 Sharp Zaurus SL-C1000 [仕様]
 発売は2005年ですが、我が家に来たのはだいぶ値ごろ感が出た2年ほど前。最近、シャープがザウルスの生産中止という発表をしており、これも前時代の遺物となっていますが、とある理由で1日1回は起動しており、こちらも現役。

【あいふぉん】 Apple iPhone 3G [仕様]
 あまり説明の必要としない彼は昨年7月生まれ。我が家にきてから5ヶ月。仕事してようが遊んでいようが情報端末が必ず傍らにあることの意味を痛感させられた一台。我が家唯一のMacOS機でもある(笑)。

 この連中と去年とどうつきあおうか去年の夏から格闘し、最近ようやく方向性が見えてきたのだが、その間にけっこういろいろ調べたので、それを忘れてしまう前に触りだけでも書いていければと思ってみた次第。他の人が読んで役に立つようなものでもないとは思いますが。

 そんなわけで、週1回は更新できればと思いつつ。今日はここまで。